攻撃で弾き飛ばされ、そのまま尻餅をついた。
[っ、、、、、あ、、、、]
嗚咽が漏れた、これまで感じたことのない激痛と共に、視界に血しぶきが写る。そこでやっと状況を理解した。
(手を、、、刺された?)
見たことのない反応速度、攻撃の正確性、そのどれもが”資料以上”だった。
傷口から血が溢れる、血管が傷ついたのだろう、そんなことを考えているうちに、少しづつ、視界が暗くなっていく。その時、ふと気が付いた。”龍人がいない”
視界を左右させて探すが見つからない。
「おわった、、、」
任務の失敗、対象の戦闘力の高さ、思わず口からこぼれたのは、絶望とも呆れとも似つかない、力ない声だった。いや、声と言うよりもうめきに近い。
しかし、この目の前にいる”化け物”だけは、じっと私を見つめていた。
(こいつは残すとマズイ)本能がそう叫んだ。それと同時に、体は既に動き出していた。
「貴方だけでも!!」
最早攻撃の型など関係ない、力任せで、がむしゃらなに腕を振ると同時に大型の両手剣を顕現させ、ペストマスクの上半身を切り飛ばそうと振りかざす。
グチャ
緩い衝撃が全身に走る。
視界がぼやけ、全身の力が瞬時に抜け、膝を付いた。
腹から下に生暖かい感触が広がる。
「ゲホっ.....ガハッ....ウエ....」
声が出なかった。視界が暗くなり、呼吸が浅くなり始める、視界に映ったのは、ペストマスクが触手をもう一度攻撃位置に展開する姿。
(こんな.......終わりだなんて.......)
手放しそうな意識の中で、後悔と無力感が頭を満たす。
ペストマスクはそんな彼女を見据え、最後の一撃を放とうとした。
このルート来るまで何人のアーサーが肉塊になったのやら()
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次は私が終わらせます()
あれ?モルさんがほとんど書けてn(((殴
リバさん書くのか、ok