あーねむ
副管理人(再雇用) b92cc25641
2025/08/11 (月) 09:32:43
「…よぉ」
「…久しぶりだな」
「仕事は?」
「順調だよ」
「運、悪かったみたいだな」
「どうだかな」
「そろそろ戻れよ」
「そうするかな」
「あまり早く会いに来んなよ」
「当分こねぇよ」
「そうか」
差し込んだ日で目が覚める。乾いた汗が肌に不快な感覚をもたらし、思わず顔面を拭う。
瞬間、視界にあるものが飛び込んできた。
銃。カスタムされたAR-14。
「あぁクソ、家みたいにゆっくりしてらんねぇな」
ひび割れたアスファルトから体を起こし、ヘルメットで重量が増した頭を叩く。銃を手に取り、よろめきながら走り出す。
「うわっと」
真横のビルの土手っ腹が爆発し、爆音と共に側へ瓦礫と鉄筋が落ちる。特徴的な音からして迫撃砲。どこ製だかは、この島じゃもう判別つかなくなっていた。痛む全身に鞭を打って走る先は、味方が築いたバリケード。スヴァーリMGSが外の何かへ発砲するのが見えた。
ここは海南島海口市。
世界有数の地獄である。
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