第1回4月14日の授業リスポンスを16日(水)23時59分までに書き込んでください。
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事前に資料を読む中で、富澤先輩の卒業論文は膨大な量の文章になっているにも関わらず、第1章~第3章まで自身の主張から議論が脱線することなく、誰が読んでもわかりやすい論文になっていると感じました。私は『華麗なるギャツビー』を村上春樹氏の日本語翻訳版でしか触れたことがなかったのですが、富澤先輩の論文にあった1974年版の映画ではギャツビー視点の世界観が描かれていることを論文を読んでいく中で理解できました。私は今回の講義で卒業論文を書いていくにあたって重要な点は「論文の構成」だと感じていて、富澤先輩の卒業論文において①1974年版の映画②2013年版の映画という構成にすることで、それぞれの映画の違いを読み手に印象付けているのだと学ぶことができました。また、末廣先生から論文を書いていく中で、構成を変えることは成功例もあるがかなりリスクもあると聞き、論文の骨である論文の構成をきちんと考えていきたいです。今日の講義で紹介された先輩のやっていたこととして個人的にこれは得意かもしれないと感じたことは、卒業論文ノートを制作するということです。日頃から練習したことは体が覚えるのではなく文字に起こすことで脳が覚えるのだと思って、ノートを書くようにしているので、ゼミでも卒業論文ノートを作って、文字にして頭を整理して、気になる点をわかりやすくすることで時間を有効に使えるようにしていきたいです。
私は今回鈴木先輩の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のレポートを拝読しました。この映画を最初に見たときシーンの移り変わりや内容にいろいろな要素があり、内容を掴むことに非常に苦労しました。しかし、今回鈴木先輩のレポートを拝読し、問題として提起していたニヒリズムの脱却と時間という円環構造を合わせて考えていた点に大きな衝撃を受けました。母と娘という親子関係の中に存在するニヒリズムを時間という円環構造と合わせて、そして、円環構造という循環から抜け出すことができていないという構造で書かれており、現在卒業研究のテーマを考えている私にとって非常に参考になりました。そして、今回、ゼミの授業では皆それぞれ異なる作品について意見を述べており、その詳細を聞いていく中で他の先輩の作品もぜひ読んでみたいと感じました。まだまだ、レポートを書く際の課題が多いのでこれから、より多くの先輩の作品に触れていこうと感じました。
先輩の論文と自分の決定的な差は、深堀りする上での知識や比較するための材料の準備や、分析力にあると感じました。ピックアップしているスクリーンショットは全てが無駄のない選択になっており、ただ見ただけで分かることを書き連ねるのではなく、そのシーンが挿入された意味について深く調べることが重要だと気がついた。他の作品のオマージュであることを分析することによって、その考え方が主観的なものではなくなり、より論文に深みが出るのだと感じました。視野を広く持って卒論に望むことが求められているのだと感じました。先輩の論文を参考にし、より良い論文を書くために、一つ一つのシーンの意味を考えたいと改めて感じることができました。
4年初めのゼミお疲れ様でした!
冬合宿でも取り扱った鈴木桃香先輩の『イン・ザ・ハイツ』のレポートを読ませて頂きました。そこから、序論では先輩が『イン・ザ・ハイツ』に出会った理由を説明していたり、レポート全体で分だけでなく写真を取り入れることによってレポートとしてわかりやすい構造になっていました。さらに、写真に関係する話で、劇中に登場する他の作品のオマージュがある際にそのオマージュ作品の写真を載せるだけでなく、『イン・ザ・ハイツ』においての使われ方と、オマージュ作品においての使われ方の比較がなされており、これは是非真似してみたい手法であると感じました。また、最後先生が言っていた卒業研究のためのノート作りをしている先輩がいたという話を聞いて、自分も卒業研究の制作において思ったことや、感じたことがあったらメモする癖をつけようと思いました。
今回私は野田先輩の卒論を読ませていただきましたが、他の先輩方の卒論を読んだゼミ生の感想から、MVPに選ばれる論文はどれも構成がしっかりとしていて、論点がズレていかないことが重要だとわかりました。また、それを可能にするほどの細かい分析が必要なのかなと感じました。スクリーンショットを効果的に使って、カメラワークやオマージュ作品を自分の立てたテーマに沿って根拠をもって主張するために、作品をより細部まで見ていけるようにしたいと思います。
ノートを作ったり面談前に準備をしたり、地道な積み重ねが良い卒論に繋がると先輩方のしてきたことからわかったため、日頃から向き合っていきたいと思います。
今回、MVP論文に目を通す機会を設けたことで、現時点での自分のレポートと今回の授業で自分が取り上げた佐野先輩のレポートや他のMVPの人たちのレポートを比べると全体的に一回りレベルが数段上であると実感した。特に文章構成力、理由に対する具体的な根拠の2つは真似しなければならないものであると感じた。
佐野先輩の論文を選んだ理由として、授業でも先生が仰っていたが、彼女だけがアニメ映画をテーマにした卒業論文でMVPを受賞していたことに非常に興味を惹かれたからである。単なる映像作品としてではなく、アニメというジャンルが学問的に深く掘り下げられる対象になり得るという視点に新鮮さを感じた。また、同世代の学生がそのようなテーマで高い評価を得たという事実は、自分の視野を広げてくれるきっかけにもなり、ぜひその研究内容やアプローチについて詳しく知りたいと思ったからである。自分は卒業論文の作品の候補が現在2つしか決まっていないので参考にしなければいけないと感じた。
4年生最初のゼミお疲れ様でした!
私は長島海咲先輩の論文を読ませていただいたのですが、ひとつひとつのカメラワークやショットを丁寧に分析しているという印象を受けました。歌詞に注目をしたその時の場面とのつながりや鏡などのミザンセン、また、エステラ(クルエラ)と他の人物との関係性とイギリス社会と関連付けた説明がなされていたこと、小道具の細部にも注目していたことから、授業で学んだことだけでなく、他にもたくさん映画を観てそれを分析していたり、そうするために映画分析に関する本なども見て、広い視点から『クルエラ』を分析していたことがとても伝わってきました。自分の中でとても印象的だった分析として、バロネスのパーティーでクルエラがシャンパンタワーの上の部分からグラスを取らずに、下のところから取ってタワーを崩した場面がありましたが、その場面はイギリスにおける階級と繋がっており、自分がこの映画を観た時はそのようなことは考えずに観ていた場面であったため、そのような分析もできるようになるためには、歴史や現実社会にもしっかりと目を向けるためにニュースを観たり、自分で調べてみるという行動も大切になってくるだろうと考えました。また、海咲先輩は、他の先輩とお互いに論文を読み合い良い論文を作り上げてきた過程があることを知り、「4年生では団体戦が鍵となってくる」とはそういうことなんだということが分かりました。一緒に頑張る、協力し合えるメンバーがいることでモチベーションにもつながり、良い経験、これから論文を書く後輩へも語り継がれるということが本当に良いと思ったので、良いエピソードだな。で終わらせるのではなく、自分もギブアンドテイクでメンバーと論文を読み合う機会をたくさん作ろうと思います。また、授業で学んだことや板書を見返すことはもちろん、末廣先生が教えてくださった「フィルムメーカーズアイ」も購入し、今まで気がつかなかった視点で映画を分析するための土台を作り、海咲先輩を目標としていこうと思います。
今回読んだ内田瑛美里さんの論文『映画『バービー』におけるジェンダーの非対称関係の脱却と身体の発見』は、作品を通して現代のジェンダー問題を深く考察しており、とても刺激を受けました。特に印象に残ったのは、テーマが「フェミニズム」から「身体の発見」へと移行していく構成で、これまでにない視点だと感じました。また、本文では、セリフだけでなく、映像・音楽・小道具など多角的な要素から映画を分析していた点も印象的でした。特に他作品との比較が多く、この点は自分が論文を書く際にも参考にしたいと思いました。深い考察と個人の視点が融合された論文で、とても学びが多かったです。今後、自分が論文を書くときにも、このように一つの作品を多層的に読み解けるようになりたいと感じました。