前提として、
学習(ラーニング)と保持(ストック)は別物である。バビはラーニングに、カタは両方に該当する。ストックタイプはどれもストック容量がある。一方、ラーニング単タイプ(=バビ)は未だ限界について言及されていない。
《弱肉強食》は……完全捕食した特典武具の原型である<UBM>の力スキルを一つ獲得する。変則的な学習(ラーニング)と保持(ストック)のスキルである。
ルークが<エンブリオ>ウィンドウに表示されているそのスキルを見て、俺も差し出されたので見てみた。
《ドレイン・ラーニング》Lv1:
モンスターからのドレイン時に低確率(1%)で対象の持っているスキルをランダムに一つ習得する。
パッシブスキル。
ラーニング。有名なところだと某名作RPGシリーズの青魔法だろう。敵モンスターの使う技を使えるようになる、という奴だ。バビの場合、現在の確率は1%だがそれでも100回ドレインすれば六割強の確率でスキルを一つ入手できる計算だ。スキルはいくらでも持てるので、このラーニングは非常に有用だと言えるだろう。
また、バビはスキルにリソースを割いている分、出力やステータスが低い。進化してもほとんど成長もしない。
バビもまた、あまりパワーのあるガードナーじゃない。魅了とドレイン、ラーニング、そして融合能力にリソースを割いている分、素のステータスは第四形態のガードナーの平均を下回る。
バビは進化したが……ほとんど成長していない。多少のステータスアップはあったが、その程度に留まっている。この現象についてルーク自身も調べて、一つの答えを得た。それは学習ラーニング型。バビも含む、他者の力を数多く習得できる<エンブリオ>の欠点のようなもの。スキルを持てば持つほどそれらの保持にリソースを割くことになって出力が落ち、進化の際に上昇するステータスも低下するというものだ。それには<マスター>へのステータス補正も含まれる。さらにバビの場合、スキルの数を増やすほどに個々のスキルレベルの成長速度も遅くなることを確認している。万能になるほど、<エンブリオ>の出力は落ちる。それがはっきりと出た形だ。
以上をまとめると……
ラーニング単タイプには学習量に限界がないか極めて大きいっぽい。ただ、進化しても成長しないって結構なデメリットだな。進化のかわりにラーニングでスキルを増やしているようなものだ。
なるほど、非常に参考になります
できればでいいのですが、2つ目の参考欄にある文章はどこの話のか教えていただけないでしょうか?
参考欄2つ目は159話と460話
https://ncode.syosetu.com/n5455cx/159/
https://ncode.syosetu.com/n5455cx/460/
ちなみに、なろう本文検索https://narou.ykllog.com/
を使うと記述を探しやすいよ。作品の本文全体からワード検索ができる。
ありがとうございます