そういえば、メスジアのファッションの話など、この第二巻になってからカロッダが急に近代のヨーロッパになってきたような印象がする。前巻ではもっと古めかしい時代かのような気はしていた。
もちろん、われわれの近代や中世やという観念とはこの世界の文化史事情は違うのだろうが、「太古の昔は母系社会」という理解にしても、フラムロートとライラの間だから話が通じる"近代思想"なのかもしれない。それとまた別に、上に書いたフロー教の知識の中にその論も伝承されているのかもしれないな。
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これはこの間、『勇魚』のときにも読んでいたな。あれは幕末の話だった。交易商や属州総督の屋敷は昔からそうだったような、その特徴を書くのにいう、か。