フイムル
文中の「フイルム」はフイルムであってフィルム、ではない。これは、著者が富野由悠季でなくても日用的、世代的に使われることで、読者のわたし自身は「フィルム」としか言ったり書いたりしたことはないがエッセイを読む際にどうでもいいことだ。
ある箇所では、「フイムル」と書かれていても、誤記なのはわかっているが誤植とはみなさないのは、前回かいた。正字法としては誤りだが読者にもわかるものは問題ない、そのうえで著者の個性的な手癖が出ているので放っといてほしい。
タビング(ダビング)は許せない気がする。tubbing、かのような誤解を招く?……そんな理由ではとくにないが、これはわたしにはちょっとない感じ。
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タとダ、わたしにも「は」(ha)と「ぱ」(pa)を打ち間違うことは日頃よくある、と先日かいた。わたしでも、誰でも日頃することがなんで著者の個性だ。
「シュミレーション」とか「アニヒレーター」は原文にそう書いてあるものは直すべきでない。「エアコン」を「クーラー」とあってもそうだ。そんなのは原文改竄だろう。上の、フイムルは、愛らしいかんじ。
「あとがき」中には、「フィイム」にまで変形している。「フィルム」と書きかけても「フイルム」と修正するような書き方をしていなければこうはならないのではないか。