福井晴敏『∀ガンダム』もこのさい、併読する。わたしはこちらは既読。「月に繭 地には果実」というサブタイトルをつけるのが今は正式らしいが、今ここはこれで。
いま、佐藤版1「一:実験」福井版上「序章 正暦二三四三年・初夏」まで。この書き込み方はわずらわしいな。ロランがコヨーテと戦って河にもぐって祭に闖入した夜まで。
両版の相違点を較べ読みしたい気は、そんなにない。じきにどんどん違っていってそんなこと言えなくなるのは分かっているし。「ハイム印空缶鉱山」(佐)や「太陽電池芝」(福)のような用語のいちいちも同様。それよりは、人物の心情や、物語の書かれ方が何を重点にしているか等を較べたほうが、面白いし、眼力も問われるがどっちもまだ序章。今夜おわりにしようかな。
福井版の序文の、旧世界神話の「きらめき」――人類が自らの消滅(死)を忌避するまで傲慢になり増殖した結果、自らの手で同類を抹殺(間引き)するようになるという殺戮歴史観は、流石に富野ガンダムのこれまでの作品の要所を押さえていると思う。90年代のWかXか各OVAの関心からだと、そういう文章を最初に置かないはずだ。この頃、福井晴敏氏については小説ブレンパワードの「解説」を提供しているので前回触れた。
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いま、佐藤版1「一:実験」福井版上「序章 正暦二三四三年・初夏」まで。この書き込み方はわずらわしいな。ロランがコヨーテと戦って河にもぐって祭に闖入した夜まで。
両版の相違点を較べ読みしたい気は、そんなにない。じきにどんどん違っていってそんなこと言えなくなるのは分かっているし。「ハイム印空缶鉱山」(佐)や「太陽電池芝」(福)のような用語のいちいちも同様。それよりは、人物の心情や、物語の書かれ方が何を重点にしているか等を較べたほうが、面白いし、眼力も問われるがどっちもまだ序章。今夜おわりにしようかな。
福井版の序文の、旧世界神話の「きらめき」――人類が自らの消滅(死)を忌避するまで傲慢になり増殖した結果、自らの手で同類を抹殺(間引き)するようになるという殺戮歴史観は、流石に富野ガンダムのこれまでの作品の要所を押さえていると思う。90年代のWかXか各OVAの関心からだと、そういう文章を最初に置かないはずだ。この頃、福井晴敏氏については小説ブレンパワードの「解説」を提供しているので前回触れた。