このあとすぐにバランモンのムツトウが登場する。
バランモンは旧版の範囲では登場しなかった、迫水が会ったことがないタイプのコモン人で、流浪の学芸家、「哲学をかたる寄生虫」とも言われている。処によっては尊ばれるが、アマルガンのような(実戦主義の)武者には嫌われている。
インドの話の続きだと、ミリンダ王みたいな王侯の顧問をしている学者もいる一方、諸方を流浪しては議論を好む乞食学者もいたとかの……。そういえば『十王子物語』をトピックを立てたきり中断して忘れているけど、ああいう伝奇に出てくる。
出生によるカーストとしての知識者階級ではなさそうか。婆羅門か仏僧かのような、宗教はない・神はいない、ということにバイストン・ウェルはなっている。日本的にわかりやすいイメージの語彙にはないのか。修験者や修行者というわけでは必ずしもなさそう。道人とか上人ではどうだろうか。
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歴史については「フェラリオの語り」に歴史学者の居場所を取られてしまうのではないかと言ってた。フェラリオとバランモンに学的な交流はなさそうでもある。