もともと愛情はもってるつもりはないところにこの空虚な人物から「おまえはあの娘を愛している」と言われて、そんなわけあるか、そうではないと言いたいところをここはぐっと押さえる、という多重屈折ぶり。最初から愛はなかったのはたしかだが、この「屈折」を設けられることに意味があるかのよう。
リルーンがコーリングの術でひとの心に支配的影響を投げると同じく、ラルドナーの心にザスティスが影響を投げていたのはそれなりに同じだろう。今は、前回『The Storm Lord』からの続きで読んでいるから思い出した。
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