Hunting the White Witch (Book 2)
Book 2 - Part I: In The Wilderness 今夜ここまで。
SHADOWFIRE
The shining dark, the reflection of the flame upon the wall: Shadowfire.
WW
It seemed to me then, the brief ignition faded in the stones, a shadow oozed from the fire and rested flickeringly against the slate wall. The fire’s shadow, a sort of shadowfire itself, resembling the dark reflection of a brightness and a strength burned out what was lingering, with a faint dull luster, in me.
これが後の作品では「タマスターラー」と同じ意味だとはまえに書いた。それも邦訳しか読んでいないのでまた読もうかな。そこまで行ったらね。
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Part II: White Mountain 今夜ここまで。
話の本筋とはべつに、この章中に世界が丸いことについて書いてある。Birthgraveの世界の形は第一作で既に見ている。リーの作品ではこの三部完結と入れ替わりに「平たい地球」シリーズ第一作が始まるのだが Flat Earth の世界(地球)が平たい理由はそのシリーズ内外、リー作品を通して読んでいると漠然とわかり、それより更に後のパラディスなんかを読むと『ああ、もう平たくないんだなあ』のような感想をもつことがある。Kainium でのここのくだりは今ここでは余談だが、アズュラーンの物語をなぜ書き始めたのか当時の気分がわかる気がする。
それにしても、「主人公の名前(呼び名)が旅の間に次々変わっていく」(一人称=I)という小説の趣向は、このシリーズは効果的で面白いんだけど、読者間で語るにはやりにくいな! これは英語でも日本語でもむずかしい。ヴァズカーはヴァズカーで通ると思うけど。
「ヴァズカー」にしても、最初は「その名で俺を呼んだら殺す」などと言っていた。
21歳にして70歳みたいな気分のような老成したことを言いながら、17歳少年に対して自分は小学生みたいな悪戯を考えて悦に入ってたり、基本的に性格が変わってなくて好き。
読メからブクログに作業場を移している間で、今回だけ場所をまたいでレビューを送っておく。
終章の2節末は第一作の結末の文章のリズムを必然的に思い出させる。She had never been...あたりから。
これはわたしは「日本語ならどう訳す」という一方の関心があったのでメモ。この三作読んでいてもたびたび感じたのは、リーは神憑り的にアドリブで書き進むような勢いを好んでみえる一方、自分の文章を後から丹念に読み返してずっと前の章の表現の片端を拾ってきたり端役のキャラクターを意外な場面で再度起用するのも大好きみたい。