かとかの記憶

夢記 / 25

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昔の恥の記憶と心傷は時間が経ってもたびたび夢に戻ってきていたんだろうが、最近また頻度を増しているようだ。虚実まじり……というか、現実の人物の名前などはほぼ誰一人憶えていないのに、その中にアニメかゲームキャラのような二次元存在が同次元で動いていて明らかに虚構だとわかる。

泥酔した中年・初老の学者たちが地べたに寝そべって大声でののしり笑い話をしている。わたしのことだ。中には女もいる。場所はわからないが、加茂川と学院の裏山を合成したような土手だと目覚めてから思い返した。見下ろしている隣に学生がいて、それに「あれはなんですか」と訊ねている。息を殺して低く、「あんたも仲間ですか」と言っている。

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    夢を見ている頻度(見たと憶えている頻度)は高いが、文章化できにくいという日々がつづく。暴力的なこともあるが夢で暴力が面白いと感じていることは、正直にいってそんなにない。
    わかるのは、老いにせよ若きにせよ人間の根本的な質――群れ傾向か、そうでないかは一生変わらず、その根拠に憎悪は根深いこと。十六、七を最後にフレンドらしいものはいたことがないが、もっと幼くても同じようなこと。