日曜日の朝のバスの運転手は
無愛想だった。
びしょ濡れの人間に非情です
来る筈がないバスが来て
心の準備も身だしなみの準備も
出来てなく
バスジャックなのか
ヘルメット被ってるから脱いで
挨拶
X14このヘルメット被る人間に
悪党はいない。
お金を差し出すと受け取りもしない
札はどうする?
不馴れな原付乗り
乗客たちの冷たい視線。
バスは動き出す
リオンさんから返事はない。
このバスもしかしたら途中からルートが
工房前を通過しない路線かも
バスの中には次の次までバス停の名前は出るが聞き覚えがない名前ばかり
もしかしたら途中で降りるか
完全に路線間違いか
運転手に聞いてみる
そんな瞬間
電光掲示板が示したバス停は
歩いて工房まで行きやすいバス停
良かった
近所の路線のバス停の名前もわからないから(焦
通報 ...
その次は更に近いバス停 フフフ
メットを被りカバンを持って降りたが
カバンの中を見ると財布はあるがサブスマホが1台しかない、バスの中でラインの確認してながらとんでもない路線に乗ってしまった心配に切り替わりメインスマホを忘れたみたいだ。
サブスマホはLINEあるが、愛人用見たいなもので連絡が出来ない。
歩きながらサブスマホの電源オン
メインスマホの検索
やはりバスの中みたいだ。
営業所に工房の電話で連絡
そのバスの運転手に連絡してもらえるのか
それは直ぐに出来ないと言う
終点の駅に到着した
スマホの位置情報は助かる
電話を鳴らす
何度も鳴らす
乗客が持ち去った形跡はない
なかなか終着駅から動かない
また鳴らす
置いてきぼりのジャイロキャノピーも心配になってきた。
メインスマホが無いとリオンさんに連絡も出来ないが到着時刻にはまだ1時間ある。
エンジン始動できない場合
トランポに一人で載せられないのだ。
トランポの段取り開始
長いタイプの足場板がない
短い足場板を3枚積んで
絶対一人では載せられない。