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野球(MLB、日本野球など) / 595

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カープのコーチは給料安いよ。プロレベルではね。だから外人選手とかを絞れば、簡単に黒字に出来る。外人に4-5億円使ってるはず。堂林なんて安いし、一軍戦力にならなくても引退興行で稼げる。會澤もパックでね。

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    今シーズン、戦前の予想以上に苦戦を強いられてきたカープは9月28日現在、借金17の4位。観客動員数も激減し、一世を風靡した「カープ女子」もいまやどこかに消えてしまった。 新井 貴浩監督が来季も続投することが決まったが、この負のスパイラルを断ち切るには、今季の低迷要因をしっかり分析し、長年にわたる球団経営そのものを検証するタイミングにあるのではないか。
    今シーズンの低空飛行の象徴となったのが、いわゆる「ゾンビたばこ」事件だった。1月、羽月 隆太郎選手が指定薬物エトミデートを使用した疑いで逮捕され、2月に球団との契約を解除。さらに7月には矢野 雅哉、前川 誠太両選手が広島県警の家宅捜索を受け、2人とも書類送検された。 もちろん、両選手の違法行為を断定することはできないが、球団を揺るがす重大問題がシーズンを通して続いたことは事実だ。

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    ただし、これを今季低迷の直因とするのも少し違う。 やはり問題とすべきは、松田 元オーナーを頂点とする組織ガバナンスの制度疲労だろう。

    ここで特記したいのは、カープ史における「衣笠 祥雄」である。 衣笠はカープ一筋23年、2215試合連続出場という空前の記録を残し、国民栄誉賞まで受賞した球団史上最大級のレジェンドである。それにもかかわらず、1987年の現役引退後、一度もカープの監督にもコーチにもならなかった。その背景について、衣笠氏と松田 元氏の関係性のみならず、衣笠氏が監督になった場合、本人がスタッフ人事にも強い影響力を持つことを球団側が警戒していた、という一部の見方もある。 つまり「誰を監督にするか」以上に、「監督にどこまで権限を渡すのか」が問題だったということだ。ゆえに歴代監督は傀儡とまでは言わないが、1975年のルーツ、2008年のブラウンを除き、球団側が御しやすい生え抜きの人物を登用してきたのが実情だ。 そして現在も、松田家を中心とする長期的な経営体制は続いている。もちろん、オーナーが強いリーダーシップを発揮すること自体が悪いわけではない。むしろカープが長年にわたって広島という地域に根を張り、独自の球団文化を維持してきた背景には、この経営形態の強みもある。しかし、強いトップが長期間組織を統括する場合、最大のリスクは「トップの判断を検証する機能」が弱くなることだ。 その対極にあるのが、DeNAベイスターズと南場 智子オーナーの経営だろう。南場氏も強烈な個性を持つ経営者である。しかし、DeNAの特徴は、オーナーの個人プレーに依存するのではなく、球団を「スポーツビジネス」として組織化してきたことにある。 さらに現在のベイスターズは、南場氏をオーナーに据えながら、社長、チーム統括本部、GM機能など、それぞれの専門領域を持った人材による分業体制を構築している。 これは「オーナーが弱い」という話ではない。むしろ逆だ。「強いオーナー」だからこそ、自分一人ですべてを決めない。 ここに広島との大きな違いがある。 来季の再建3か条は、編成部門の独立性、データ分析&メディカル部門強化、そしてコンプライアンス %%{fg:red}カープも、そろそろ「松田オーナーが何を考えているか」ではなく、「誰が、どのデータを基に、どの責任を持って決めるのか」という組織論に移行し、前近代的球団経営からの脱却を目指すべきだろう。%

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    来季の再建策は、監督問題だけではない。 第1に、編成部門の独立性を高める。ドラフト、外国人、トレード、育成、故障管理までを一体化し、数年先を見据えた戦力構想を作る。シーズンオフ、床田 寛樹、森下 暢仁、坂倉 将吾らの主力がFA宣言した場合のリスク対応も喫緊の課題だ。 第2に、DeNAに倣い、データ分析とメディカル部門を強化する。故障や不調を「誤算」で終わらせず、予防と検証の仕組みを作る。 第3に、今回の薬物問題を選手個人の問題として終わらせない。SNS、交友関係、違法薬物、コンプライアンスについて、球団主導で継続的な教育と相談体制を整え、一部週刊誌報道にあったような昭和の体育会的チーム体質も刷新すべきだ。

    そして最も重要なのが、権限と責任の再配分である。松田オーナーは「チーム一丸となって戦うには新井監督しか思いつかなかった」と説明したが、額面通りには受け取れない。他監督候補が泥舟に乗ろうとしなかっただけで、消去法としての新井続投とみるのが妥当だ。 ならば問われるのは、新井監督の能力だけではない。監督に必要な戦力を与え、現場の判断を尊重し、その結果についてフロントが責任を負う体制を作れるかどうかだ。 カープが今必要としているのは、「オーナーの交代」ではない。オーナーの役割の再定義である。 松田家が築いてきたカープとの強い絆を守りながら、経営判断は専門家に委ね、現場には権限を与え、結果を数字で検証する。「家族的経営」という美点を残しながら、「家族だからこそ異論を言えない」という組織にはしない。 ゾンビたばこ問題は、あくまで一つの事件である。しかし、その事件をきっかけに、選手管理、戦力編成、現場とフロントの関係、そしてオーナーと球団組織の距離まで見直すことができるなら、今季の惨状にも意味が生まれるというものだろう。 幸い、佐々木 泰、勝田 成、佐藤 啓介、名原 典彦など次代を担う新戦力の萌芽もあり、悲観論だけで来季以降を語るのもバランスを失している。 そのうえで、「カープ再建」の本当の第一歩は、補強でも監督でもなく、「誰が決める球団なのか」を問い直すことではないだろうか