みなさんおはようございます
秋の好天であります。『豊穣』を想起させるそれでありながら、「この上ないそれ」がならばこそ、”程ない木々の色づきや、その先にある白きをも予感させる”と感じさせられるのは、オフシーズンを控えたへら師の性でしょうか。
明るいんだか暗いんだかわからない話をさておき、
まずは、祝日23日の報告です。
この日はボッチなので自宅をゆっくり出て、なんとなく275号を北へ・・・、道中で「どこでやる?」とのLINEが入り差出人はF田さんでした。
一緒に釣りができるのは望外でしたので、「じゃ月形で」、彼は旭川在住なので丁度中間ぐらいといった塩梅であります。
また、今年の月形は好調が多く、お仕事が忙しくほとんど釣りができていない彼に少しでもとの意図もありました。
現地に到着し、先着していた彼と「やっぱ流れ込み」ってことで並んでの釣りでありました。
相変わらずの高水位でステージは全没でしたが、同場所は中でも長靴でギリできる感じでした。
といったことで、釣りが始まったのですがこれが・・・。
忙しい合間を縫って旭川からわざわざ
かなりのジャミで、「ガッチャガチャ!!」の状況でありました。
ままそれでも、「打てばわかるさ、迷わず打てよ!!バカヤロー」ってことで打ち続けていくと、ぽつぽつと釣れ始まったのであります。
結局12時に竿をたたんで管理人は29枚でした、F田さんは半分ほどだったでしょうか、名手であることは間違いのない彼をして練習不足はやはり勘の鈍りなんでありましょう。
曰く「練習は噓を付かない」と為すならば管理人的にはシーズン当初の2月から努力だけは続けているので、凡夫も色はつくと嬉しい限りでありました。
この日の特筆は、尺上こそ数枚ありやナシやだったのですが、中型以上が随分と多くて、直近の月形の印象が「小べらの数釣り」でしたので、意外な印象でありました。
そして、土曜日であります、今度こそ完全ボッチだったので、天気予報を考慮しつつしのつ湖へ向かいました。
というのもある程度の時間帯で西寄りの風が吹くとの天気予報でしたので、風が良いといった動機付けでありました。
打ってうってウッテ・・・、体感で3万回は打ち続けましたが、へらの気配を感じたことはついぞなく午後1時過ぎにノーへら(ナマズ1)で、ミナミクニキタクしました。
入座は同湖の外カーブ中間ぐらいにある吐き出し口の右突端で、左手の突端に先着がおられました。
釣れていたのでしょうか?
結構距離があるので、釣況は不明ですが如何だったんでしょうか?「午後からウッシッシ」であったなら嬉しいところであります。
カラスカーで翌日は新十津川町の菊水沼(通称野崎沼)にて例会でありました。
マスターことM田さんを3時半にピックUPし、5時前には同沼に到着しました。
前日の3万回ボッチ君にとっては、大量の仲間でワクワクウキウキでありました。
結局会員で10名、来年入会予定のオブのK林氏も参加して11名の会員で盛り上がったのでありました。
マスターは「俺は指定席」といったことで、一番下流の沼の旧ポンプ場右のポイントを迷わず選択し、そこに入るのを手伝って、さあ今度は自分の番であります。
この沼は北から南に向かっての旧河川なのでヒューム管でつながってはいますが、それぞれ違った沼とした釣り味を持っています。
管理人的には、一番上流の沼が好きなのですが、ここが一番モジリが有り有望と見えたのですが、皆の思惑も一緒と見えて、ここに6名が並びました。
で、この混雑ぶりでしたが対岸の西面は誰も入ってはいません。
東の対岸は人気でした
といったことで管理人は、自車を東側の北寄り(2台駐車可)に止めて、コロコロで道具を運んで座を構えました。
イメージ的にはバス停1つ分歩くというか、茨戸のパークゴルフ場の2倍歩くイメージでしたが、舗装の上でしたので、時間は掛かりますが、そのあとの「あずましさ(駐車で近隣住民への迷惑)」を鑑みると、まあこの方法が最適で有りましょう。
「いやいや、止める場所は有るんだよ」との、それはあるのでしょうが、元来が地元ではなくって外様の身ですから、ガラポンで管理人的なスタイルとしてはこれが一番と考えたのであります。
想定外だったのは対岸に行ってみると、恐らく地元会の例会でもあったのか、堤防の草刈りや沼の藻刈もすっかりきれいにされており、「どうぞどうぞ」の快適な釣り座を使わせていただいたところでありました。
電車道で広く堤防が刈り込まれておりました
夜明け前
表現は聊か尾籠ながら、「キャンプ場のトイレに恐る恐る入ったら、お掃除が行き届いており安心して使えた」ってな印象でしょうか、先釣の方には敬意と御礼を申し上げます。
さて肝心の釣りですが、まあわかってはいましたが開始から2時間ほどはウキが見えません、東に向かっての釣りですから逆光であります。
開始が6時前で、一枚目が出たのは7時でした。
基本的にはウキは見えない(13尺1.2本、スコープでやっと)けど、「どうせ動かないし―」とした状況でありました。
竿が短すぎたのか、寄りは終日この沼のポテンシャルを鑑みると随分と薄いというか物足りないと感じさせられました。
結局、釣れ出しから2時間の9時で20枚、その後10時までの1時間に大穴が空きほとんど追加ができず、一転して10時からの2時間で40枚を釣って最後の1時間(13時納竿)で4枚とまた穴が開いた釣りでありました。
64枚7K強の釣りでしたので型は勿論のことかなり小ぶりが多かったところであります。
特筆は、この日唯一の尺上が39といったことで、これが来たときはさすがに痺れました。
思わず台上で計測しちゃいましたが、慎重に事は為しましたが危険なことこの上ない行為ではありますよね、なのでおススメしません。
サンキュー39!!
なお2位はマスターことM田さんが「35クラスを2枚39枚の中に混ぜた」とのことで入り、帰りの車はワンツー相乗りといったことで、会話は盛り上がったと付け足しておきます。
2週間後の放流の打ち合わせを例会終了後にして、「じゃ今度は放流で」を合言葉に第10回野崎沼例会はお開きとなったのであります。
おっと、そういえば特筆です、この日の当たりは随分と特徴的でありました。
馴染み込みでうっすらと触りながら、「時間を掛けてなじんでから弱くシモルようなあたりで釣れる」のが殆どでしたが
、これがほぼ全員に共通でしかも沼が違うマスターも全く同じ状況でした。
管理人的にはリズムが遅くなるので、「カラでもいいからツンあたりを」と色々エサを工夫しましたが、この日の傾向なのか、やはりツンが出せず他の当たりのノリも悪く、「時間を掛けて馴染ませてその後のシモリに照準を当てる」釣りになったというかなってしまったのであります。
喰い渋りと、文字起こししてしまえばそうしたことなんでしょうが、力玉やヒゲトロなど別アプローチが打開策だったかもしれませんが、取り敢えずは釣れている状況下でそうしたエクストラ選択は管理人にはできなかったです。
まあ普段しないことなので、例会じゃなかったならトライしてみたかったところではありました。
あとは、この日はやはり南寄りの風が強く、振り込み精度の差が釣果に出たと感じました。
右利きばかりが対岸に並んだのですが、やはり左からの風は右利きには鬼門です、力を籠めると右に飛んでしまうのですから往生必至で有りましょう。
管理人的には一人対岸で右斜め前からの向かい風でしたので、仕掛けの回収は楽だし振り込みも水面すれすれを通せば無風並みに快適振り込みでしたので、対岸の往生ぶりには「気の毒」と感じたほどであります。
へら鮒釣りは、大きく分けて二つの側面があると管理人は常々思っております。
他方はエサや仕掛けなど、釣り上げるための技術なのですが、一方ではその釣り上げるための技術を発揮でき得る段取りがあると思っております。
具体的には、振り込みや取り込みなど”釣り上げる前釣り上げた後”の技術です。
こうした技術は、意外に重用視されませんが、実はかなり大事な技術だと思っております。
ならばこそで、平素の釣り条件(無風や追い風)に甘えずに、常に高いレベルの完成度をめざすことが重要と感じております。
また、何なら多少の向かい風に敢えて・・・、とした自身を高めるための背伸びを心がけることで、技術の研ぎ澄ましができると思っております。
こうした考え方は、へら鮒釣りにはスポーツの側面もあると考えている管理人独特のものでしょうか、ただ管理人はこうしたとらえ方をこれまでしてきたので、振り込みや取り込みなどには相当にこだわってきました。
ポイントに入れることができれば釣れる、そんな状況下で「なれど風で振れない」は、やはり本当に悔しいのです。
「あたりがあって釣れているけど、向かい風で釣りづらいから移動する」なんてことも、本当にもったいない話で、この日の釣りも風が強くなってから対面の釣況は下降したのですが、逆に管理人のポイントは寧ろ好調になりました。
上手い釣りもありますが、強い釣りもあると感じた例会のココロダー