そもそもリターン=利益、リスク=危険度という普遍的な考えで行けば、まず「前に出る」行為は「危険(リスク)を招いて利益(リターン)を得る」ことなので、「前に出れない=リスクを招く」という言説自体が間違っている
前に出ないというのはリスクを招くことではなく、「利益を得られない=リターンが低くなる」という方が適切
そもそも「前に出れない=有効キルが取りづらい」と同義であり、有効キルの取りづらさは>> 2427でも言及していて、既にリターンからその分を差し引いて論じている
もちろん、前に出てキルする=有効キルを取るのが一番高いリターンを得られるけど、
前に出てる時点でリスクを負うことになる(当然だが、前に出るほどデスしやすい)
多くの前線武器は、有効キル=リターンを取りやすい代わりに、高いリスクも負っていることになる
つまり、ハイリスクハイリターンで釣り合いが取れているわけだ
これを、前に出ても多少なりともデスしにくい=ミドルリスクに、そして得られるリターンが爆発的=超ハイリターンにできる武器が、前衛や中衛の環境武器になっている
デスについては間違いなくリスクの話ではあるんだけど、
デスした時の影響は>> 2433が指摘する通りリッター以外の後衛武器にも全部共通する話
チームのアンカーである限り、リッター以外のどんな後衛武器でもデスしたら大量カウントを献上することになる
そして統計を見れば分かるけど、そもそもリッターってものすごくデスしにくいんだよ(何故デスしないのかは>> 2401参照)
他の後衛と比べても明らかにデス数が少ない
つまり、「デスしたら大量カウントを献上」の「デスしたら」の部分がリッターには極めて起こりにくいわけで、
だから他の後衛よりも遥かに低リスク、相対的にノーリスクと言えるほどなわけだ
リッターと同程度にデスしにくいメインは、統計を見てもトラストくらいしかない
そのトラストはメインのキル性能が低いからリターンも低い、つまり「ノーリスクローリターン」
それでも多少リターン側に貯金ができるので、環境にも少し噛んでるかな、って感じになってる
塗り拡げができないリスクについて言及されてるが、
まず塗り拡げをすることについても、リスクではなくリターンの話なので、これも間違っている
塗り拡げができることは、チームにとってリターンだからな
では、その「塗り拡げのリターン」はどのくらいの大きさの利益なのか?
具体的に言えば、「後ろでキルすることしかできない武器」と「前で塗ることしかできない武器」を比べて、どちらがチームにとってリターンが大きいか?それを考える必要がある
「後でキルしかできない」のは間違いなくリッターで、
「前で塗るしかできない」のはモデラーあたりが典型だと思うけど、
じゃあリッターとモデラー、チームにとってリターンが大きいのはどちらか?と言われれば、もちろん構成にもよるけど大抵の場合はリッターだよね
Xマッチの王冠人数を見ても、圧倒的にリッターでしょ
つまり、「後ろでキルしかできない」と「前で塗るしかできない」を比べると、リターンが大きいのは間違いなく「後ろでキルしかできない」方だ
それほどまでに、少なくともXマッチでは、塗りよりもキルのリターンが高い
前に出て塗るよりも、後ろでキルする方がハイリターンである
だから「キルが取りやすいという時点で明確に大きいリターン」と書いたんだよね。実際その通りだし