このブキの使い方はかなり「人による」
まずひとつに、できることの多さ
ローラーらしい多少のガバが許される一撃必殺とそれなりにしっかり塗れることを両立したメインだから選択肢が多い=立ち回りの幅が広い
ただし可変ブキの宿命として各性能は半端であることを念頭に置いて次のことを考える必要がある
ふたつに、両立してるけど両立できない矛盾性
塗りを目的としたインク出しとキルを目的としたインク出しが性能的にもポジション的にもほぼ対局に位置している(逆に両立性が高い対照例はモプなど)ため、同時にはひとつの仕事しかできないし、仕事を切り替えるにあたって物理的に時間がかかるのも避けられない
何よりキルという試合への影響が大きい方の行動を生むのが短い方のモードなのが痛手
みっつに、実は必須ギアパワーと呼べるものがほとんどない反面、できること全部やろうとするとGP枠が圧倒的に不足する
ひとつめに書いたできることの多さがカスタマイズの柔軟性にそのまま繋がっている上に、アク強人速が基本不要だし「何につけても無いと始まらない」レベルのギアパワーも意外とないので割と何でも積める
かといってヴァリに叶う仕事の全てを補強しようとすると枠が無限に足りないので、コンセプトに基づいて尖らせるか全対応する代わりに何もかも中途半端にするかを選ぶ必要はある
人速に呪われている某ブキ種等に比べりゃ贅沢な悩みだとは思うけどね
そんな感じでこのブキは塗り後衛もキル前衛もできる両刀ブキみたいなツラしときながら、実は全衛運用が一番難易度高かったりする
半端になることを避ける・試合のスピードについていく考えで運用するなら、特徴の一端を強みとして伸ばせる一方でもう一端が運用しづらくなる。尖らせる方向も大きく分けて少なくとも2つある
「なんでもできるブキ」って言葉が似合うのはカスタマイズの可能性が多方面に拡がっている机上のヴァリアブルに対してであって、いざ試合が始まったら言うほどなんでもかんでもできるわけじゃない
じゃあ何ができるのと言われたら、それは事前に決めた立ち回りとギアのコンセプトによって為せる役割の比重が違うから、とどのつまり「人による」としか言いようがない
もちろんブキ性能からして尖り切っているブキに比べりゃ、ある程度はなんでもしなきゃいけないけどもね
あまり尖らせすぎると「その立ち回りはヴァリより○○の方がいいんじゃない?」って思われるのはわかるんだけど、おいらはヴァリを愛していることがこのゲームを遊ぶ理由の9割を占めている人間だから、そこはむしろ「あんな立ち回りもこんな立ち回りもこれ一本で受け入れられる懐の広さよ!!」ってなるんだョ…… あとヴァリ4でオープン潜るの楽しい
メインでできることの幅が広いのはいいですよね
なのでメイン効率は正直かなり欲しくはあるけど積みすぎても効果が薄いから悩みどころ