疑問はごもっとも。そしてそれはある意味当たり前のことなのだ。なぜなら、実際にこの機体はプロペラが2枚1組で前後にずれて別々に取り付けられているのである!!!
じゃあなぜこうする必要があるかと言えば、元々はXF5Uのプロペラにかかる荷重・振動を軽減させるためのものだった。実機にはこの2枚1組の4枚プロペラが前後へ10度傾く機構が装備されており、2枚1組のうち一方が前へ傾くと、もう一方が後ろへ傾く。ブレードが前へ傾いたときはピッチが減じ、後方へ傾いたときはピッチが増す。つまり、各2枚翅ユニットがシーソーのように連動する構造だった。で、なぜ2枚1組で4枚になっているのかと言えば、この荷重軽減機構を成立させるため、2枚ずつを1ユニットとして構成し、それぞれを前後に少しずらして配置したのだと考えられる。飛行中は、おそらく外部の力によって受動的にプロペラが傾き、それと連動してピッチが変化する、というようなものだったんじゃないだろうか。

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