エクロシア「……無用な質問でしたね。ええ、行きましょう―――――『 地獄 』へ
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エクロシアにより切り裂かれた空間の裂け目。その先へと通じる「地獄」へ、彼らは堕ちていく――――――
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― 地獄 ―
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エクロシア「―――――――――とのことで、彼に『死神の眼』の"片割"を授けたいと考えています。本人は、覚悟を決めています。」
ディガロ「―――――――(エクロシアの報告を受けるは、彼らよりも何十倍もの体躯を誇る巨人。地獄を統べる者、"閻魔"であった―――)―――よかろう… 元はと言えば、あのバゼルに『死神の眼』を与えてしまったのは私の罪だ。今更止める権利などありはしない。」
ディガロ「だがよりもよって…若き死神のプルストを選んだことには、あまりにも心苦しいものだ。「死神の眼」の代償は計り知れん。将来有望な死神を失いかねん。だが……――――私は君を信じよう。そして賭けてみる。歴代の死神共が成し得なかったことを、君に。」
ディガロ「――――――『 フロア8 』へ行け。エレベーターで降りられるよう、専用のカギをエクロシアに預けておく。」
エクロシア「……『 フロア8 』…幻の階層… 私も踏み入れるのは初めてですね。そんなものが実在していたとは…」
ディガロ「当然だ。『死神の眼』は地獄が誇る禁断の眼だ。囚人共はおろか、看守や死神共にさえ手の届かない絶対領域に保管する必要がある。到達したら、そこで眼の移植を行うといい。だが、それは痛みすら生易しく感じるものだ。眼を取り込もうとすれば、自我も理性も彼方に吹き飛ぶほどの責苦が待ち構えている。魂魄がその意地を見せなければ、死神の眼に打ち勝つことはできん。君の真の意地を見せる時だ、プルストよ。」
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