今になって武術の上でより磨かなかったことが悔やまれる。
女肉をほふることに焦点をおいた冒涜の技。少しでも真っ当な武の道を進んでいればここまでには至らなかったかもしれない。
今となってはどうにもならないが。
それでも自らの感覚を信じ、直感とセンスをフル回転させる。
そして行き着いた戦法。
グワンド「ハッ!!」
もう一度地面を隆起させ岩や砂を宙に舞わせる。
先ほどよりも弱いが粉塵と木くずなどで周囲がほこりっぽい。
とてもではないがさっきのような範囲攻撃としては威力が弱い。
それも彼は知っている。ゆえに…………
ォン―――フォンッ――――フォンッ――フォンッ――――フォンッ!!
パキ、サラサラ…………フォンッ、パキ
わずかだが聞こえる。瞬間移動のキレイな流れの中で聞こえる不純な音。
音の方向と鳴り方、そして全身の感覚で理解できる。
そして一点を見つけた。
二人が重なる位置。針の穴からほどに小さなわずかな死角。
そこにすべてをかけた。グワンドにはもう、それしかなかった!!
グワンド「ゼェエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
瞬間移動に引けを取らない速度での正拳突きをその点に見舞う。
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