庚「ーーーー。(軽く頷くなどして終始戦意がないことを示すように尾崎の説明に耳を傾け、示された写真には兵頭への注視を怠らぬよう交互に見遣っていた。普段の難波を機会は少ないなりに見ていた庚には、その写真が難波であるという主張に違和を覚えるが別人であるという証明もなく沈黙を守っていた。だがそれも、難波が『そ類似した人物』の可能性を示すまでの話だった)ーーーーまあ、彼女はこうは言っていますが信じないでしょうね、あなた方は。『よく撮れた写真』だ、ブレがなく人物の特徴等必要な情報を把握できる角度から撮影されていることは僕にもわかります。『信用の置ける筋』から得た情報なのでしょう」
庚「加えて、僕が彼女について弁明できる材料は、彼女が信頼の置ける元上司の部下ということだけ。立場上あなた方にとって無視できない敵であるということも理解はしました(肩を落とし、心底申し訳なさそうに難波に一瞥をやると、構えていた銃口の角度を上げる。事もあろうに両手をあげ『抵抗しない』意を伝えた)あなた方の合法性、機関の詳細等多々お伺いしたいことはありますが今は目を瞑りましょう。先ずは彼女自身の示唆した『人違い』の可能性も踏まえて事実を検証した方がお互いの為。難波さんをお連れするのはこの際止めません。が、私の同行が条件です。”ネタ元”には一度ご挨拶させていただきたいですしね(挨拶代わりと言わんばかりに両手を上げる際に胸ポケットから抜き取っておいた警察手帳を取り出す)ちなみにGPSは無効にしています、今日はオフですからね」
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