ゴルゴンゾーラ笹目「―――ん。」
浅野と急に目が合う。特に表情の変化はなかったが、メガネのフレームに触れてわずかにその角度を変える。
レンズが光の反射で白く光り、彼女の瞳から表情をうかがい知ることはできなかった。
ゴルゴンゾーラ笹目「分かりやすくってのはまぁ……出来るだけな。ちゃんと伝わるように教えなきゃ何もしてないのと同じだし。課題手伝うって言った以上はしっかり教えるのが筋ってもんしょ? モソモソ(時間が経過してややしけったポテトを一本ずつ口に運ぶ)」
ゴルゴンゾーラ笹目「てか、よそ見なんかしやがって……あーしの話はちゃんと聞いてくれてたみたいだから良いんだけど。答えも合ってるし(浅野が書き込んだ答えを見て頷きながら)―――っておい、んないっぺんに頬張るなって! あ~ほら、口元汚れてるじゃん……赤ちゃんかおめーは」
「ったく~……」と呆れを含む表情を浮かべながら、制服のポケットからハンカチを取り出す。
テーブルに身を乗り出し、向かい側に座る浅野の口元を拭きながら言葉を続ける。
ゴルゴンゾーラ笹目「ま、そこの問題が解けたってことは次の問題も解けるはずだよ。やってみ―――っておわ!びっくりした!尾崎!(汗 ハンカチをポケットに仕舞いながら割り込んできた尾崎に驚く)そこ2年の範囲だけど、やっぱ尾崎も分かるの?」
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