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――――それから、数週間ごとに訪問診断に来る博士と幸一郎達の交流は続いた。
最初は渋々顔を合わせていた幸一郎だったが、博士の人柄や多種多様な発明品を目にする内に打ち解けていき、最初の出会いから3ヵ月が過ぎる頃にはすっかり懐いていた。
もともと人懐っこかったアキラも、博士の事はかなりお気に召した様子であり、いつしか博士は殆ど身内同然のレベルで歓迎されるようになっていった。
ヴァナダ「(桐岡家の戸を叩き)ごめんくださーい、博士が来ましたよー。」
幸一郎「ガラッッ(ヴァナダの発言からすぐに戸を開いて現れ)博士、遅いよー!俺、ずっと待ってたんだからねー? で、今日どんなの持ってきたの?(目を輝かせながら)」
ヴァナダ「Σうぇっ!?(凄い速さで開かれた戸に驚いて)お、おぉ、幸一郎君、相変わらず早い出迎えだね…… まぁそんなに慌てなくても、今日はいつもより多く見せてあげようじゃないか。ただし、その前に君の体を診せてもらってからね?」
幸一郎「え~?しょうがないなぁ…… ちょっとだけよ~?博士も好きねぇ~?( •ε- )♡(服をちらちら捲りながら)」
ヴァナダ「Σちょ、別に好きで見てないからね?私は至って真面目に………( •̀д•́ ; )」
幸一郎「え、分かってるけど?博士ってば、本気で焦ってやんのー。ギャグなのにー。 (σ・∀・)σ(からかううような仕草で)」
ヴァナダ「ほ、ほぉ~?大人をからかうとは、一丁前に生意気じゃないか……… よぉし、それじゃぁ診察の時君にだけは"特に"いろいろしてやるから覚えとくんだねぇ?( ¬̀_¬́) ✧」
幸一郎「キャーッ!おまわりさんヘンタイがいまーす!!Σ・ ・( Д ノ)ノ(オーバーリアクションではしゃぎながら)」
幸助「(曲がり角の壁から少し顔を出し、玄関の様子を見て)………何やってんだよ、あの2人………?│▼-≖)」
蒼真「いやー、随分仲良くなってくれたようで、父さん嬉しいよ。│-ω-´)(同じく壁から2人の様子を覗きながら)そんじゃ、その記念と言っちゃなんだけど……… レフィア、"例のもの"を博士に………。」
レフィア「………了解。(そう言って、抱きかかえていたアキラを床に立たせるようにして)アキラ、「じーじ」の所まで……… GO。│ ⩌)✧(そう言って、支えていた手をそっと離す)」
アキラ「あぅ……(手を離された後も、しっかり立った状態で玄関の方を見て)……んぁ……… あうー…… ⸜( ˶ ꒪꒫꒪ ˶)⸝(それから、玄関にいる2人の方に向けてよちよちと歩き出す)」
ヴァナダ「はい、それじゃぁ早く診察の準備を……… ん?(玄関口で幸一郎の相手を済ませて上がろうとしたところ、曲がり角の方から近づいて来るアキラが目に留まり)あれ、アキラちゃ――――― !?Σ(⊙⊙)(アキラが歩いてくる姿に、目を丸くして)あ、あ、あ、ある、あるい、ある……… あ、歩いてるぅ!?え、アキラちゃん、立って歩けるのぉ!?」
幸一郎「ん?(後ろを振り向き、アキラの姿を見つけ)Σあっ、アキラ! ……ってことは………(曲がり角の方を見て、いろいろと察し)……そ、そうなんだよ!ビックリしたでしょ?ちょっと前から歩けるようになったんだ、それよりほら!アキラ、博士のとこに来ようとしてるんだからちゃんと受け止めてあげないと!(ヴァナダを強引に通路に引っ張り込んで)アキラー!がんばれー!こけないように気を付けるんだぞー!!(アキラに向けて熱い声援を送り)」
ヴァナダ「あっ、ちょ、ちょっと、分かった!分かったから引っ張らないで…… というか、君力強いね!?修行の成果ですかなぁ!?(幸一郎に引っ張り込まれながらアキラの前に来て)……あ、アキラちゃん、頑張れ!ほら、博士はここだよー!(両手を広げながら待機して)」
アキラ「あ……… あぅ………(おぼつかない足取りでゆっくりと歩みを進めていき)………んぁ…… あーうー……♪(ヴァナダの目の前までたどり着いたところで、抱っこをせがむかのように笑顔で両手を伸ばし)」
ヴァナダ「お、おぉ……! 凄いじゃないか、よくここまで来たね…… 抱っこかい?良いとも良いとも……(そう言って、アキラを優しく抱きかかえ)おお、よしよし…… 蒼真君達も教えてくれたら良かったのに……… そしたら、お土産の1つでも買って祝ってあげたのにねぇ?」
幸一郎「Σお土産…… ( ゚д゚)! しまった、それは盲点だった…… くそっ、こっそり教えとくべきだったか……! けど、そうすると博士の驚く顔が見たいっていう父さんと母さんの思いが…… 俺は一体どうするべきだったんだ………!(;`皿´)グヌヌ」
アキラ「……えひひっ、じ……… じー、じ………♪(ヴァナダに抱えられながら、とても上機嫌な様子で言葉を口にする)」
ヴァナダ「いや、そんな大袈裟に考えるような事じゃ……… え?(突然放たれた言葉に、再び目を丸くして)………アキラちゃん、今……… し、しし、しししし…… しゃ、喋ったぁ………!?Σ(◎Д◎;)ね、ねぇ、今喋ったよねぇ!?(幸一郎に)」
幸一郎「えっ?……あぁ、そうそう、アキラね、言葉もちょっとなら喋れるんだよ。「パパ」とか「ママ」とか、俺と幸助兄ちゃんの事は「にーに」って言ってくれるよ。もう1歳なんだし、それくらい出来たっておかしくないでしょ?ねぇアキラー♪(アキラの頭を撫でながら)」
幸助「何言ってんだか?アキラが最初に喋った時に一番驚いてはしゃぎまわってたのはお前だろうに。(そう言って、潜んでいた角から出て来て)しっかし、博士も博士で良いリアクションするよな?そりゃ2人に遊ばれるわけだわ……。」
蒼真「Σあ、遊んでるとは失礼な…… いつも仕事のサポートしてくれてる博士へのサプライズだよ、サプライズ!(幸助の後に続くように歩いて来て)よぉ博士、いかがでしたかな?うちの可愛い愛娘の成長した姿は…… いやぁ、本当はすぐにでも報告しようと思ってたんだけどね?どうしても驚く顔が見たくなったというか、何というか……。(,,´∀`,,)ゞ」
ヴァナダ「おぉ、幸助君に、蒼真君…… いやいや、とても良いものを見せて頂いて感謝してるよ。子供の成長というのは、実に素晴らしいものだ………。(そう言って、手に抱えているアキラの顔を見て)」
アキラ「きゃひっ…… じーじ、じーじ……♪(満面の笑顔でヴァナダに呼び掛け)」
レフィア「………トントン(蒼真の肩を後ろから軽く叩いて)………サプライズ、うまくいったみたいね………。」
蒼真「あぁ、そうだな…… 見てみなよ、まるで本当の孫とじいちゃんみたいじゃない?(ヴァナダとアキラを見て、レフィアに)」
ヴァナダ「はーい、アキラちゃん、じーじですy………(∗´∀`∗) ………ん?( ・ ω ・ )(アキラをあやしている最中、何かに気付いたように我に返り)………ところでなんだけどさ、アキラちゃんって私の事、「じーじ」で認識してるの?私、一応まだ若いんだけど………。(・ω・`;)」
幸一郎「え? ……あー、それはね?その方が呼びやすいかなって思って…… だよね、父さん?」
蒼真「あ、あぁ、そうそう…… いや、すまないとは思ってるんだけどさ?試しに呼ばせたら、覚えちゃって……… 何か、嫌だったらごめんね?(;´-ω-)a”」
幸助「別にいいんじゃない?博士って歳の割に老けた感じだし、そんなに違和感ないと思うけどな…… むしろ、お似合いの様な気もするが?」
レフィア「こら、幸助…… ごめんね博士、私達その時、その……… 妙なテンションだったと言いますか……… 娘の成長が嬉しすぎて、ついつい浮かれちゃったもので………。(; ⩌ ⩌)(蒼真の後ろから顔を覗かせて)」
アキラ「じーじ、じーじ♪(ˊᗜˋ)(ヴァナダの腕の中ではしゃぎながら)」
ヴァナダ「は、ははは……… まったく、君達らしいというかなんというか………(アキラを抱いたまま立ち上がり)まぁ、良いでしょう…… この愛くるしいアキラちゃんの笑顔に免じて、許します!( • ̀ω•́ )✧ キリッ そんじゃ気を取り直して、今日の診察を始めましょう!行くよ幸一郎君、幸助君もいつものサポートお願いしまーす!(何故かテンション高めで居間に歩いていく)」
幸一郎「あ、はーい!それじゃ父さん、母さん、行ってまいりますっ。(*`・ω・)ゞ(敬礼のポーズをしてヴァナダについていく)」
幸助「はいはい……… 2人共、アキラが可愛いのは認めるがあんまりはしゃぐなよ?恥ずかしいから………。(呆れた様子で2人について行く)」
蒼真「はい、行ってらっさい。そんじゃ博士、頼んだよー。(3人を見送って)じゃ、俺達はまたささっと買い出しでも行ってこようか…… ていうか、さっきの博士のテンション見た?おかしかったよなぁ…… 一体どうしたんだろうねぇ?σ(・ω・`)(レフィアに)」
レフィア「………そりゃぁ、アキラの笑顔に"あてられた"んじゃないかな?私達みたいに………。(⩌⩊⩌) ………それにしても、本当にお爺ちゃんみたいだったね、博士………。(にやつきながら蒼真に)」
蒼真「なる程、違いない…… あの笑顔を前に正気でいられる生物が、この世にいるとは考えられないもんなぁ……( ー̀ωー́)⁾⁾ウンウン な?どう見たってあれはなぁ…… いっその事、本当に「じーじ」になってもらおうかな?なーんて………(レフィアと談笑しながら買い出しに出かけていく)」