ブラン000「やあ、君は…「アキラ」ちゃんだね。"待っていたよ"。(爽やかな表情の中に含みを利かせた微笑みを浮かべる)ここだと雰囲気に欠ける。場所を変えよう。」
ブラン000「案内するよ――― 「真の社長室」へ」
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― トゥルー・ラボ ―
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そこは、殺伐で鬱屈としたどす黒い研究所跡地の最深部とは思えぬほどに白く澄んだ空間が広がっていた。
白で統一された殺風景の一室。地下最深部でありながら、
晴天の太陽の日差しが差し込んでいるかのような明るく爽やかな光が瞬いている。
まるで別次元の世界に踏み込んだかのような不可思議な感覚を、客人たちの誰もが体感する――――
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ブラン000「 ようこそ、「真の社長室」……『トゥルー・ラボ』へ 」
ブラン000「初めての客人なんだ。それなりに盛大なおもてなしで歓迎しよう…―――パチンッ☆」
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白髪の青年が指を鳴らすと、何一つ存在しない殺風景な空間の真ん中に大きなデスクと人数武運の椅子が次々と出現する。
デスク上にはいつ淹れられたかもわからないが、白い湯気が立つ紅茶やコーヒーの入ったカップが丁寧に並べられていた。
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サトミ「わ、ぁぁ~……!すごい……!さっきまでの暗い通路とは全然雰囲気が違う……わっ!?(突如出現したデスクや飲み物に驚嘆する)」
サユリ「ええ……かくいう私も、ここに来たのは初めてよ…。ここは本来、社長が秘密裏に設立したという社長室にして…あの方のプライベートルームであり、そして…社員にも共有していない秘密の研究施設だと……あくまで噂でしかなかったけれど、まさか本当に実在していたなんて……」
エルナ「……一つ尋ねたいんだけどさ、まるで私たちがここへ来ることを待っていたような口ぶりだったね?どういうことか説明してくれるかな」
ブラン000「あくまで予測の範疇に過ぎないよ。緻密に編み出した計算が導き出した仮定…これまで起きた君たちの身に起きたすべての事件や事例を把握し…そこでよぎった謎を解決するために、いつかここに来るだろうと読んでいただけさ。そうだろう…――――『 吉岡明 』ちゃん?(眼帯をした青神の少女に対し、穏やかながらもどこか固執したような眼差しを向ける)」