ガサガサガサッッ……(突然、どこからともなく何かが茂みの中を動いているような音がする)
リディア「!(物音にいち早く気付き、立ち止まって)ねぇ………今、何か聞こえたよね……?」
クトゥリカ「えぇ、私も聞きましたよ…… あーあ、マリちゃんが立ててしまったフラグが早速……。」
ガサ…… ガサガサガサガサッッ!!!!(次の瞬間、音は段々と激しくなっていき、まるで4人の方へと向かってくるかのように近づいてくる)
ポイゾーネ「は?私のせい?そんなわけないでしょ、ふざけないd…… !?(近づいて来る音を聞いて)ちょっと、何かこっちに来てますわよ!リディアさん、今すぐ迎撃の準備を!!」
リディア「う、うん!(目にも留まらぬ速さでガンケースからドライゼ銃を取り出して、弾を装填し身構える)」
クトゥリカ「おや、なんという無駄のない動きとスピード…… さすがは元『ブラックアイズ』の誇る最高戦力の1人といったところでしょうか。(そう言って、杖を手に取って)さぁて、何が出てくるのやら……。」
リルゥル「あはは、いひひひひひっ……♪(クトゥリカにしがみついた状態で、向かって来る音に楽しげに反応している)」
???「ガサガサガサガサッッ…… ボ ン ッ ッ (茂みの中から勢いよく飛び出し、4人の前に現れたのは、小ぶりでまん丸な体に大きな目と口、短い手のついた、某ピンク玉とほぼ瓜二つのビジュアルの生き物だが、全身は真っ黒で目は黄色く、足があるはずの位置にはにょろにょろと動く尻尾のようなものがついている、可愛らしさと不気味さを併せ持った風貌をしていた)」
リディア「!!(茂みから出てくるのを見計らい、狙いを定めるが)………えっ!?(眼前に現れた生き物の姿を見て、思わず声を漏らす)……こ、これって………。」
ポイゾーネ「Σひっ… 何こいつ、キモ…… って、あれ?この感じ、どこかで見たような……(生き物の姿を見て)」
クトゥリカ「………ふむ。(生き物をまじまじと見て)小さくて丸い体と、短い手……そして、目と口の形……これは間違いなく、『ティンクル族』の特徴と一致しますね。」
リルゥル「あはは…… あはははっ、あははははははっ♪(生き物の姿を見て、テンションが上がっている様子)」
―———ティンクル族とは、かの有名な星の戦士『カービィ』を始めとする種族の総称であり、このケイオスにも数多くその存在が確認されている。
一族全てが小さくてボールのように丸い体と短い手足という、とても愛嬌のある特徴を持ち、普通の人間のように言葉も話すことも出来るので、相互コミュニケーションは比較的容易で親しみやすい。
普通の生物と違って様々な【能力】というものを持ち合わせており、炎を司るカービィに水を司るカービィなど、シンプルな者もいれば、そもそも生体自体が特殊だったりと、そのバリエーションは数えきれないほど多い。
その能力を良い仕事に活かしたりする者がいれば、恐ろしい悪事に活かす者もいて、かつてこのケイオスでは何度もティンクル族同士の大きな戦争が勃発しており、その影響か様々なティンクル族が人里で目撃される機会が多く、この星の人間たちにとってもかなり近しい存在として認識されていた。
ところが、新世界における『エンド・ウォーの終戦』と呼ばれる戦争を最後に、人里に降りるティンクル族の数は急激に減少し、今ではカービィを始めとした一部の名の知れたティンクル族以外姿を見かける機会は無くなったため、巷ではティンクル族が絶滅の危機に瀕しているという噂が出ていることもある。
しかし、実際は遠い故郷に帰っていたり、人里離れた場所で静かに生きている者が多いだけで、今でも一族自体はそれなりに繫栄しているといっても過言ではない。
???「……………………(╹◡╹ )(風船のような体でふよふよと浮かびながら、じっと黙って4人の方を見ており)」