回答⑥ 首都の状況
ラヴィエベル「さて、首都の状況……まあこれは芳しくないわね、言うまでもないケド。問題はその程度ね」
ラヴィエベル「事実上首都は『政府軍西武前線基地』よ。 外務大臣アブラハムだったかしら、せっせとアルセニオ二世を売り飛ばし政府軍に統治を丸投げ……こうすることでボルカノクスを世界政府の庇護下に置こうとしたの」
ジギー「というと、事実上統治権は世界政府に委託されたと」
ラヴィエベル「アブラハム、ひいては王宮が守ろうとしたのは国ではなく世界一のかわい子ちゃんよ。つまるとこ自分達、保身、自らの利益ってこと。あくまで火の国は『非世界政府加盟国』を継続、それも半永久的に。政府主導の元ボルカノクスに徴兵制の整備が成され、一般人世界各地の戦場に駆り出され資本に組み込まれても『非世界政府加盟国』という負の烙印が『世界政府の干渉はない』という免罪符を裏付けてしまう」
ジギー「加盟国の国際世論批判を回避しつつ、非正規戦力として補充か。先の話に関連づければ『必要悪』としてボルカノクス兵をテロリストに仕立て使い潰し、政府軍兵士という需要を開拓、『戦争経済』を永久機関にしようといったところか。因果な『商売』だ」
ラヴィエベル「鳥の血に悲しめど魚の血に悲しめず。非世界政府加盟国の『民族』を『人間と認めない』とする層も存在する。上流階級には特にこれが多い。 『歩兵テロリスト』という非論理的な時代錯誤且つ程のいい悪党を、最新鋭の装備を整えた政府軍が難なく鎮圧する。 ロマンスにしてロジカル、大した損失もなく世界の警察をプレゼンできる」
ラヴィエベル「ただし、ボルカノクスで徴兵された兵士はあくまで『国家に帰属しない部隊』として扱う。こうしてボルカノクス『王宮』はこれに干渉しなかったとし身の保全を保てる。 政府軍としても、王族としてもwin-winの関係ってワケ。最も、割食っているのは王宮だけど」