カオスドラマX

"K" -奴の名は- "Chapter 3" / 12

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ながつき 2022/08/21 (日) 03:02:47 修正

ランディ芹澤「流石にこの数相手だとちょっと圧され気味なの鬱陶しいですねえ!!お姉様が外を抑えてくれているのにめっちゃ来てますよぉ!!(沈黙した兵士達を次々に盾代わりに使いながら、手投げ斧や苦無……次々に刃物を召喚しては兵士達に投げ付けるが、廊下を進む事は出来ず後退し続け)」

重装甲を纏った兵士達が損耗を出し続けながらも動きを変えない訳も無く、ランディと庚から距離を離し、建物の壁、或いは味方の遺体を遮蔽物いとして利用しながら銃撃を行う作戦へと切り替え始める。
しかし配置転換中に庚にスタングレネードを投げ込まれ、一瞬多くの兵士達が硬直する中…

其れに反応した一人の兵士が、傍に居た別の兵士を蹴飛ばし……スタングレネードが起爆する前に、その上に身体を覆い被させる

「うわっ……!」

蹴飛ばされ、悲鳴を上げるまもなくその身体で爆発と共に閃光と爆音を一身に受けたその兵士は、本来人間に致命傷をもたらさない筈の爆発をその腹に受け、装甲越しに身体を焼かれて声にならない声を上げながらバタバタと悶え苦しむ。

その兵士を蹴飛ばした張本人が、悶え苦しむ様を見ながらヘルメットと覆面を脱ぎ捨て……背中に背負っていた"有刺鉄線を巻いた釘バット"を構え、呻き声を上げる兵士に向け……ゴルフのスイングの様にバットを叩き込み、男の身体を"割り"ながら庚達の方向へと吹き飛ばす。
吹き飛ばした兵士が撒き散らす血と肉片を目晦ましに用い……あまつさえ生きた別の兵士の身体をバットとは逆の手で軽々と目の前にぶら下げて盾とし始める。

「女連中は早い物勝ちで良かったよなあ、ガキ共!!今腹が減っててイラついてんだ、相方は怪我しやがるし雑魚共は大して役に立たねえしなぁ!?」

その男……ジャクリーヌ尾崎とピノ=ノワール兵頭を惨殺した二人組の片割れ、ゴーガンが片手で兵士を盾に、
もう片方の手で持ったバットで兵士達を無差別に"殺害対象"に向かって殴り飛ばしつつ歩き、苛立ちを声音に出しながら叫ぶ。

ツィン「全員が俺達の仕事だ!ちゃんとサボらず男も殺すんだな!」
シャン「終わったら外の女だな、厄介だから他全員殺して皆で輪姦してから殺してやろうぜ…なぁッ!」

シャンとツィン、二人が同時にショートジャブの様に小さく拳を突き出し……飛来するライフルを"砕く"

大澤「……間に合わんか、庚くんに森野くんは任せるべきかも知れんな…分かっていた事とはいえ中々苦しい目に遭わされたものだな(拳銃を双子に向けながら後退り、庚の傍まで寄り……倒れ伏す松岸と、彼女に抱えられる岸波に目を遣り)」

森野「妙な事考えてんじゃあねえだろうな……あんなガキ二人とクズ丸出しの中年野郎なんざに…(拳銃を双子に向けたまま、視線は動かさず)」

岸波「(血の混じった吐瀉物を口から溢れさせ、ぐったりと動かない松岸の腕から抜け出し)ちょっと待てよ、おい!話が……!私は良いから松岸はどうにかしてやってくれよ!おい!松岸!!」

ゴーガン「女連中は俺が腹の中で一緒にしてやるからよ、まあ頑張って抵抗してくれよなぁ!(手に持っていた兵士の遺体を投げると共に、異常なまでの速度で一気に踏み込み……バットを横薙ぎに振り被り)」

ツィン「そういう訳だ、最期にしっかり…」
シャン「味わいなァ!!」

ゴーガンに呼応するように、刀剣の様なキレを持つ旋風脚を二人で放ち、固まった面々を纏めて切り裂きに掛かる!
直撃すれば容易く生命を奪い去るであろう、その一撃が放たれようとした、その瞬間―――

――病室の窓側の隅、丁度誰も居なくなった部分の床が"爆発"し、続いて下の階から現れた、ミイラの様に顔面含む全身を包帯で包まれた二人組が下の階からジャンプして現れ、AA-12自動散弾銃を構える。

「少しばかり遅れてしまいましたが……借りを返す時が来たようですわね!!」

「ええ、全く持って、です。反撃開始と行きましょうか」

二人が揃って顔面の包帯を引っ張り、千切り取ると……
包帯の下には、先日脳も顔も纏めて叩き割られ、全身に銃弾を受けて死んだ筈のピノ=ノワール兵頭、そして…右目に眼帯こそ付いているが、生き生きとした表情のジャクリーヌ尾崎の顔がそこにあった。

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