森野「……思ったより身体が動かねえ、特に足……なんとか少しなら真っ直ぐ歩けるかも、って感じだな……お使いは結構だが、今はちょっとしんどいかもな……薬なりで無理矢理動ければ、もしかしたら、って感じか……(庚に担がれ、弱弱しい力で庚に掴まる、というより腕を引っ掛ける形で身体を支えながら)」
ツィン「うわわ、っ......!ビックリはさせられたが、女が二人増えた所で何が出来る、このまま…(爆発の衝撃でバランスを崩し)」
シャン「っと、大丈夫かツィン!お楽しみが増えただけだろ?ただあの二人……まさか生きてるとは。そこのゴーガンが叩きのめして、野次馬が動画まで上げてたのに……ぐちゃぐちゃだったじゃねえかよ…(バランスを崩したツィンを支え、爆発と共に現れた二人を見据え)」
ゴーガン「…………バカな、そんな訳があるか…両方とも誰がどう見ても即死だったろうが!例え再生能力があったとして、あの状態で俺達が居なくなる迄再生が始まらないなんてありえねえ……少なくとも今二本脚で立って喋れる訳が…!」
困惑する面々を他所に、兵頭が平然とした顔でどこからともなくボタンスイッチを取り出し、それを押した瞬間……爆音と共に廊下の壁の彼方此方に小規模な穴が開き、催涙ガスが廊下へと噴霧される!
ゴーガン「なっ……!イカレてんのかこいつら、何考え……グあああああっ!!クソっ、眼が、喉がァ!!!」
当然、廊下に居た兵士達とゴーガンは直撃を浴びる事になり、化学兵器の防護を考慮されていない装甲は何の役にも立たずに粘膜を焼かれ、次々に悲鳴を上げ始める。
ジャクリーヌ尾崎「ふっふっふ……この私が普段から誰に…日常的に暴力を受けていると思っているとお思いなのかしら。流石に少しばかり危なかったとはいえ……わたくしは未だ此処に!健在しておりますわ!!」
ピノ=ノワール兵頭「こんな事もあろうかと…私は魔力の被膜でバイタルゾーンを保護し、液状保護剤の防弾ベストを着ておりました。……ジャクリーヌは特にそういった備えはしていなかった筈ですが、まあ、見ての通り頑丈なので。とは言え、こうして立っているのは社会死扱いとしてカモフラージュを行って頂き、迅速に治療をして頂いた結果です。痕は残りましたが、まあ治るでしょう」
二人して微妙にドヤ顔っぷりが抑えきれていないポーズと表情で、更に語調のテンションが上がり続け……その先を更に続ける。
ジャクリーヌ尾崎「そしてこのガスはァ!私達以外の方々が逃げた時に準備させて頂きましたわ!!そぉい!!(魔力を行使し、大量のガスマスクが詰め込まれた大きな布袋を召喚。固まった面々へと袋ごとそれを投げ付け)急いでこれを付けてくださいまし!強行突破致しますわよ!」
シャン「何だ、こいつら…!俺達を置いて、やりたい放題やれると思ってんのかあ!?(兵頭と尾崎に向け、ベッドを一台蹴り飛ばす)射線の味方撃っちまうぜ、これじゃあなあ!」
ツィン「怪我人二人、殴り殺して御仕舞いだ!今度は飛び出した脳味噌まで踏み砕いてやるよ!!(シャンに合わせ、体制を一気に低くして二人に突っ込み…眼帯によって片側の視界が制限されているであろう、尾崎に向けて身体を伸ばすと共にアッパーカットの様に右突き上げを放つ)」
ピノ=ノワール兵頭「本来、
飛来するベッドに向け、兵頭が拳を突き出し……拳から放たれた魔力の衝撃波が、ベッドを縦に叩き割る。
同時に尾崎がアッパーカットを下顎に受けて真上へと打ち上げられるが、アッパーカットの直撃を受けたと同時に尾崎が放った右前蹴りがツィンの喉に突き刺さる!
大澤「本当に滅茶苦茶やってくれるな!!大丈夫か!?動いていい状態なのか!?思考に異常は出てないか!?(慌ててガスマスクを回収し、周囲へと投げ渡しつつ)」
森野「イカレてんのは元からなのか頭打ったからなのかわかんねえよ……何だよアレ…」
ランディ芹澤「痛い!!痛い!!兵頭おぉぉぉぉぉぉぉぉこの馬鹿ぁぁぁぁぁぁ!!(廊下に居た為にモロにガスを吸ってしまい、既に激痛に悶えながらガスマスクを付けつつ窓から顔を出し)」
松岸「ガァ……!!ガァ―――ヒュ―――!!(能力が故か、ガスの噴射地点から離れていたにも関わらず激痛の余り声にならない悲鳴を上げながら痙攣を始め)」
岸波「痛い!!マジで痛い!!松岸ぃ!!しっかりしろ!!(慌てて大澤から受け取ったガスマスクを松岸から先に被せ)」