「リベラル政党」という集団について考えますと、そのコア部分の主張内容だけで選挙に勝つことがなかなか難しいことは、国民主権のもとでの民主主義を手に入れた日本の戦後史を振り返ると、今も昔も変わらないように思われます。(つまり、国民の最大の関心事は経済政策)。
「リベラルの言うことも理解できる」保守を自称・自認する私としては、
これまで自民党を腐敗政党とみなし、そこに対抗しうる野党を探してそこに投票してきた(つまり本来の「保守」にはあるまじき行動をとってきた)とは言うものの、
私自らの思想は保守そのものである(但し人権問題等についてはかなりリベラル寄り、一方で国防や対外政策(特に対中国・対ロシア・対朝鮮半島・対米国)については保守)ということを、
このブログのコメント欄や常設掲示板に書き込むようになり、ますます強く自覚するようになりました。
さて、そのような私が「リベラル」というものを、今現在どのようにとらえているかについて、
代弁してくれるような記事をみつけましたので、以下のコメントでご紹介いたします。
ご紹介する記事についての私の考えについては、追々書き足して行こうと考えております。
それはNetrightHunter(→Netri→「ネットリ」と略す)とのレスポンスバトルが終了し、「ネットリ」がこの常設掲示板からもブログ本体からも消えてからになるかもしれませんが・・・。
また、この常設掲示板内の日本国憲法第9条についてのスレッドにおいて、このスレッドが設置された契機となった「通行人」氏が現時点で書き込みを行っていないことから、私が数件コメント致しましたので、そちらも併せてお読みいただけると幸いです。
まず一件目の記事ですが、いきなり刺激的なタイトルとなりますが、
❰なぜリベラルは「負ける」のかについて考えてみた❱
であります。
リンク先と書誌事項は下記の通り。
短い記事ですが、「リベラル」の特徴と、周囲からどのように見られているかについて端的に指摘がなされております。
https://imidas.jp/girls/?article_id=l-60-151-25-02-g421
[情報・知識&オピニオン imidas 生きづらい女子たちへ]
❰なぜリベラルは「負ける」のかについて考えてみた❱
雨宮処凛(作家、活動家)
2025/02/04
著者は元右翼団体に所属していた人です。
現在はそこを脱会し、リベラルの立場から意見を発信している人が書いた記事です。
端的に申しますと、「リベラルは恐がられている。」
「伝え方が大事」
という主張です。
「リベラル」と呼ばれる人々の思考傾向も的確に書かれています。
二件目も刺激的なタイトルで、
しかもこちらは内容的にも
「和製リベラル」に対し厳しい意見
となっております。
2013年の記事ですので古いのですが、yahooニュース系にしては珍しく、現時点においてリンク切れが起きていませんので、掲載したいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5cdf42a4b154c9ccfe44c4e0f390632ad7af4e0a
❪なぜリベラルは嫌われるのか❫
城繁幸
人事コンサルティング「株式会社Joe's Labo」代表
2013/12/9(月) 9:57
<Z世代~MZ世代に「和製リベラル」の考え方は、必ずしも人気がない>という大意の内容が書かれています。
これは、例えばNetrightHunter(→Netri→「ネットリ」と略す)的な「過去の植民地支配に対する考え方」が、私には全く理解できないこととも、ある程度関係しているようにも思われます。
「ネットリ」のような者らが、私ら若者?~若めのおじさん・おばさん達に対し、いつまで旧大日本帝国の末裔という意識を持たせようとするのか、皆目検討がつきません。
その結果として、日本が相手国に対し毅然とした態度をとれないでいることにより、
いつまでも先方は「新しい理屈や理由(例えば「併合不法行為論」など)を捻り出して全面(前面)に押し出しては「おカネのオカワリ」を繰り返し、
私達の日本が要求される(=税金から負担が行われ続ける)ことになりかねないということを、
慰安婦問題や徴用工問題の経緯においては強く感じました。
世代間の断絶とも言えると思います。
本日挙げる最後の記事のタイトルは、
❰「リベラル知識人」はなぜ嫌われるのか?ノーベル賞作家が暴いた欺瞞とは❱
です。
https://diamond.jp/articles/-/339335
❰「リベラル知識人」はなぜ嫌われるのか?ノーベル賞作家が暴いた欺瞞とは❱
東 浩紀: 批評家・作家
政治ニュースな本
2024年3月4日 19:00
「リベラル」は一見したところ、理路整然と矛盾なく論じているように見えるのですが、それはあくまで何らかの設定条件・前提条件の下においてです。
しかしその「条件」そのものに納得できない人々も少なからずいるわけで、
本来「漸進主義者」であり、
また「必要悪」や「そのときの実情・最善策・それができなければ次善の策」という考え方も現実的には認めざるを得ないと考える「保守派」からすると、
リベラルは「偽善的」「机上の空論」に映ることが度々あるということが言えると思います。
「リベラル」は、「ネトウヨ」のようなチマチマした「小さなウソやデマ」は言わないものの、
次のようなウソに似たものをリベラルは抱えていると思います。
かつてマルクスが「机上の空論」において「人間の心理や行動の特性を彼独自に規定したもとで完璧に閉じた理論体系を作り上げ」、
しかしながら現実社会にそれを適用しようとすると様々な不都合が生じたため、かつての社会主義国の多くは、そこをネトウヨのようなアホじみた「小さなウソ」ではなく、「大きなウソ」で覆い隠そうとしたことがあります。
ここにおいて彼らマルクス主義者らは、「議論の設定条件・前提条件」において、保守派からみるところの「大きなウソ」をついたといえるのだと思います。
(因みに旧ソ連や北朝鮮などは最悪で、歴史的事件についての大きなウソから小さなウソまで、くまなくウソだらけでした。)
勿論現在の「リベラル」が「マルクス」理論をそのまんま信奉している人達だとは全く思いませんし、その破綻ぶりは十分理解しているはずですが、思考回路が似ているように思われてなりません。
そして「リベラル」が「保守派」を「ネトウヨ」と同一視したり、敵視したり、バカにしたり、排除しようとする現場を見るに至っては(程度問題もあり、ケースバイケースですが)、これのどこが「寛容」なのであろうかと思わされることが多々あります。
挙げた記事においては、「リベラル」も「保守」も合理的に考え、周囲を包摂しようとしているのだが、その「包摂対象や包摂に対する考え方が異なるだけである」という内容のことが書かれていると思います。
パッセンジャーさん
新しいトピック立てお疲れ様です。
私の思うところを少し述べさせていただきます。
まず、私自身について。
私は、2009年の夏の衆院選で、民主党に投票しました。
パッセンジャーさんのおっしゃるとおり、自民党=腐敗政党という認識のもと、
当時の民主党には大いに期待したものです。
共産党や社会党のように真っ赤っかではなく、それでいて、庶民の気持ちを理解してくれる素晴らしい政党だと思っていました。
そして…
高速道路無償化も、ガソリンの暫定税率廃止も、八ッ場ダム建設中止も、なーーーーーーーんにも実現しないまま
「絶対にあげない」と約束していた消費税を増税し、外交・防衛に関してはボロボロで、もうほんとうに失望しました。
あの、尖閣でのバカ船長の体当たり事件に対する仙谷の腰抜け対応、鳩ポッポの「国外・最低でも県外」発言で、繊細なガラス細工を積み上げるように交渉を重ね、合意してきた辺野古移設のちゃぶ台返し。
オバマから詰められて「トラストミー」とか抜かしてましたが、どこがやねんw と思いました。
方や、安倍元総理のときには、オバマ大統領は、広島を訪問し原爆死没者慰霊碑に献花しました。
絶対にポッポなんかにはなしえないことです。
私は、ブログ本体のコメント欄で、安倍元総理と統一教会のつながりを知ったときに「失望した」と書きましたが、
少なくとも、外交の舞台において存在感を発揮してていたことについてだけは、安倍元総理を評価する気持ちは変わりません。(だからといって、その他のことが許されるとは思いませんが)
さて、そくな私は、2012年の選挙では、今度は自民党に投票しました。
そうです、私は、典型的な、ここに突撃してくるネトウヨの自称ではなく【普通の日本人】といって悪ければ、「その辺に大勢いる、一般民衆」なのです。
なので、その辺に大勢いる一般民衆と同じく、差別は悪いことだと思ってますし、デマもやっぱり悪いことだと考えてます。その点は、ネトウヨとは相いれないところです。
外交・防衛に関しては、はっきり「右側」です。
敢えて議論に加わってきませんでしたが、憲法9条は改正すべきという立場です。
もちろん「侵略戦争」なんてするべきではないし、そんなことができる改憲には大反対ですが、少なくとも
解釈改憲で存在が認められている「自衛隊」に関しては、はっきりとその存在を合法化すべきという考えです。
どっかのバカ老害は、自衛隊のことを「人殺し集団」などとほざいていますが、そんなバカが湧いてこないためにも
自衛隊の合法化は必要です。
逆に「人権問題」に関しては、私もリベラルよりですね。
「選択的夫婦別姓」の何が悪いのかわかりません。
「同性婚」にしてもそう、「日本はもともと同性愛に関しては寛容だ」という意見を目にしますが(事実、戦国時代の信長と森蘭丸の関係なんかをみてると、そうなのかなと思いますが)だったらなおのこと、認めれば良いと思います。
以上が、私の立ち位置です。
次から、パッセンジャーさんの書き込みに対して、個別にコメントしてみたいと思います。
>この常設掲示板内の日本国憲法第9条についてのスレッドにおいて、このスレッドが設置された契機となった「通行人」氏が現時点で書き込みを行っていないことから、私が数件コメント致しましたので、そちらも併せてお読みいただけると幸いです。
憲法9条トピックのコメントは、以前に拝見しました。
いろいろと新しい知識を授けていただいて感謝にたえませんが、あまりにも不勉強な私は、どのようにコメントを返して良いのかわからず、そのままになってました…
申し訳ない限りです。
>端的に申しますと、「リベラルは恐がられている。」
>「伝え方が大事」
>という主張です。
これはそう思いますね。
「リベラル」というか「左翼」はだいたい怖いです。
「反戦平和」を主張しているくせに、レイシスト連中のデモ等のカウンター活動を行う組織の名前が「しばき隊」
( 一一)
自分たちの主張が正しくて、その「正しさ」を貫くためには暴力も辞さないイメージがあります。
古い話ですし、私も書物等で知っているだけですが、連合赤軍の「浅間山荘事件」
同志であるはずの左翼仲間なのに、わずかな考えの違いでリンチ殺人に及ぶ連中。
「好戦的」で「暴力的」で「不寛容」
これが左翼のイメージです。
(ネットリも「目の前にいたらぶん殴っていた」とかほざいてましたからね。さすがドサヨク暴力じじいですよね)
なーーーーーーにが「反戦平和」なんでしょうねw
「伝え方が大事」
というのもそう。
ネットリは、自衛隊を「人殺し」呼ばわりして、似非韓国ファン氏から諫められてましたよね。
また、「韓国側の視点に立ってるだけ」と主張してますが、「それならこういう表現になるはず」という私の意見に対し
「そこまで子供に説明するように言わないといけないのか」とか、妄言吐いてましたが、
「伝え方なんてどうでもいい」という考え方は、明らかに間違っていますよね。
>「ネットリ」のような者らが、私ら若者?~若めのおじさん・おばさん達に対し、いつまで旧大日本帝国の末裔という意識を持たせようとするのか、皆目検討がつきません。
ですよね。
「韓国を植民地にしたり、侵略戦争しかけたり、大日本帝国は悪いことしたよね」と言われれば「そうだよね」と思いますが、
だから、「今の戦後生まれ(どころか平成生まれ)の日本人も、中韓に謝れよ」なんて言われたら、「あほか! なんでやねん!」としか言えません。
韓国という国が、政権批判をかわすために、何かというと「反日」を利用し、「謝罪のおかわり」を要求してくるのは、
韓国政府側の【視点に立てば(爆笑)】まだわからないでもないですが、日本人の中に、この考えに同調する愚か者がいるのが、本当に理解できないです。
>そして「リベラル」が「保守派」を「ネトウヨ」と同一視したり、敵視したり、バカにしたり、排除しようとする現場を見るに至っては(程度問題もあり、ケースバイケースですが)、これのどこが「寛容」なのであろうかと思わされることが多々あります。
100%同意です。
ブログのコメント欄にもいますよね… なにかというと「保守ガー」とかほざくバカが。
私の立場からすると、ネトウヨなんかといっしょにしてほしくないし、ネトウヨと保守の区別もつかずにひとまとめに非難してくるようなヤカラは、物事の真実がなーーーーんにも見えてないただの愚か者ですよね。
さて、以下は、私の率直な、歯に衣着せぬ感想です。
(とても語弊がある言い方かもしれませんし、もしも私が有名人だったら、きっとこんな発言はしないと思いますが)
私の立場としては、大きなくくりとしては「保守」になるのかもしれませんが、
実態としては、政治的なことはあまり真剣に考えていない、所謂「ノンポリ」です。
私の周囲の人たちも、だいたい同様な人たちです。
「いつまでも謝罪謝罪って要求してくる韓国、いやだよね」
「自衛隊の訓練を『人殺しのための訓練』とかいった共産党県議はひどいよね」
「竹島も尖閣も日本領だよね」
なんて話に関しては、みんな同じ意見です。
一方で、私はそんなことは言いませんし、思ってもいませんが、
「コンス式のお辞儀はやめるべき」とか
「漢文の授業は廃止すべき」とか
「飛行機の客室内に朝日新聞なんておかないでほしいよね」とか
そんなこと言ったりしたら、光速で引かれるのは目に見えています。
自分で言うのもなんですが、私も含めて周囲の人たちは、マトモな感性の持ち主(と言って悪ければ、非常に一般的な考えの持ち主)だと言えると思います。
一方で、リベラルの人たちに関して言うと、大変失礼ながら、あまり「まとも」な人たちに出会った経験が私には、ほとんどありません。
これは、単に私の世界が狭いだけなのかも知れませんが。
当初、パッセンジャーさんと出会ったときは、「マトモなリベラルの人に出会えた!」とうれしく思いましたが
よくよく伺うと、パッセンジャーさんも保守側の人ですよね。
一度、まともなリベラルの方とゆっくりお話しさせていただいて、不勉強な私にいろいろと教えていただけたらうれしいな~と思う、きょうこの頃であります。