・エリューデ・ヴァルト家
旧オーストリア帝国にルーツを持つ貴族。イサベラ家のように血筋を重視するあまり血族結婚が多く行われ、体に障害を持つ者が続出した。これに危機感を持った時の家主は血族結婚を禁止し各地の名門貴族との婚姻によってエリューデ・ヴァルト家の存続に努めた。イサベラ家のエーレスの元妻であるシグルドゥルはエリューデ・ヴァルト家の出身である。
・シャホヴィニツィア家
旧シャホヴィニツィア王国(現クロアチアやボスニアあたり)の王家の生き残り。第二次世界大戦敗戦後、本土に成立した社会主義政権により大半は処刑されたものの一部はスペインへと亡命し事なきを得た。帝国の成立後、旧連邦移民(半分以上はシャホヴィニツィア出身者)の不満の解消策としてシャホヴィニツィア家のエルヴェスティアと婚約し間もなくしてジークヴァルトを生んだ。しかしディートリヒ帝の晩年にジークヴァルトが事故死、子の死に精神を病んだエルヴェスティアは海に身を投げて自殺し、シャホヴィニツィア家は断絶したとされる。
・ヴァルナ家
スペインのガリシアにて独自の領土を持っていた貴族。帝国成立後には帝国の同君連合下で統治を許されていたものの、当主カルロス・エドゥアルド・ファン・ヴァルナの死後、後を継いだカルロスⅣ世が民族問題で揺れる帝国からの離脱を一方的に宣言し、ガリシア継承戦争を引き起こした。結果的にヴァルナ家側の敗北に終わったが、領地の失うだけにとどまった。しかしサビーネ帝の即位後、賄賂問題が発覚したことで「王族狩り」に合い断絶した。
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