“Tonignt, I'm gonna have myself a real good time”
(今夜は一人で思いっきり楽しむんだ)
”I feel alive and the world I'll turn it inside out, yeah”
(生きてるって感じられるような、天地がひっくり返るくらいの)
ビクッっと反応した”ウォーデン”達は揃って音の発信源…あのスピーカーを見る。
”And floating around in ecstasy. So don't stop me now, don't stop me”
(最高なエクスタシーを感じたい、だから止めないで、僕を止めないで欲しい)
うめき声を上げる。そう、今からでも飛び出しそうな勢いだ。
”'Cause I'm having a good time, having a good time”
(だから止めないで、今良いところなんだから)
叫び声を上げながら3体の”ウォーデン”は音の鳴る方へ全力疾走を開始する。
“I'm a shooting star leaping through the sky”
(まるで俺は夜空を駆け抜ける流れ星)
”Like a tiger defying the laws of gravity”
(トラみたいに、重力なんて跳ね返しちゃうよ)
オペレーター1「砲兵部隊、準備をお願い致します。」
後方の砲兵部隊が準備を始める。砲塔を回し、ロケットランチャーを詰め直す。
”I'm a racing car passing by Like Lady Godiva”
(まるで走り抜けるレーシングカーはあのゴダイヴァ夫人みたいにね)
全力疾走は止まらない。土煙をあげ、自らの筋肉を最大限まで使った走り方だ。激突すれば装甲車両ですら文字通り「く」の字に曲がるだろう。
”I'm gonna go go go.There's no stopping me”
(このまま飛ばしまくろう。僕を遮るものは何もないから)
“ウォーデン”達と”スカルクシュリーカー”の位置が…問題ない距離まで…離れた。
“I'm burnin' through the sky, yeah”
(空を駆けながら沸き立ってるよ)
砲兵部隊長「撃てぇ!!」
”Two hundred degrees. That's why they call me Mister Fahrenheit”
(200度はありそうだ。だからMr. ファーレンハイトっていうあだ名がついたんだ)
各砲兵装備群が一斉に火を吹き、第二波の砲撃を投射する。
”I'm traveling at the speed of light. I wanna make a supersonic man out of you”
(音速で夜空を駆け回って、君もスーパーソニックマンになろうよ)
放物線を描いた投射物が、おおよその場所を再特定していた”スカルクシュリーカー”に突き刺さる。
”Don't stop me now, I'm having such a good time”
(止めないでくれ、良いところだから)
“I'm having a ball. Don't stop me now”
(今を楽しんでるんだ、だから邪魔しないで)
オーバーキル並みに爆炎が咲き乱れ、完全に破壊に成功する。これでもう”ウォーデン”は別次元の位相に戻ることは出来ない。
“If you wanna have a good time. Just give me a call”
(君も楽しみたいなら僕に連絡してくれれば良いよ)
ビクッ…と震えた”ウォーデン”は先程の疾走が嘘のように失速する…射程距離に入り特定のポイントまで誘導できた…この機を逃すほどこの場にいる者達は無能では無い。
“Don't stop me now. 'Cause I'm having a good time”
(今は止めないで、超楽しんでるんだから)
“Don't stop me now. Yes I'm having a good time”
(今は邪魔しないでくれ、良いところなんだから)
待ち構えていた歩兵、装甲車…最前線にいる全てが一斉に射撃を開始する。普段の小銃弾に加え、機関銃や機関砲弾といった高い火力に前回とは比べ物にならないほどの密度を持った弾幕が、1個大隊以上の戦力を有する3体のウォーデンをその場に縫い付ける。
I don't want to stop at all…
(絶対邪魔しないでね)