(…相打ちか)
(もしかしたら、今回ばかりは
友人に頼った方がいいかもしれんな…)
そう思いながら、2機の戦闘機は
スピードを下げながら滑走路へと戻っていった。
そして滑走路へと降り立った後、
また― 彼は、電話で友人を呼びつけることになったのである。
「もしもし、フランチシェクか?
ちょっと野暮用に付き合ってくれ」
友人… フランチシェク・グロシェク。
もう一つのエース航空隊である
第28航空団第36戦闘飛行隊スコールの隊長。
ミラン・ヴォカール
研究者の一人。今回の計画には反対している。
リボル・シミーチェク
研究者の一人、この計画の最高責任者。
マルツェル・クバーセクの友人。
世界最高クラスの航空工学を有するイカれた男。
エスコン3のサイモン・オレステス・コーエンみたいな奴。
シルヴェストル・ドピタ
研究者の一人。航空機大好き人間。
ラトカ・マトウショヴァー
諸々の条件を満たしてしまった上にヤベー研究者に合ってしまったせいで
S-47ナイトオウルのパイロットに選ばれたかわいそうな子。
でも本人はまんざらでもない。
ベトナム戦争時のエースパイロットであるボリス・マトウシュの孫。
マルツェル・クバーセク
第8航空師団第28教導戦闘飛行隊ノーイースター隊長。
エスコン0のディトリッヒ・ケラーマンと7のミハイを足して2で割った人。
マルツェルの僚機ども
あまりにも奇っ怪な見た目の敵機を見て
「あんなんすぐに落ちるだろ」と思ったのが運の尽きだった。
フランチシェク・グロシェク
第28航空団第36戦闘飛行隊スコール隊長、
マルツェル・クバーセクの弟子兼友人。
エスコン0のジョシュア・ブリストーと6のイリヤ・パステルナークを混ぜ、
そこに無政府主義を足した男。でも意外とまとも。
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