《解体》は自然に帰るリソースの一部をドロップにまわすものであって1の素材をそれ以上に増やすスキルではないと思う。
「私のパンデモニウムは、素材と条件次第で望む効果に近いスキルを持たせたモンスターを作ることができる。私は機体開発もモンスターでやっているしね」
「けれど、万能に見えるパンデモニウムにも絶対に突破できない限界がある」
「クリエイトしたモンスターのドロップアイテムを、『素材以上に増やす』ことさ」
「一〇〇の素材を使って作ったモンスターに、一〇一の素材を落とさせることはできない。素材との比較で言うなら一〇〇:一でもマシな方だよねぇ。かつてのギデオンの事件で解放したモンスターを王国の<マスター>達が倒していたけど、落ちたドロップアイテムはモンスターの体格と比較すれば僅かなものだったろう?」
「だからまぁ、パンデモニウムは戦いの駒を作れても、食料を増やすことには使えない。食えない素材でできたモンスターを、食べれる素材に変えるのも効率的に難しいしね」
「そういう数式とか法則をぶち壊すのは閣下の<エンブリオ>だけど、あれもねぇ」
「閣下のスキルをうまく使えば、生産系の効率を一〇〇倍……いや、一〇〇〇倍くらいにはできるかもね。特に錬金とかは効率がいい」
「まぁ、メタルがあってもお腹は膨れないけれどねぇ。この国、昔は資源貿易してたけど、今は貿易死んでるし。食料生産だとやっぱり閣下も並の生産職の一〇〇倍くらいが限度かな」
「で、生産職が一〇〇人いれば助かるような簡単な国でもないんだよね、ここ」
「国中の生産職ティアンが必死に食料作っても国中が餓えてるんだよ。土地自体が枯渇してるし、原因不明の土壌汚染も拡大してるし。一〇〇人分増えても焼け石に水だね。土地が最悪すぎるから、豊かな国土がないとどうにもならないの。王国が<エンブリオ>使った土壌改善提案したって? ハハッ、皇国の領地でやってないとでも? もちろん私のモンスターでも試しはしたさ。結果は言わせないでおくれよ?」
「それにさ、閣下は『彼にとってつまらない』提案されたらその時点で逃げられてそうだよね。携帯ゲームならともかく、リアル同然の身体動かす農業を、ずっとずっとやりたい子供ってそんなにはいないだろうからさ……」
ルンペルは数字を弄ることに特化したエンブリオだからジョブスキルの参考にはできないと思う。
料理人ならDEX一辺倒だと思う。
物の性質を変えるSPなら伸びるかも。