かとかの記憶

富野由悠季 周回 / 58

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katka_yg 2025/03/25 (火) 01:02:06 修正 >> 57

貴族精神について、「血統上の貴族」と「精神の貴族」とはまた違う。生まれは何者でもないが高貴な心映えを備えていればそれは貴族、という唱え方の話は、もうだいぶ話題が逸れてきたが、富野話題でも「ノーブル・マインド」はたびたび、出てくるだろう。

それと、「貴族」と「騎士」とはまたちがい、往古の「騎士道」と「騎士道精神」も、言葉の指す意味を言い出せばまた厳密にはちがう。それは、わたしは昨年も一人で鬱々と読み返していて、古典文学に興味のある読者ならレオン・ゴーティエ『騎士道』(1884, 武田秀太郎訳,2020)が最近訳されていて、ためになる。わたしの場合、宗教と戦争についてや、ディネーセン(カレン・ブリクセン)の小説を再読していた続きでその一帯は参考にもなった。こんなことまめに書いておくものだ。

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