「死して咲く花、実のある夢」(円城塔)。円城作品は手元に三作くらいもってる。前回、伊藤計劃のアニメのときに『屍者の帝国』を読んだきり興味が続いてもいないが。
『死して~』の神林原作は、今の周回がまだそこまで行っていないけどわたしは好きなので楽しみ。「死」については今年になってからベルナール・ヴェルベール『タナトノート』と小杉英了『先導者』を読んだまま途切れているところで、それらはわたしにはただただ退屈なものだったので短編とはいえ本作のようなものを読めれば助かる。
『大人達が正面から語ることをためらう死に対して、傍若無人かつ無神経にしゃべる子供等の世代が生まれてきた』という語り出しは同じだった。わたしは、それに対してと、知的冒険者を唱えておいて陳腐さに逃げ回るヴェルベールみたいなのは虫が好かないと思ったのと。
伊藤計劃の頃から追って再読してみてもいいが、今どうなっているのか全然想像がされない。アニメの仕事となるとまたそれはそれで追跡が大変だ。
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こないだ、タニス・リー・トリビュートでシオドラ・ゴスを読んだけど、『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』のようなタイトルを読むのに『屍者の帝国』の連想のような動機は持っていけないだろうか。その読み返しをするなら。なかなかそちらに進まないので、それ一つ憶えておく。