「我語りて世界あり」(元長柾木)。古い。最近読んでいた2005-07年頃の古川日出男とは別の意味で、女子高生の口ぶりに苦しむ。2009年に生きていたとしてもこのコテコテ感には悩んだと思う。
それと、今回すでに辻村深月で読んだことを同じ趣向をアンソロジー中で二回もくり返すとか、編集部としてはどうなのか。それですでに頭に来たけど、反感の質もそれと同じで……『PODという敵に対して主人公が意気揚々と罵ることが言ってる本人にも常時ブーメランしてる』ような自覚はないんだろうか。ストーリーはそこから主客の悪意的転換が起こるのかと待っていたらそれはなくて、そのまま終わる。マジか。
「ねえあんたら何がしたいの?」
「わたしらもあんたらも生きてる。それでいいじゃん」
うっざ。と、読みながら本当に口走ってしまった。何言ってんの? 作者が手前勝手な話作っておいて何気取ってやがる。眼前の敵はもはやどうでもいいけど、こいつをぶっ殺したい。なんなら敵に加担してもいい。
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著者のプロフィール読んでも2010年代以降もこういうのが人気で、主流ぽいんだよな……。結局、わたしのせい、と今頃は絶えず口にしているそのこと。「ファウスト」は読んだことないけど、アンディーメンテの泉和良小説とか読むには手がかりになるのかも。このあいだ『エレGY』を読んでいて、同世代の考え方そんなものかと。
それはそれとして、神林トリビュートに入っててほしくないなとは思った。神林先生の拗ね方はもう一捻りはしてて可愛いよ。