結局、タニス・リーの小説作品そのものはこれまでに映像化されたことはない。単発のTVドラマになったような情報もあることはあるが、そのイメージになるようなものは実質的にゼロ。そういう参考になるものは英米にも実例はない。
わたしはファンタジー小説を読みながら、とくにヒロイック・サーガをテーマに同時にその日頃に「日本の現代音楽作品」を捜している習慣になっている。過去に蒐めたアルバムからも聴き返してみつつ、あれこれと聴いたあとで「これ」と思うところを当てられると気に入るのだけど、感覚的に合わないと耳障りで、アルバムを通して聴けないか、読書の邪魔になって読み進みが滞るのでわかる。総当たりに対してわたしの音楽的気分、耳フィルターによる。
初期のヒロイック・ファンタジーより、
- 「The Birthgrave」三部作 和田薫劇伴作品から ダークファンタジーのためのリスト
- 「The Storm Lord」 吉松隆 「鳥の響展」ライブアルバムの曲目
これらを今はピックアップしていた。現代感覚として古典へのオマージュはありながら、端々にお茶目感はありつつ、ロマンチックなところ。
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