同書にカップリングの「昼の少年と夜の少女」(1879)も読む。この物語のシチュエーションは連想するものを挙げればたくさん言えるけど……ともかく可愛らしいのと、ここはタニス・リーのトピックなのでリー作品の繋がりをいうと、『闇の城』がこれ。ただ、全然違う方向の萌え小説になっている。
純粋培養された男の子と女の子という話は、古代から牧歌小説ではあるけど、宗教的な含蓄をまじえて神秘主義者が好む……だけどあんまりそういう話をしないほうがいい、ということだ。この訳者解説にもいわれてる。可愛いのがいい。
いま『リリス』とか『ファンタステス』はそんなに読みたくない。読むとは思うけど、マクドナルドで単独トピを立てるほど熱心に話はすまい。
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