かとかの記憶

古典 / 21

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このろくでなしの聾で唖の馬鹿野郎め。全能にして万物の母にましますシリアの女神さま、聖なるサバディウスにしてベロナ、アッティスと共に母なるキュベレ、アドニスと共に至上のウェヌスにあらせられる女神さま、どうかこの競売人の目を抉りとって下され。こいつときたら、……

こういうところが現代の引用者には大変美味しい、目を引くところなんだろうが、作者は修辞家で小説家だから登場人物もこう立て板に水でまくし立てるものの、この中のキュベレとかアッティスの意味は「てやんでえ」「べらんめえ」程度の意味しかない。

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