用語を使うと通じない気がしますので長くなるけど…
伊陸軍と陸自では地勢も歴史も異なるので、簡単な比較はできないが
端的に表すと、チェンタウロとは役割と運用がかなり違う。
伊陸軍では、歩兵部隊直協をする機動性の高い戦車として運用
陸自では、火力のある偵察車両として運用
伊陸軍では機械化旅団旗下の騎兵連隊(伊陸軍に大隊はなく連隊が陸自の大隊に値する)Heavy Armored Squadron(Squadronは陸自の中隊に値する)に配備してる。
ここで大事なのは、騎兵連隊とはなんぞやということで
伊軍の歴史的に、騎兵連隊は歩兵部隊と機甲部隊の間を繋ぐ部隊として運用されてて、下記4点を行う
- 歩兵への直協火力支援
- 歩兵部隊と機甲部隊間の連絡路を確保
- 偵察を行い敵に対する繞回運動の実施
- 後方警戒による敵の繞回運動への対処
つまるところ、敵の比較小規模な戦闘部隊/機甲部隊と戦闘を行うことを主任務の一つとしてる
上記運用のため、1個小隊3~4両を基本として3個小隊+中隊本部直掩の13両とし
2個Heavy Armored Squadronで合計26両を連隊が集中運用できるようにしてる。
(偶に30両という話もあるので、別の中隊の本部が少数配備してるかも)
陸自では、一部例外を除いて各師団/旅団の偵察戦闘大隊の戦闘中隊に配備してる
偵察戦闘大隊とは何ぞやという話なのだけど
そもそも、以前は各旅団/師団が戦車隊を持っていたのだけど
2022年頃から北海道と西部方面に連隊/隊として集中配備になり
戦車隊は解体して偵察隊と統合、偵察戦闘大隊にして戦車から16式に乗り換えてる。
(余った戦車と乗員は、北海道と西部方面の戦車隊に異動)
で、陸自は教本が未公開なので詳細な運用は機密なのだけど
個々の取材で隊員が説明してて、戦闘中隊はあくまで偵察(偵察と威力偵察)を主任務として戦闘はその延長で行う旨を話してる。
また、沿岸監視の訓練公開もされているため、第一梯団(第一梯団は橋頭保の確保する部隊のために戦車は無い)対処は想定しているようです。
※道路を利用した機動の良さが利点のため、真っ先に駆けつけ対処を行う。
公開はされていませんが展示を見る限り戦闘中隊に5~7両(最大で1個小隊2両を3個小隊+中隊本部直掩)と思われます。
しかも、師団/旅団に偵察戦闘大隊が1個なので師団/旅団に最大7両です。
この数では、対戦車戦なんて夢のまた夢ですね…