カオスドラマX

Gray Traveller / 439

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わったん 2025/12/21 (日) 21:24:00 >> 434

「お前はL社の不純物として認識してて、ここの時空が可笑しい事が分かってる」
「それも爺さんの指輪を持った外部の人間」
「……そうか。お前未来の時空から来たろ」

彼の語りを遮るように、オーウェンは言葉を紡ぐ。

「……」
「断定は出来ない」

ユンフはただただ曖昧な返答を口にした。
L社の顛末を知る彼は、その結末に繋がる彼らそのものに未来の話をすべきではない。
答えを直接伝える事は決して無く、その旅路に僅かな希望を以てして、彼は真剣な表情でその意思を伝えた。

「正直碌な結末になんねぇことだけは分かってんだけど」
「まぁそうだよな。それが最もスマートで平等な返答だ」
「……聞きたい事があるんだろうけどさ」
「その前に一ついいか?」

「勿論」

「爺さんは元気だったか?」

「貴方達の帰りを待っているよ」

「優しいなお前」
「同時に自分に対して残酷すぎんだろ」

「俺の思うカッコいいってこれなんだよ」

「ひゅ~~!いいねぇ、俺が言ってたら周りの連中は黙ってなかったろうな!」
「……そうだな、お前はきっと、爺さんのことを導いてくれたろう」
「礼はしねぇとな。俺というナイスガイはいつだって他人の恩義に尽くすのさ」
「長話だよな?」

「口下手なので、短く話せる自信はないかな」

「OK、じゃあ特色っつーその実力」
「そしてお前の瞳から発せられる異常なまでの信念に免じて」
「俺のお供を赦してやる」

オーウェンは幻想体のぜんまいに手を掛ける。
その意味を知る由はなかったが、ユンフはその行為を受け入れるように身体の力を抜いた。

「あーあ」
「……また、これかよ……」
「アーリン、ハリー、フランク」
「……愛してるぜぇ……」

屈託なく切なげな笑み。
そんな遣る瀬無い表情を作りながら、オーウェンは逆行時計に光を灯した。
4つ目のランプに数字が浮かび上がる。
その時計は、収容室だけではなく施設全体を包み込むようにして輝き

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