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―桐岡家・大広間―
蒼真「(広間の畳の上に座り)さてと…… お前から内緒の話なんて珍しいじゃないか、どうした?もしかして、好きな子でも出来たとか……?そういう相談なら任せなぁ、父ちゃんが力になってやるぜ~?(๑✧∀✧๑)ニヤニヤ」
レフィア「こら、茶化さない………(> д < Σ\(⩌ ⩌ )(蒼真に軽くツッコミを入れ)……それで、お話って何……?(蒼真の隣に座り、幸助の話に何となく期待しているような眼差しで)」
幸助「いや、母さんも何か期待してるだろ…… 言っとくけどそういう話じゃないよ?俺まだそういうつもりないかし………(2人と向き合う形で座り)話ってのは、その……… 幸一郎とアキラの事でちょっと気になることがあってさ……。」
蒼真「Σピクッ(幸助の発言を聞いた瞬間、真剣な顔つきになり)幸一郎とアキラに、何かあったのか……?」
レフィア「…………っ(兄妹の名前が出た瞬間、普段半開きの目が大きく開き、明らかに動揺しているのが分かる表情へと変わる)」
幸助「………!(2人の反応を見て)やっぱり、2人はどこかおかしいんだな? ………前から気になってたんだ、普通年に1回くらいの健康診断が、あいつらの場合何回もあって…… 毎回異常なしって結果が出るけれど、その度に父さんと母さんはまるで余命宣告が撤回されたのかってくらい、すごく安心した顔をしてさ……… 今日も、そうだったし……(だんだん表情に不安の色が見え始め)……本当は、2人の体は何か未知の病気に――――」
蒼真「それは違う! ……2人は、決して病気なんかじゃないよ。異常が無いのは本当の事さ、ただ、その……… うーん………どう説明したものか………(腕を組み、考え込んで)」
幸助「何だよ……… やっぱり、何かあるんだろ?変に気を使わなくていいからさ、何かあるんなら教えて欲しい……… 俺だってさ、何か出来ることがあれば力になりたいし……… 2人の、兄貴なんだから………。」
レフィア「幸助………(幸助を見て)ねぇ…… どうにか言える範囲で良いから、この子にも教えてあげた方が良いんじゃないかな……? あの子たちの事を、こんなにも思ってくれてるんだもの………… このまま不安にさせるのは、可哀想で………。(蒼真に)」
蒼真「………それも、そうだな………(レフィアの言葉を聞き、幸助に目を向けて)……分かった、お前のその思いに免じて教えてやろう。だが、あくまで言える範囲までだ…… 実はこの件、今俺達が携わってる『任務』と深く関わる事でな、身内と言えど全てを教えてやることは出来ない……… だが、今のお前の不安を取り払うくらいの情報はなんとか
あげられるはずだ。それでも良いか?」
幸助「Σえっ、父さんたちの『任務』と? ………そ、そうか、なら仕方ないな……… あぁ、それで構わないよ。」
蒼真「よし、そんじゃまぁざっくりと言わせてもらうが……… 幸一郎とアキラはな、生まれたときから体内の『エーテル』がちょっと"変わってる"んだ。」
幸助「『エーテル』……… っていうと、俺達が『術』を使うのに必要とする、あれだよな……… あれがちょっと変わってるって、一体どういう事なんだ?」
蒼真「あー、そこからは残念ながら機密情報なんで詳しくは明かせないんだ、ごめんね?( ´・ω人) ……とにかく、2人のエーテルは普通の人と比べてちょっと変わっていてな、別に体には全く異常は無いし、今のところ特に問題は無いんだが、放っておくと将来的にマズいリスクがちょっとあってな……… 博士や政府の医療班の皆さんに協力してもらって、2人の健康状態を観察しつつ体内のエーテルの状態を改善する方法を探ってるわけさ。」
幸助「そうだったのか……… エーテルの改善って、本当に出来るのかな?全く想像つかないんだけど……。」
レフィア「そうね…… でも、方法はすぐに見つかるって信じてるから……… 博士が、約束してくれたからね………。」
蒼真「その通り!あの人が言うなら、間違いないさ……… というわけで、2人の事は全然気にしなくて大丈夫だよ。納得はしてもらえたかな?(幸助に)」
幸助「いや、どういう訳だよ…… 本当にざっくりだし、正直気になる事だらけなんだけど……… まぁ、少なくとも今父さんが言った事に"嘘"はないみたいだし、とりあえず信じてみることにするよ。話、聞いてくれてありがとうな。(とりあえず不安が晴れた様子で蒼真に)」
蒼真「どういたしまして。明日も早いから、幸助もそろそろ寝な。」
幸助「ん、分かった…… おやすみ、父さん、母さん。(そう言って、子供部屋の方に歩いていく)」
レフィア「おやすみ、幸助………(幸助にそう言った後、蒼真の方を見て)………大丈夫、だよね………。」
蒼真「ん、おやすみー。(幸助に)………あぁ、大丈夫さ……… 子供たちの未来は、必ず守って見せるさ。」