・カントリー
連合王国を構成するイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの四つの地域のこと。成文憲法が無いため正式な名称はなく、構成国またはホームネイションズとも呼ばれる。
・王室属領
英国王に属し、高度な自治権を持った地域。伝統的に国王が王国外に有していた領地であるため、正式には連合王国には含まれず、それぞれの憲法と政府を持つ。マン島とチャンネル諸島がこれに該当。
・同君連合
王家たるウィンザー家、または王配であるフィリップの家系マウントバッテン家に属するものが君主を務める独立国。現在のこれに当てはまるのはアイスランド、フェロー諸島、ハワイ、ブルガリア。
・保護国
過去に結ばれた条約により主権の一部が連合王国に代行されている国家。既に国王や首長がいる中東諸国に多く、エジプト王国やレバント諸国、アラブ首長国連邦などがこれに当てはまる。
・自治領
あくまでも連合王国の主権の下に属しながらも、通常の地方自治よりも遥かに高度な自治を行っている地域。かつてはカナダやオーストラリアなども含まれたが既に独立または分割された。ウェストミンスター憲章の対象国の中で現在でも連合王国のもとに残っているのはニューファンドランドのみである。
・植民地
連合王国により経済的に開発された土地。または集団移住で開発され、程度の差があれど本土の政治的影響下にある地域。現在では自由化政策によりその数は減少したものの、西アフリカやアデンなどは現在でも自治領に昇格できていない。
・租借地
条約により一定期間連合王国に貸し与えられた土地。威海衛と香港がこれに該当していたが、半ば無理やり期間が延長させられ、分離政策などによりほとんど無いも同然の扱いとなっている。
欧州
ブリテン諸島、フェロー諸島、アイスランド、チャンネル諸島、マルタ、イオニア諸島、キプロス島
南北アメリカ
ニューファンドランド・ラブラドール州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、バプリンスエドワードアイランド州、アンティコスティ島、マドレーヌ諸島、バミューダ、メリット島
小アンティル諸島(オランダ領とベネズエラ領を除く)、大アンティル諸島(キューバとハイチ、ドミニカ共和国を除く)、バハマ諸島、ベリーズ、パナマ運河地域、ガイアナ、フォークランド諸島、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ
アジア・太平洋
英領モーリシャス(モーリシャスは除く)、イギリス領インド洋地域、ラブアン、香港、威海衛租借地、シンガポール、ベンガル地方、トラヴァンコール王国、ラッカディヴ諸島、ムンバイ、チェンナイ、ヴィシャーカパトナム
ポンペイ州、コスラエ州、マーシャル諸島、ナウル、キリバス、グアム、北マリアナ諸島、ピトケアン諸島、フィジー、合衆国領有小離島、サモア諸島、ウォリス・フツナ諸島、フランス領ポリネシア諸島、ハワイ州、トンガ、ツバル、ブーゲンビル自治州、ソロモン諸島、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、ジャービス湾特別地域、タスマニア州
中東・アフリカ
クウェート、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦、ムサンダム特別行政区、ブライミ特別行政区、トランスヨルダン首長国、英領パレスチナ、レバノン、ソコトラ県、アデン植民地、ナミビア
アフリカ植民地
ガンビア植民地および保護領、シエラレオネ植民地および保護領、英領ゴールド・コースト、英領トーゴランド、ナイジェリア植民地及び保護領、英領カメルーン、英領ガンビア、英領ソマリランド、ザンジバル、エジプト