ニューファウンドランド王国
女王:エリザベス2世
首相:ユージーン・ロスワックス(CL)
首都:セントジョンズ
主要産業:半導体事業、林業、観光、漁業
詳細:18世紀にパリ条約により連合王国の植民地となったニューファンドランドは島の孤立した入り江が地理的に連合王国から隔たっていて監視の目から逃れられたこと、連合王国から大西洋を2年ごとに渡らずともニューファンドランドに住めば好漁場に一年中出られることから、入植が盛んとなり20世紀最初期には植民地から自治領へと昇格した。しかしそのような平穏は1930年代に終わりを迎えることとなる。世界恐慌をきっかけに発生した植民地危機は南北アメリカ大陸の植民地にも波及しカナダの独立宣言により危機感を覚えた連合王国とニューファンドランドは合併した。当時は混乱により連合王国との連合派と独立派で多少の衝突も発生したものの、最終的には連合王国のパークス首相が社会保障や高度な自治権の保障などを保証するセントジョンズ協定を締結し、それも沈静化。現在では漁業と半導体事業の聖地として、北米最大の軍事拠点として成長を遂げている。
バミューダ諸島
女王:エリザベス2世
総督:クリストファー・ケイン(CP)
首相:ジェレット・スミトロヴィッチ(PLP)
首都:ハミルトン
主要産業:金融、観光業
詳細:17世紀序盤よりイングランドによる入植が開始され、新大陸で初めてイングランド人が定住した土地となったバミューダは、その立地を生かし新大陸への進出拠点となり、第二次世界大戦期では60年代には普通選挙と二大政党制が導入、更に将来を見越し金融業を発達させたことによりバミューダは連合王国の海外領土の中でも政治的・経済的な自立度が高い、先進的なものとなった。
バハマ自治領
女王:エリザベス2世
総督:ウィルソン・エリック・ヴァンガード(PLP)
首都:ナッソー
主要産業:金融業、観光業
詳細:1647年に連合王国による植民が始まり、海賊の本家として知られるバハマは、禁酒法時代には密輸の中心地となり、第二次世界大戦時にはエドワード8世が総督に就任するなど非常に奇妙で興味深い歴史を持つ。しかし第二次世界大戦終結後の1945年以降、独立運動が盛んとなり、それにより64年にマクミラン内閣の下自治権を獲得。69年にはパークス内閣によりナッソー協定が締結され、バハマは連合王国の領土となりものの、非常に高度な自治権を保障することが取り決められ、現在では連合王国のカリブ海植民地の中核を担う。
西インド連邦
女王:エリザベス2世
総督:トーマス・ローヴェン(LDP)
首相:アンドレ・デイヴィッド・アダムス(WIFLP)
首都:ジャガラマス
主要産業:農業、漁業、鉱業、繊維業、観光業
詳細:大航海時代、太平洋への進出とカリブ海における影響力の拡大のため連合王国により植民地支配を受けてきたジャマイカ、トリニダード・トバゴなどを始めとする西インド諸島や大アンティル諸島の国々は、第二次世界大戦後独立運動を起こした。この事態を憂慮した連合王国政府は、各地域の代表との会議の末1956年英領カリブ連邦法を制定し、ついに1958年、半独立国として西インド連邦が発足した。しかし、構成地域間の対立や相違などにより一時は解体も囁かれていたが、高度な地方分権や連絡網の整備などの改革により、90年代にはそれらの問題も解決。現在では観光業などにより再び注目を集め、アダムス首相による更なる政治改革も進んでいる。