広東設定集
広東国 英語訳:State of Guangdong 首都:広州 思想:企業支配 与党:立法会 - 富士通派 経済体制:企業寡占 国家元首:井深均(54) 軍:日本軍駐留軍、憲兵隊 国歌:無し 標語:無し 公用語:日本語・中国語・広東語 総面積:162964㎢ 構成国:広東省(湛江市と懐集県を除く) 総人口:1億2601万人 国教:無し 詳細:日本国の版図に目を向けると、極東に人為的で不自然な国家を見つけることができるだろう。それが広東国である。1960年の広東議定書によって内戦で疲弊した中華民国から切り出された広東国は、歴史上類を見ない実験的な国家だ。日本がアジアで征服した他の国々が日本国の理想に貢献している中で、広東だけがソニー、パナソニック、富士通、日立などの大企業の気まぐれの下で、純粋に利益のみを追求している。東京の怠慢と大企業の無謀な野心によって、広東国は日本の勢力圏の中で、むき出しの欲望と利益追求のために障壁となるあらゆるしがらみを取り払った場所となった。しかし、世界で唯一の無制限資本主義の牙城では、すべてが順調というわけではない。
広東の工場では、華人が休む暇もなく働いている。広東国の経済発展に奉仕し、その恩恵を受けている中産階級である珠人(高学歴のホワイトカラーで、日本を流暢に話す中国人)は、華人からは漢奸として非難され、和人からは便利な道具として見られている。犯罪と汚職は蔓延しており、三合會とヤクザは広東国の地下に広がる悪行の根を支配しようと争っている。広東では、犯罪は異常というより、単に商売の手段のひとつであり、日常的に恩恵と負債を与え合うものに過ぎない。
国際的に見れば、広東国は単に国としての体裁を整えているに過ぎない。中華民国は自国の立場を堅持し、広東国に平等な地位を認めることを拒否する。東京の関心はとうに広東からは遠ざかっている。中華民国であろうと東京であろうと、広東国という茶番じみた国家を日本の腫れ物としか考えていない。日本による中国支配の実験の元祖である香港は、依然として日本の歴史における至宝であり、貧しい中華民国と成り上がり者の広東を同様に見下している。広東国は、精神的にも形態的にも、国家を持たない国なのだ。鈴木功行政長官が広東国と広東企業を日本の支配下に戻すという困難な役目をこなす中、広東国の人々と企業家たちは、生きた国家としての広東と、その未来を切望している。
人物関連設定
性別:男性 年齢:73歳 誕生日:12月19日 職業:広東国行政長官 思想:国家統制企業支配 呼び名:支配人 出身地:千葉 宗教:無宗教 使用言語:日本語 英語 中国語 趣味:将棋 色々:鈴木功は日本陸軍の元将校であり、元参院議員として、経済改革とアジアにおける日本による新秩序の経済計画に深く関わってきた。年から経済学者として活躍した鈴木は、東京から広東国の次期行政長官に指名され、中国での経験、軍事的コネクション、経済的専門知識を駆使して、広東国の企業を東京の意向に沿わせることを目指した。
広東国の自由奔放な経済運営に対する彼のハンズオン、国家主義的なアプローチは、最小限の干渉で広東国を運営することに慣れた大企業達にとっては不都合である。しかし、長年にわたる東京の監督不行き届きと、総理の指示による現地企業へのバックアップによって培われた腐敗文化は、鈴木にとって、今のところ大企業達を足並みを揃えるのに十分なものである。
鈴木の目には、欲に目がくらみ、義務を忘れ、その結果どうなるかということに無頓着な領域が映っている。広東国の中国人に特別な感情を抱いているわけではないが、(中華民国のように)東京から強力な警備体制を維持するための資源がなければ、中国の反体制活動に対して露骨な弾圧は持続可能な解決策にはならないことを痛感している。日本のために、鈴木は新しい広東の礎を築き、大企業とその経営者たちを屈服させる。
性別:男性 年齢:50歳 誕生日:7月17日 職業:広東国行政長官 思想:企業支配 呼び名:銀行家 出身地:東京 宗教:無宗教 使用言語:日本語 英語 趣味:腕時計 色々:「どんな危機にも、大きな機会はある」という西洋のことわざがある。だが松沢穣本人にとっては、現状をより適切に表す東洋のことわざは「まな板の上の鯉」だろう。広州銀行が東京の債権者、政界、メディアに解体される中、松沢は命令を受け、広東で会社の事務をするだけで手一杯だった。前行政長官が棄てられた後、残された大物たちは、松沢の手に毒杯を握らせた。
東京との連絡もはや完全に絶たれており、日本政府から正式に松沢が任命されたわけではない。だが、辞令を待っている余裕もない。広州銀行の崩壊と東京の政治的混乱の余波で、広東の財政は大赤字となり、投資家は怖気づき、地元住民は減った賃金を取り戻すために犯罪や悪行に走っている。残された大君たちは、甘い言葉と都合の良い「計画」で、地位を競い合っている。埃が晴れた暁には、自分も行政長官になることを目指しているに違いない。
松沢は、広東への赴任の真相は自分を陥れようとする邪悪な派閥の仕業だったとわかって長年の疑間が解決したようだったが、彼らの策略によって、自分の人生のすべてが粉々に崩れ去ってしまったことに変わりはない。どんなに無実でも、もう取り返しがつかない。松沢は死んだようなもので、幕が下りるまでに出来ることと言えば、全てをひと繋ぎに留めておくことしかなかった。
性別:男性 年齢:54歳 誕生日:4月11日 職業:広東国行政長官 思想:企業支配 呼び名:技術者 出身地:栃木県日光市 宗教:キリスト教プロテスタント 使用言語:日本語 英語 趣味:仕事 色々:井深均の才能と飽くなき探究心に匹敵するものは少なく、彼の果てしない野心と政財界への識見に匹敵するものはさらに少ない。会社での絶え間ない昇進、終わりなきロビー活動、そして政治的、経済的な駆け引きをした彼には友人が少なく、そして多くの敵を作った。
ソニーの共同経営者にしてかつての友人でもある盛田康夫との対立の末、今では富士通株式会社と呼ばれる会社に入社し自身の支配を確立するなどといった井深の飽くなき野望は、富士通を珠江に進出させるまでに至った。その進出によって井深は、広東での音響機器市場の支配権をめぐって盛田率いるソニーと伝説的な法廷闘争を繰り広げることになった。
しかし、そのような時代も過去のものとなった。53年問題で鈴木政権が崩壊した後、鈴木は再び富士通を支配者の座に座らせた。そして今、井深均は広東の紛うことなき支配者として「シリコン化及びデジタル化した新しい世」という構想を実現する自由を手に入れた。
井深はもはや同僚の経営陣やロンドンの株主の気まぐれに左右されることなく、ただ1人未来を見て、新しい明日を切り開くことができる。広東というキャンバスで、彼はその無限大の野心を燃やし続けるのだ。
軍事関連設定
トラストにおける暴動は、トラスト自警団の信頼を地に落とした。 その結果「信頼を置ける部隊」として新たに創設されたのが、トラスト共和国防衛隊だ。
この地のおける「解放」と言う名の侵略戦争という矛盾が生み出したこの部隊は、 今や縮小された正規軍を大幅に上回った戦力を保有している。
それも大規模な治安維持部隊なんてものではなく、 戦車や歩兵戦闘車、果ては戦闘機や攻撃ヘリまで有した正規軍まがいのものを。
また、楊煌明の言葉一つでありとあらゆる物事を行う彼らは一種の警察組織と化しており、 保安警察、秩序警察、防衛隊情報部などの独立した治安組織・諜報組織も保有している。
一種のパラノイアのような思い込みから作られたこの組織は もはや一種の独立した軍隊と化している。
果たして、行き過ぎた治安維持が行き着く先に 「自由と民主主義」は存在しているのだろうか?
南部軍 第2装甲師団「勝利」 第5自動車化歩兵師団「栄光」 第7機械化歩兵師団「前進」 第8自動車化歩兵師団「忠勇」
北部軍 第1機械化歩兵師団「突撃」 第6自動車化歩兵師団「鋼鉄」 第9装甲師団「鉄壁」
直轄軍 第3機械化歩兵師団「髑髏」 第4自動車化歩兵師団「忠誠」
部隊関連設定
企業関連設定 *皆様の進出企業についての説明をご自由にお書きくだされ
英語表記:Elena Nina Trust 創設:2024年 従業員数:23,000人 主要拠点:福江国 業種:海運業、販売業、半導体製造、金融業 取締役:梁成(Liáng Chéng) 親会社:エレナ・ニーナ グループ企業: ENST(海運業) ENSM社(半導体) 本社所在地:南昌
エレナ・ニーナのトラスト支社として旧トラスト民主共和国で設立された子会社。福江国内外にいくつかの企業を抱えている。ENTは持株会社としてENトラストグループを構成するが、福江国内外で生産されたエレナ・ニーナ製品の販売も業務の一つ。
・ENST(英:Elena Nina Sea Transporter) エレナ・ニーナ・シー・トランスポーター。輸送船を運用しアジア各地の海運を行っている。 ・ENSM社(英:Elena Nina Semiconductor Manufacturing) エレナ・ニーナ・セミコンダクター・マニュファクチャリング。ICチップの生産が主。
種類:株式会社 業種:電気機器 設立年:1946年 代表者:盛田康夫 従業員数:約113000人 本部所在地:東京 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1946年に設立されたソニー株式会社は、2014年の経営難に続いて始まった、盛田康夫第二の事業だった。手頃な価格で映像・音響革命を推進し、従業の中には珠人と和人が混ざり合っているソニーは、広東における珠人の非公式な代表となっている。
欧人の陰で事業を立て直した盛田は、広東での珠人の権益を意図的に主張し、立法会に自派閥を立ち上げるほどになった。今やソニーは、無視できないほどの影響力を持っている。日本人のライバル、中でもかつての相棒にして現在の仇敵である富士通の井深均に対し、盛田はそう胸を張るのだ。
種類:株式会社 業種:不動産業 設立年:1950年 代表者:李盛篤 従業員数:約266000人 本部所在地:香港 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 20年、李盛篤がソニーを去った時、多くの経営者は、広東を揺るがしていた盛田と李の協力に終止符が打たれるではないかと期待した。しかし、それは大きな間違いであった。長江実業の社長となった李は、現代生活に必要なものを、中国大衆に提供することに目を向けただけであった。
スーパーマーケット、薬局、卸売業、映画館……長江は、 広東の難しい珠人や華人の共同社会と密接に開わり、混乱の後の広東の風景を語る上で欠かすことのできない存在となっている。李にとって、良いことをすることと、良い事業をすることは同じことだ。かつて自分が経験したような飢えは、誰も味わってはならない。そうならないようにすることで利益を得られるのなら、なおさらだ。
種類:株式会社 業種:電気機器 設立年:1935年 創設者:松下初太郎 代表者:松下祐介 従業員数:約64000人 本部所在地:シンガポール ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ パナソニックは、1935年に設立された日本を代表する家電製造企業だ。ソケットの販売から始まった同社は、娯楽用機器や家電製品などの幅広い品揃えを誇っている。新たな機会に貪欲な祐介は、中国大陸における無際限資本主義の先駆けとして、いち早く広東に進出した。
立法会を主導する大企業の中における祐介は、長江のように軟弱でも、富士通のように頑固でもない。数ある企業の権益層の一員として、確固たる存在感を示しているのである。広東における社の代表である初芝祐介は、広東の刻一刻と変化する状況に対応することができ、かつ信用できる人物だ。その両目は、しっかりと純利益を見据えている。
国内関連設定
立法会とは、理論上、行政長官が任命する非政治的な諮問機関であり、広東民政府という統一された政治組織の一部として、彼らの行動に助言と正当性を与えるものである。しかし、実際には、立法会が企業の利益に取り込まれているため、派閥争いが日常茶飯事となっている。鈴木行政長官の未来像に忠実で、金権よりも国家の特権を重視する人々は、立法会における民政の執行者と見なされる。
多くのものはカネで買える。鋼鉄の塔、金色の都市、臆病者の忠誠心などもだ。だが暴力、つまり国家を独占することはできない。少なくとも、今のところは。
この政体において、企業資本は他の国々で許容される範囲を遥かに超えた影響力を保持しているとは言え、国はその権限を維持している。法人とその手足はあらゆる場所にいて、彼らの意向を無視することなどはできないが、その要求や陰謀も最終的には一つの暴力装置の気まぐれや欲求に従うこととなる。経済や社会生活が民間企業に支配されているとはいえども、国家の政治的方向性についてはある単一存在の強力な手に委ねられており、少数の利益以上の、より大きな目的のためにある者を動かすことが出来る。ここでは、労働と資本の両方がより上位のものによる構想に含まれているといえよう。
中国本土と南シナ海の間に位置する広東は、人工的な文化と特徴を持つ人工国家だ。この中国と日本の文化が混在する坩堝の中には、華人、珠人、和人の三大民族が存在している。各州の民族には、政府に対しそれぞれ支持率がある。これらの民族は広東化された社会へと続く階段を登っている最中であり、その支持の有無が広東国の財政と安定を左右する。
大都市の喧騒の中では想像もつかないが、広東は日本と中国社会からはみ出した犯罪者である、香港の三合會や日本のヤクザの重要な避難所にもなっている。我々自身の警察部隊だけでは、これらの勢力が国を蹂躙し、アヘン窟へ変えてしまうのを阻止することはできない。だが、これらの勢力に対する取り締まりを援助する人々もまた、取り締まられる側以上ではないにせよ、同じくらい凶暴で腐敗している。暴力と武力で民衆を服従させる、日本の憲兵隊のことだ。ある勢力が各州を、そして広東の大部分を支配するかどうかで、広東の様々な層の支持、華人と和人の政府に対する支持、そして我々の社会の腐敗の程度に大きな影響を与えることとなる。
広東国の食物連鎖の頂点に行政長官であろうとも、考え出した計画を狂わせるものが3つある。行政長官の直接の支配下にない2つと、広東のあらゆるものに蔓延る、形なくとも確かに存在する1つだ。
まず、広東の安全を支える存在であり、最大の出資者である日本がある。行政長官は東京の不興を買い、嫉妬深い同胞から攻撃を受けないようにするため、期待に応えなければならない。そして、中華民国は、企業国家として作られた「国家」である広東を決して高く評価していない。中華民国が企業や行政長官の生活を困難にする方法を知っていることは確かだ。
そしてその先では、あらゆる隙間に汚職が染み込み、悪徳と無関心で政府の歯車を固着させているのだ。それが金を崇拝する国の宿命だと言われようとも、汚職に手を出すことを喜ぶ者はいない。魂を腐らせ、仕事を粗雑にし、利益を圧迫する。
広東国は日本による中華民国との交渉の末、広東軍閥を元に建国された。科学技術の優位性を生かし、日本と各国の投資家との双方に利益をもたらす富を生み出すことだ。だが、東京証券取引所から毎日、広東の経済動向を分析している何千人もの投資家が求めているものは、投資に対する見返りである。
毎年、広東の経済動向は純GDPによって評価され、前年に設定した経済成長の目標に到達しているかどうかを確認される。国はその正当性の多くをこれらの評価から得ているため、評価は立法会の議員構成、日本からの支持、広東の人口動態などに大きく関連している。
最終的な広東の目標は、南京に本部を置く中華民国を追い抜かすことだ。アジアのどの国家より大規模な経済を管理することが大きな目標なのである。
成長と生の経済生産量が最も重要であることに変わりはないが、貸借対照表を安定させることは、投資家の信頼を維持することに等しいとも言える。債務対GDP比率が急上昇すれば、信用格付けは下げられ、日本はさらに不機嫌となり、政治資本は減少し、広東市場の信用は低下し、インフレは進行することとなる。そのため、支出と負債を制御することは、珠江の奇跡を維持し続けるために非常に重要なのである。
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広東国

英語訳:State of Guangdong
首都:広州
思想:企業支配
与党:立法会 - 富士通派
経済体制:企業寡占
国家元首:井深均(54)
軍:日本軍駐留軍、憲兵隊
国歌:無し
標語:無し
公用語:日本語・中国語・広東語
総面積:162964㎢
構成国:広東省(湛江市と懐集県を除く)
総人口:1億2601万人
国教:無し
詳細:日本国の版図に目を向けると、極東に人為的で不自然な国家を見つけることができるだろう。それが広東国である。1960年の広東議定書によって内戦で疲弊した中華民国から切り出された広東国は、歴史上類を見ない実験的な国家だ。日本がアジアで征服した他の国々が日本国の理想に貢献している中で、広東だけがソニー、パナソニック、富士通、日立などの大企業の気まぐれの下で、純粋に利益のみを追求している。東京の怠慢と大企業の無謀な野心によって、広東国は日本の勢力圏の中で、むき出しの欲望と利益追求のために障壁となるあらゆるしがらみを取り払った場所となった。しかし、世界で唯一の無制限資本主義の牙城では、すべてが順調というわけではない。
広東の工場では、華人が休む暇もなく働いている。広東国の経済発展に奉仕し、その恩恵を受けている中産階級である珠人(高学歴のホワイトカラーで、日本を流暢に話す中国人)は、華人からは漢奸として非難され、和人からは便利な道具として見られている。犯罪と汚職は蔓延しており、三合會とヤクザは広東国の地下に広がる悪行の根を支配しようと争っている。広東では、犯罪は異常というより、単に商売の手段のひとつであり、日常的に恩恵と負債を与え合うものに過ぎない。
国際的に見れば、広東国は単に国としての体裁を整えているに過ぎない。中華民国は自国の立場を堅持し、広東国に平等な地位を認めることを拒否する。東京の関心はとうに広東からは遠ざかっている。中華民国であろうと東京であろうと、広東国という茶番じみた国家を日本の腫れ物としか考えていない。日本による中国支配の実験の元祖である香港は、依然として日本の歴史における至宝であり、貧しい中華民国と成り上がり者の広東を同様に見下している。広東国は、精神的にも形態的にも、国家を持たない国なのだ。鈴木功行政長官が広東国と広東企業を日本の支配下に戻すという困難な役目をこなす中、広東国の人々と企業家たちは、生きた国家としての広東と、その未来を切望している。
人物関連設定
性別:男性
年齢:73歳
誕生日:12月19日
職業:広東国行政長官
思想:国家統制企業支配
呼び名:支配人
出身地:千葉
宗教:無宗教
使用言語:日本語
英語
中国語
趣味:将棋
色々:鈴木功は日本陸軍の元将校であり、元参院議員として、経済改革とアジアにおける日本による新秩序の経済計画に深く関わってきた。年から経済学者として活躍した鈴木は、東京から広東国の次期行政長官に指名され、中国での経験、軍事的コネクション、経済的専門知識を駆使して、広東国の企業を東京の意向に沿わせることを目指した。
広東国の自由奔放な経済運営に対する彼のハンズオン、国家主義的なアプローチは、最小限の干渉で広東国を運営することに慣れた大企業達にとっては不都合である。しかし、長年にわたる東京の監督不行き届きと、総理の指示による現地企業へのバックアップによって培われた腐敗文化は、鈴木にとって、今のところ大企業達を足並みを揃えるのに十分なものである。
鈴木の目には、欲に目がくらみ、義務を忘れ、その結果どうなるかということに無頓着な領域が映っている。広東国の中国人に特別な感情を抱いているわけではないが、(中華民国のように)東京から強力な警備体制を維持するための資源がなければ、中国の反体制活動に対して露骨な弾圧は持続可能な解決策にはならないことを痛感している。日本のために、鈴木は新しい広東の礎を築き、大企業とその経営者たちを屈服させる。
性別:男性
年齢:50歳
誕生日:7月17日
職業:広東国行政長官
思想:企業支配
呼び名:銀行家
出身地:東京
宗教:無宗教
使用言語:日本語
英語
趣味:腕時計
色々:「どんな危機にも、大きな機会はある」という西洋のことわざがある。だが松沢穣本人にとっては、現状をより適切に表す東洋のことわざは「まな板の上の鯉」だろう。広州銀行が東京の債権者、政界、メディアに解体される中、松沢は命令を受け、広東で会社の事務をするだけで手一杯だった。前行政長官が棄てられた後、残された大物たちは、松沢の手に毒杯を握らせた。
東京との連絡もはや完全に絶たれており、日本政府から正式に松沢が任命されたわけではない。だが、辞令を待っている余裕もない。広州銀行の崩壊と東京の政治的混乱の余波で、広東の財政は大赤字となり、投資家は怖気づき、地元住民は減った賃金を取り戻すために犯罪や悪行に走っている。残された大君たちは、甘い言葉と都合の良い「計画」で、地位を競い合っている。埃が晴れた暁には、自分も行政長官になることを目指しているに違いない。
松沢は、広東への赴任の真相は自分を陥れようとする邪悪な派閥の仕業だったとわかって長年の疑間が解決したようだったが、彼らの策略によって、自分の人生のすべてが粉々に崩れ去ってしまったことに変わりはない。どんなに無実でも、もう取り返しがつかない。松沢は死んだようなもので、幕が下りるまでに出来ることと言えば、全てをひと繋ぎに留めておくことしかなかった。
性別:男性
年齢:54歳
誕生日:4月11日
職業:広東国行政長官
思想:企業支配
呼び名:技術者
出身地:栃木県日光市
宗教:キリスト教プロテスタント
使用言語:日本語
英語
趣味:仕事
色々:井深均の才能と飽くなき探究心に匹敵するものは少なく、彼の果てしない野心と政財界への識見に匹敵するものはさらに少ない。会社での絶え間ない昇進、終わりなきロビー活動、そして政治的、経済的な駆け引きをした彼には友人が少なく、そして多くの敵を作った。
ソニーの共同経営者にしてかつての友人でもある盛田康夫との対立の末、今では富士通株式会社と呼ばれる会社に入社し自身の支配を確立するなどといった井深の飽くなき野望は、富士通を珠江に進出させるまでに至った。その進出によって井深は、広東での音響機器市場の支配権をめぐって盛田率いるソニーと伝説的な法廷闘争を繰り広げることになった。
しかし、そのような時代も過去のものとなった。53年問題で鈴木政権が崩壊した後、鈴木は再び富士通を支配者の座に座らせた。そして今、井深均は広東の紛うことなき支配者として「シリコン化及びデジタル化した新しい世」という構想を実現する自由を手に入れた。
井深はもはや同僚の経営陣やロンドンの株主の気まぐれに左右されることなく、ただ1人未来を見て、新しい明日を切り開くことができる。広東というキャンバスで、彼はその無限大の野心を燃やし続けるのだ。
軍事関連設定
トラストにおける暴動は、トラスト自警団の信頼を地に落とした。
その結果「信頼を置ける部隊」として新たに創設されたのが、トラスト共和国防衛隊だ。
この地のおける「解放」と言う名の侵略戦争という矛盾が生み出したこの部隊は、
今や縮小された正規軍を大幅に上回った戦力を保有している。
それも大規模な治安維持部隊なんてものではなく、
戦車や歩兵戦闘車、果ては戦闘機や攻撃ヘリまで有した正規軍まがいのものを。
また、楊煌明の言葉一つでありとあらゆる物事を行う彼らは一種の警察組織と化しており、
保安警察、秩序警察、防衛隊情報部などの独立した治安組織・諜報組織も保有している。
一種のパラノイアのような思い込みから作られたこの組織は
もはや一種の独立した軍隊と化している。
果たして、行き過ぎた治安維持が行き着く先に
「自由と民主主義」は存在しているのだろうか?
南部軍
第2装甲師団「勝利」
第5自動車化歩兵師団「栄光」
第7機械化歩兵師団「前進」
第8自動車化歩兵師団「忠勇」
北部軍
第1機械化歩兵師団「突撃」
第6自動車化歩兵師団「鋼鉄」
第9装甲師団「鉄壁」
直轄軍
第3機械化歩兵師団「髑髏」
第4自動車化歩兵師団「忠誠」
部隊関連設定
企業関連設定
*皆様の進出企業についての説明をご自由にお書きくだされ
英語表記:Elena Nina Trust
創設:2024年
従業員数:23,000人
主要拠点:福江国
業種:海運業、販売業、半導体製造、金融業
取締役:梁成(Liáng Chéng)
親会社:エレナ・ニーナ
グループ企業:
ENST(海運業)
ENSM社(半導体)
本社所在地:南昌
エレナ・ニーナのトラスト支社として旧トラスト民主共和国で設立された子会社。福江国内外にいくつかの企業を抱えている。ENTは持株会社としてENトラストグループを構成するが、福江国内外で生産されたエレナ・ニーナ製品の販売も業務の一つ。
・ENST(英:Elena Nina Sea Transporter)
エレナ・ニーナ・シー・トランスポーター。輸送船を運用しアジア各地の海運を行っている。
・ENSM社(英:Elena Nina Semiconductor Manufacturing)
エレナ・ニーナ・セミコンダクター・マニュファクチャリング。ICチップの生産が主。
種類:株式会社
業種:電気機器
設立年:1946年
代表者:盛田康夫
従業員数:約113000人
本部所在地:東京
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1946年に設立されたソニー株式会社は、2014年の経営難に続いて始まった、盛田康夫第二の事業だった。手頃な価格で映像・音響革命を推進し、従業の中には珠人と和人が混ざり合っているソニーは、広東における珠人の非公式な代表となっている。
欧人の陰で事業を立て直した盛田は、広東での珠人の権益を意図的に主張し、立法会に自派閥を立ち上げるほどになった。今やソニーは、無視できないほどの影響力を持っている。日本人のライバル、中でもかつての相棒にして現在の仇敵である富士通の井深均に対し、盛田はそう胸を張るのだ。
種類:株式会社
業種:不動産業
設立年:1950年
代表者:李盛篤
従業員数:約266000人
本部所在地:香港
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20年、李盛篤がソニーを去った時、多くの経営者は、広東を揺るがしていた盛田と李の協力に終止符が打たれるではないかと期待した。しかし、それは大きな間違いであった。長江実業の社長となった李は、現代生活に必要なものを、中国大衆に提供することに目を向けただけであった。
スーパーマーケット、薬局、卸売業、映画館……長江は、 広東の難しい珠人や華人の共同社会と密接に開わり、混乱の後の広東の風景を語る上で欠かすことのできない存在となっている。李にとって、良いことをすることと、良い事業をすることは同じことだ。かつて自分が経験したような飢えは、誰も味わってはならない。そうならないようにすることで利益を得られるのなら、なおさらだ。
種類:株式会社
業種:電気機器
設立年:1935年
創設者:松下初太郎
代表者:松下祐介
従業員数:約64000人
本部所在地:シンガポール
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パナソニックは、1935年に設立された日本を代表する家電製造企業だ。ソケットの販売から始まった同社は、娯楽用機器や家電製品などの幅広い品揃えを誇っている。新たな機会に貪欲な祐介は、中国大陸における無際限資本主義の先駆けとして、いち早く広東に進出した。
立法会を主導する大企業の中における祐介は、長江のように軟弱でも、富士通のように頑固でもない。数ある企業の権益層の一員として、確固たる存在感を示しているのである。広東における社の代表である初芝祐介は、広東の刻一刻と変化する状況に対応することができ、かつ信用できる人物だ。その両目は、しっかりと純利益を見据えている。
国内関連設定
立法会とは、理論上、行政長官が任命する非政治的な諮問機関であり、広東民政府という統一された政治組織の一部として、彼らの行動に助言と正当性を与えるものである。しかし、実際には、立法会が企業の利益に取り込まれているため、派閥争いが日常茶飯事となっている。鈴木行政長官の未来像に忠実で、金権よりも国家の特権を重視する人々は、立法会における民政の執行者と見なされる。
多くのものはカネで買える。鋼鉄の塔、金色の都市、臆病者の忠誠心などもだ。だが暴力、つまり国家を独占することはできない。少なくとも、今のところは。
この政体において、企業資本は他の国々で許容される範囲を遥かに超えた影響力を保持しているとは言え、国はその権限を維持している。法人とその手足はあらゆる場所にいて、彼らの意向を無視することなどはできないが、その要求や陰謀も最終的には一つの暴力装置の気まぐれや欲求に従うこととなる。経済や社会生活が民間企業に支配されているとはいえども、国家の政治的方向性についてはある単一存在の強力な手に委ねられており、少数の利益以上の、より大きな目的のためにある者を動かすことが出来る。ここでは、労働と資本の両方がより上位のものによる構想に含まれているといえよう。
中国本土と南シナ海の間に位置する広東は、人工的な文化と特徴を持つ人工国家だ。この中国と日本の文化が混在する坩堝の中には、華人、珠人、和人の三大民族が存在している。各州の民族には、政府に対しそれぞれ支持率がある。これらの民族は広東化された社会へと続く階段を登っている最中であり、その支持の有無が広東国の財政と安定を左右する。
大都市の喧騒の中では想像もつかないが、広東は日本と中国社会からはみ出した犯罪者である、香港の三合會や日本のヤクザの重要な避難所にもなっている。我々自身の警察部隊だけでは、これらの勢力が国を蹂躙し、アヘン窟へ変えてしまうのを阻止することはできない。だが、これらの勢力に対する取り締まりを援助する人々もまた、取り締まられる側以上ではないにせよ、同じくらい凶暴で腐敗している。暴力と武力で民衆を服従させる、日本の憲兵隊のことだ。ある勢力が各州を、そして広東の大部分を支配するかどうかで、広東の様々な層の支持、華人と和人の政府に対する支持、そして我々の社会の腐敗の程度に大きな影響を与えることとなる。
広東国の食物連鎖の頂点に行政長官であろうとも、考え出した計画を狂わせるものが3つある。行政長官の直接の支配下にない2つと、広東のあらゆるものに蔓延る、形なくとも確かに存在する1つだ。
まず、広東の安全を支える存在であり、最大の出資者である日本がある。行政長官は東京の不興を買い、嫉妬深い同胞から攻撃を受けないようにするため、期待に応えなければならない。そして、中華民国は、企業国家として作られた「国家」である広東を決して高く評価していない。中華民国が企業や行政長官の生活を困難にする方法を知っていることは確かだ。
そしてその先では、あらゆる隙間に汚職が染み込み、悪徳と無関心で政府の歯車を固着させているのだ。それが金を崇拝する国の宿命だと言われようとも、汚職に手を出すことを喜ぶ者はいない。魂を腐らせ、仕事を粗雑にし、利益を圧迫する。
広東国は日本による中華民国との交渉の末、広東軍閥を元に建国された。科学技術の優位性を生かし、日本と各国の投資家との双方に利益をもたらす富を生み出すことだ。だが、東京証券取引所から毎日、広東の経済動向を分析している何千人もの投資家が求めているものは、投資に対する見返りである。
毎年、広東の経済動向は純GDPによって評価され、前年に設定した経済成長の目標に到達しているかどうかを確認される。国はその正当性の多くをこれらの評価から得ているため、評価は立法会の議員構成、日本からの支持、広東の人口動態などに大きく関連している。
最終的な広東の目標は、南京に本部を置く中華民国を追い抜かすことだ。アジアのどの国家より大規模な経済を管理することが大きな目標なのである。
成長と生の経済生産量が最も重要であることに変わりはないが、貸借対照表を安定させることは、投資家の信頼を維持することに等しいとも言える。債務対GDP比率が急上昇すれば、信用格付けは下げられ、日本はさらに不機嫌となり、政治資本は減少し、広東市場の信用は低下し、インフレは進行することとなる。そのため、支出と負債を制御することは、珠江の奇跡を維持し続けるために非常に重要なのである。