ピュグマリオーン掲示板

卒業研究発表会を終えて――2年間最後のゼミ掲示板の書き込み

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 これが2年間最後のゼミ掲示板の書き込みになります。卒業研究発表会も含み2年間のゼミの活動を振り返って自由に書き込んでください。
 書き込みは、1月24日までです。

Mickey
作成: 2022/01/17 (月) 03:40:06
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 2年間のゼミナール活動、そして卒業研究発表会、お疲れ様でした!
 私は確実に末廣ゼミでの2年間があったおかげで大学生活を有意義な時間にすることができました。選抜の日のことを思い出すとここまでの道のりはあっという間でした。選抜では『シカゴ』を選び挑んだのですが、今でも2つの解釈ができる結末について聞かれて、どちらか咄嗟に答えを出したことが忘れられない思い出です。今思えば選抜面接に『シカゴ』で挑んだ私は勇者だと思います。そして、ゼミ活動が始まるとシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を扱いましたが、英文学科文学科にいながら英語が得意ではない私にとっては読解するのは困難で、ついていくのに必死でした。しかし皆さんのおかげで私もなんとか追いついていけたのだと思います。そして後期のミュージカル映画については、個人的にミュージカルが好きなので本当に毎回楽しく参加させていただいていました。毎週ミュージカル映画をじっくりと観ることが課題であることは私にとっては本当に幸せでしかなかったです。レポートや発表など多くあったかと思いますが課題という認識ではなかったような気がしています。
 そして私は映画『あの頃ペニー・レインと』という作品を題材にこの1年を過ごしてきました。私は卒業研究を楽しく前向きに取り組めていたので、悩んでいる時間さえ楽しく、先生からの添削は自分が納得するまでやりたかったので、厳しくしていただけることが私にとってはこの上なく嬉しかったです。しかし卒業研究発表会については本音書かせていただくと、私は発表会の準備に取り組む過程で、自分の論文に問題点を見つけては、反省をしてばかりで自分の論文への自信がまったくなくなっていました。1番に書き出しOKを獲得したことや先生には添削や個人相談も他のメンバーより多くしていただいていたこと、他のメンバーがみんな丁寧に添削やアドヴァイスをしてくれたのに申し訳ないと思い、せめて発表は今までの中で1番良いものにしようとしていました。それ故に発表するのが怖すぎて緊張し過ぎてしまいました。そのため、先生が講評でおっしゃっていた通り、私の本論は特別良いものではないのもなんとなく気づいていました。文句なしのMVPという先生の言葉を聞いた時に、MVPは目標としていたので嬉しい気持ちに嘘はありませんが、悔しい気持ちが勝ってしまい、その言葉をすぐに受け入れることができませんでした。私は何かに熱中すると妥協できなくなり、日々修正点を見つけて改善することばかり考えてしまうので、それが悪く出てしまったのだと思います。ですが問題点を残しても結果がついてきたことで、この2日間くらいずっと考えてようやく妥協のできない性格の私にとって、このMVPは私が生きていくために大切なものだということに気づきました。さらに、追求し続けることができるからこそ、学ぶことは楽しいのだということにも気づきました。最後に末廣先生とゼミのメンバーの皆さんから大切な宝物をいただいたのだという気持ちでいっぱいです。当日は本当の気持ちをひた隠しにしていましたが、今は本当にMVPを受賞できたことが嬉しくて、自分の論文とこの1年間卒業研究に対して努力してきた自分自身が誇らしいです。本当にありがとうございます!!それから、るるは先生よりも私の論文を読んでくれて、末廣先生と同じくらいの厳しさで私の論文と向き合ってくれました。また、私もるるの論文を誰よりも読んでいたら、『恋はデジャ・ブ』が好きになりました。そんなるるの論文が先生から見ても素晴しい論文であり、MVPを受賞したことは本当に嬉しいです。
 それから、末廣先生、他のメンバーと比較して添削回数が多いのにもかかわらず意味不明な文章が多かったり、丁寧に議論をしていて字数を書いている割に議論が足りなかったりしていたので、読むだけでも大変なはずの私の論文を良くするために毎回丁寧に指導していただきありがとうございました。結論が上手く書けたのは私が頑張ったからだけではありません。先生からの丁寧な指導がなければ絶対に書けませんでした。この2年間で想像力と創造力を養えたと自信を持って言えるのが嬉しいです。そして、論文のタイトルを相談させていただいた際に、先生からの返答を見たときには、本当にこのタイトルをいただいて良いのだろうかと考えてしまいましたが、私の論文にふさわしいものになっていることをほそやんからのコメントに返答することで実感しました。なのでほそやんにも感謝しています。私以外の17人のメンバーの皆さん全員から本当に沢山の刺激をいただき、このメンバーでなければ私は成長できなかったです、ありがとうございました。先生への感謝と作品への想い、そしてゼミのメンバーの皆さんへの気持ちを書きたいだけ書いていたら何万文字も書けそうなのでここで締めくくります。そして掲示板を書くのがこれで最後だと思うと本当に寂しくて投稿するのにためらいを感じますが、なんとなく最後は2番ではなく、1番に投稿したいので投稿します。
 本当にありがとうございました!!!!

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 2年間のゼミナール活動、そして2日間の卒業研究発表会お疲れ様でした。毎週のように書いてきた掲示板が今回の投稿で最後になるかと思うと、本当に寂しいですが、今の私の思いを長々とここに書かせていただきます。
 私にとってこの末廣ゼミナールでの2年間は絶対にこれからの人生を歩んでいく上で自信につながるものとなりました。2年次の後期にゼミが選抜になると聴いたときは一気に不安になり、自信がないまま面接に臨んだことは今でもよく覚えています。そして3年次になりましたが、新型コロナ・ウイルスの影響ですべてがオンライン化したため、また不安を抱えたまま、ゼミ活動がスタートしました。前期では『ロミオとジュリエット』や『十二夜』の原書の読解や映画分析を行いました。英語が得意ではない私にとってついていくのに必死でしたが、皆さんのサポートもあり、今では良い思い出です。後期のミュージカル映画では映画を鑑賞して、自分の発表準備や皆さんのプレゼンテーションを聴く、というのが毎回楽しみでした。自分にはない発想や着眼点を知ることができ、パワーポイントのスライドも皆それぞれその人らしさが出ていて発表を聴いていてとても楽しかったです。そして、ゼミ活動がオンライン化し、みんなに会えないという状況にもかかわらず、オンライン・コンパの計画やバーチャル背景を利用した誕生日サプライズを率先して提案して実行に移してくれた4人のゼミ・リーダーの皆さん、本当にありがとうございました。
 さて、私は末廣ゼミナールでの卒業研究の題材に映画『恋はデジャ・ブ』を選びました。私はこの作品を選択した約1年前の自分を我ながら称えたいと思います。それは目標にしていたMVPを受賞することができたことはもちろん、何よりこの作品を大好きになって卒業できることに大きな喜びを感じているからです。そして、私は卒業研究発表会を終えて、解放より、「ああ、終わってしまったんだ」という寂しさの方が圧倒的に勝っています。それは卒業研究は気づけば私の生活の一部になっており、研究を進めるにつれ、新しい発見がどんどんと出てくる度に喜びを感じていたからです。この作品はニーチェの哲学的要素が多く含まれており、まずはその概念自体を理解する段階からのスタートでした。調べ始めたときには概念があまりにも抽象的であるため、図書館から何冊も本を借りては何度も何度も読み返し、議論や分析に使えそうな引用があればノートに書き出すという作業を繰り返していました。これらは確かに大変ではありましたが、それが一見単純な物語構成である『恋はデジャ・ブ』と繋がったときの喜びは一生忘れないと思います。私が末廣ゼミナールに所属し、3年次に末廣先生の映画トークを通してこの作品に出会い、「英米映画論」の学期末レポートと卒業研究の題材として選択し、この論文を完成させることができたのもニーチェの言葉を借りれば本当に〈運命〉であったと思います。笑 私は最初から最後まで楽しんでこの卒業研究を完成させることができたと自信を持って言えます。しかし、このように私が楽しく卒業研究に取り組むことができたのは間違いなく末廣先生と私以外の17人のゼミ・メンバーのおかげです。今思えば、3年次のたくさんのレポート課題やオンライン夏合宿と冬合宿、ミュージカル映画のプレゼンテーション資料作成や発表…これら全ては皆さんがいたからこそ取り組むことができたのだと思うと本当に感慨深いです。また、ペア添削の機会や公開講評などはレヴェルの高い皆さんからいつも刺激をもらっており、特別頭が良いわけでも飛びぬけた才能があるわけでもない私はこのような素晴らしい環境で大学生活最後の2年間を過ごすことができたのはとても幸せであり、誇りに思います。そのため、私は2年間この末廣ゼミナールに所属したことに何も後悔していません。また、卒業研究に取り組むのにあたり、夏のオンライン勉強会と卒業研究発表会で充実したコメントや建設的批判を考えてくれた〈解放〉を希求するグループのタムタムとあめちゃん、そして、私も自分の論文に末廣先生と同じくらいの熱量で向き合ってくれたすずには本当に感謝しています。私は末廣先生との個人相談に臨む前に必ずすずに自分の論文を送ってはアドヴァイスと添削をしてもらい、なるべくいつも最善の状態で提出する、というのが習慣になっていました。そして、私もすずの論文を読むたびに「私も頑張らなきゃ」と良い刺激をもらっていました。末廣先生も講評でおっしゃっていましたが、お互いに協力しつつ刺激し合いながら良い結果で卒業研究を終えることができたのも本当に嬉しいです。本当にありがとう!
 そして、末廣先生、本当に2年間お世話になりました。末廣先生の個人相談や添削では毎回私が頭の中にあっても、なかなか言葉にできないというもどかしい状態をいつも払拭していただき、自信に繋いで下さいました。夏のオンライン勉強会で書き出しOKをいただくことができ、たくさんの個人相談の機会を与えて下さったこと、そして最終的にはMVPを受賞することができたのも私の力だけでは確実にできたものではなく、末廣先生の厳しくも愛のあるご指導があったからこそです。先生の添削は「私のためだ」と前向きに捉えながら最後まで執筆を進めることができました。分量が多く、最初はTSのコツもまともにつかむことができていなかった私の論文を睡眠時間を削ってまで真剣に向き合ってくださったこと、本当に感謝しております。発表後に末廣先生からいただいた講評は心の底から本当に嬉しく、泣きそうになりました。そしてこの経験は今後必ず自信につながると思います。卒業してこれから先辛いことがあっても乗り越えていけるような気が勝手にしています。そして、それらはすべて自分が定めた〈運命〉だと思うことにして、これからも頑張っていきます。
 最後になりますが、この末廣ゼミナールという素晴らしい環境で私以外の17人の皆さんから刺激を受けながら学生生活最後に学ぶことができ、本当に幸せでした。また皆さんと会える日が来ることを楽しみにしています。
 2年間、本当にありがとうございました!!!

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 2日間の卒業研究発表会、及び2年間のゼミナール活動、本当にお疲れ様でした。掲示板への書き込みも今回で最後となりましたので、これまでのように期限ギリギリになることなく、有終の美を飾りたいと思います。笑
 いま思い返せば、少し残暑の香りがした秋口に、末廣ゼミナールの選抜説明会に参加していなければ。そして道歩く人がコートを羽織り始めていた11月のあの日に、少し珍しい問いを持ったあの応募資料をだして、先輩方がずらりと並ぶ面接会場に訪れていなければ、今日の私はもっとつまらない人生を送っていたのだろうと思います。真ん前に座っていた末廣先生から「なぜ、この映画が好きなのですか?」と問われたときに、ドキドキしながら自分の中に答えを探したことを覚えています。その後、間を開けた12月末頃に合格通知がきて、大きな教室にゼミ・メンバー全員が集まって、自己紹介とともに「はじめまして会」を行って。かと思いきや、翌年には新型コロナ・ウイルスの発生でオンライン授業に切り替わってしまって。私自身も、唯一の年上であることをネックと感じ、よほど努力しないと2年間では卒業できそうにもない残り単位数に怯えながら、就活を始める余裕があるのか悩み、正直ゼミどころじゃないだろ・・・と思いつつあった4月の幕開けでした。
 授業内容もハイレベルで、それまで舞台は好きだったものの、鑑賞回数はそこまで多くなく、何より英語がかなり苦手だったこともあり、皆さんについていけるのか不安を感じる毎日でした。5月ほどからは自身の発表も始まり、他の科目や今後の人生設計で模索するなか、本当に精神的疲労で死ぬかと思ったときもありました。それでも乗り切れたのは、慣れないなかでも授業をより盛り上げ、より学びに繋げようと常に考え行動してくださった末廣先生とゼミ・リーダーの皆さん、距離を感じながらもそれぞれの持ち味を発揮し、ゼミの一員として活動してくださったメンバーひとり一人のおかげです。皆さんがいたからこそ、前期の授業は成り立ったのだと、心の底から思います。
 後期から始まったミュージカル映画の分析では、レベルがさらに二段ほどアップし、卒業研究を見据えた内容を毎時要求されることになりました。何度も掲示板でも話題となっていたように、回を重ねるうちにプレゼンテーションの内容も技術も上がり続け、映画のなかでたった一曲とはいえ、きちんと分析しようとするとこんなにも難しいのかと大衝撃を受けました。そのなかで、一番はじめの映画であった『トップ・ハット』や、唯一の舞台作品『オペラ座の怪人』のコメンテーターを務めさせていただくことができたこと、そしてこれも唯一歌詞がない曲のある『巴里のアメリカ人』と、ラストを飾った『ラ・ラ・ランド』の”Audition”の発表をさせていだたけたことで、さまざまな角度から検討する力がつき、「少しは成長できたかな」と自信をつけることができました。
 さて、来たる1月、先輩方の卒業研究発表会に参加させていただいた折には、そのレベルの高さに、「今までミュージカル映画ごときでヒイヒイしていた私達とは・・・?」と疑心暗鬼になりました。そして、全先輩方が仰る「後悔のないように」というメッセージに、プレッシャーを感じながら、作品選びに取り掛かることになりました。それぞれ個性のある作品を選ぶなか、以前の殊勲賞受賞作品でもある『君の名前で僕を呼んで』に取り組もうとしていた私には、ある葛藤がありました。そもそも卒業できるかギリギリの段階で、前期に履修を集中させるのか、後期に授業を集中させるのか、そもそも就活は行うのか、行うとしたらどの程度の比重を割けるのか、どちらにせよ、圧倒的に不利な状態で、卒業研究の受賞を狙うことはできるのか・・・など、決めるべきことが多くあり、何度も末廣先生や教務課、就職課で相談させていただきながらも、最終的には妥協できず、「ぜんぶ頑張る」という非常に曖昧な目標を立てることとなりました。
 4年前期が始まってからは、週5の授業を取りながら、毎日就職課で相談を行い、就職説明会に参加し、ESを書き、テストを受け、合間にはバイトにも行きつつ、新しい人にも積極的に出会うなど、とにかく忙しい毎日でした。その中でミニ・レポートの提出に間に合わせることができなかったり、毎回の個人相談でとにかくアウトプットできなくてお手数をおかけしたりと、末廣先生やメンバーの皆さんには多々ご迷惑をおかけしてしまいました。その後、本論書き出しOKに向かって駆け巡るわけですが、なかなか上手く言いたいことがまとまらず、停滞してしまいました。その要でもあった中間発表において、「青春映画」ペアであるともかが、的確なコメントやアドヴァイスを贈ってくれたおかげで、1つ沼から抜け出せたのだと思います。
 長くなってしまったので纏めに入ります。私は、最終的には卒業研究において、自分の納得できる内容を完成させることはできませんでした。しかし、それ以外の部分で、多くの学びを得ることができました。常に本気に論文に向き合っていたメンバーや、個性的で鋭い意見を放つメンバー、コツコツと物事を達成するメンバーなど、多岐にわたって多くの強みを持つ皆さんとともに過ごせたからこそ、卒業を諦めかけていた私がポジティブに課題に取り組み続けられたのだと思います。そして、睡眠を削ってまで私達の論文、ならびに私達の人生に向き合ってくださった末廣先生がいなかったら、全員で発表会を迎えることができなかったのだろうと思います。これまでの2年間、長いようで短かったなあと、今はしみじみと思います。末廣先生、4年ゼミの皆さん、本当にありがとうございました。次のステップに進んでも、皆さんが末廣ゼミナールのようなあたたかい環境で過ごせることを、心の底から願っています!!

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 2日間の研究発表、本当にお疲れ様でした。
 そして2年間、ありがとうございました。長いようで、あっという間でした。このような情勢ということもあり、対面でお会いすることができなかった分、不便なこともありました。しかしオンライン上だからこそできることも沢山あり、充実した2年間を送ることができました。末廣先生のご指導はもちろん、こんなに素晴らしいメンバーのもとで学ぶことができた時間は本当に貴重で、光栄に思います。簡単に自分の2年間と発表までのことを振り返ろうと思います。
 3年次では『ロミオとジュリエット』『十二夜』を通じてゼミ生みんなで作品に対しての解釈を深めていきました。レヴェルの高いメンバーの中、映像分析や挿入歌の分析について多くのことを学ばせていただきました。後期のミュージカル映画では、実際にスライドを作成し発表しましたが、自分の無知に悔しさを感じるようになりました。先輩方の研究発表を聴いて怖気づき、そのまま4年次ではパラグラフ・ライティングに苦戦し、先輩の論文解題に地獄を見て、夏の勉強会では書き出しOKをいただくことができず、途中からは涙も枯れてしまいました。私はバズ・ラーマン監督による映画『華麗なるギャツビー』を研究題材とし、結論にはデヴィッド・フィンチャー監督の映画『ソーシャル・ネットワーク』を扱いました。アウトラインにも自信が持てないまま執筆が始まりました。おかじから連絡は来ず、誕生日企画も進めていかなければならない、諸々の不安と焦りがありました。個人相談のほとんどは冷戦状態、理解力が悪いため頂いたアドヴァイスをまず理解していくことに必死でした。嫌われることを覚悟にしつこいくらいにケイトに相談し、りさこには添削を求め、ゆりや、るるとは執筆中の不安や文句を言い合いました。そんなこんなで無事提出し、発表の日を迎えました。
 私は現実逃避をしてなんでも楽な方向へ考える癖があり、正直なところ、就職活動も半分諦めていました。やりたいことも、目標も希望も何もないからです。小さいころから将来の夢は「立派な大人」と逃げたような台詞をよく口にしていました。結局、就職活動も内定を頂けたからそこにした、といった具合で毎日が行き当たりばったりです。自分の言いたいことをまとめることが苦手で、人前で話すこともそんなに好きではありません。極度のめんどくさがり屋で、適当な人間です。さて、ここまで卑下してみました。みなさんが私に対してどのようなイメージを持っていようが、あまり気にしません。こんなことをだらだらと考えながら「ここまできたならもうやるしかない」などと自分に言い聞かせ、17人の発表を聴き終え、最後に発表をさせていただきました。正直、発表以降はあまり記憶がありません。しかし大トリを務めさせていただいた上に、好評をいただけたたことは間違いなく、今後の人生において何かしらの自信につながると、今になって思います。1年次の初めにこの作品と出会い、私にとって英米文学へのときめきの始まりが『華麗なるギャツビー』でした。終わりもまさかこの作品だとは思ってもいませんでした。もうしばらく喜ばせてください。やっと「文学が好きだ」と大口を叩けそうです。そして、散々に苦しめられた映画『トゥルーグリット』における「不屈の精神」が私にもあったのでは?と考えているところです。反感を買いそうなのでこの辺にしておきます。
 本当にこのゼミに入ってよかったと思います。文章能力も低く、論理的思考力も兼ね備えていない私にとって、大変な場所であったことは間違いないのですが、その分たくさんの刺激を受けて学ぶことができました。この2年間の経験と学びは、必ず次のステップに活かしていきたいです。ゼミでの学びは終わってしまいますが、今まで以上に映画鑑賞と読書は、私にとって最高の娯楽になると思います。
 こんな私にも熱心にご指導してくださった末廣先生、そして4年ゼミ生のみなさんには感謝しきれません。私のようなひねくれた人間の人生に関わってくださり、そして、支えてくださり、ありがとうございます。いつか、ゼミでの2年間、またはそれ以上の輝かしい〈過去〉に思いを巡らせることがあるかと思います。そしてこんなご時世、これまで以上に苦しいこともあると思います。それでも私たちは、たえまなく過去へと押し戻されながら、流れに逆らう舟のように力の限り漕いでゆくしかなさそうです。たぶんみなさんなら大丈夫です。
 最後まで締まらない散文的な書き込みとなりましたが、ご容赦ください。これからもみなさんのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

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 卒論発表会お疲れ様でした!そして2年間のゼミナールお疲れ様です!メンバー全員が発表を無事終えられたこと、大変嬉しく思います!
 末廣ゼミの選抜課題レポートで『シャイニング』について書いてから、2年後まさか卒業論文で『シャイニング』を扱うとは思いもしませんでした。作品決めの際に、1年間ホラーを取り組むことに不安を感じていましたが、すぐにその不安が吹き飛ぶほど、何度見ても飽きさせず引き込まれ、画面から滲み出る気味の悪さにむしろ感動を覚えたことが忘れられません。最後まで向き合ってみて、やはり人間が狂気に陥った時に表す本質を如実に描き出す面白い作品でした。結論でもキューブリック監督の2番目に好きな『2001年宇宙の旅』を扱えることがとても嬉しく、作品のラストまで解読できたと自分では思っているので満足です。映画制作に一切の妥協のないキューブリック監督だからこそこんなにも素晴らしい映画を生み出したのだと心から敬意を感じました。しかし、私はそんなキューブリックの映像技法に感服してしまい、原作キングについて述べた第1章にオリジナリティがなくなってしまったことは、末廣先生にご指摘いただいた通りです。キング作品にもとてつもない魅力を感じていたので、もっと創意工夫すべきだったと心残りがあります。。ですが末廣先生のご厚意で新たな賞を新設してくださり、敢闘賞を授与していただいたことは本当に本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。MVPや殊勲章を受賞された皆さんには到底及びませんがここまでメンバーとやってきたことを通して喜びが大きくなり、本当に嬉しかったです。
 卒論執筆は思ったより数百倍大変だと思いましたが、この経験を通し精神的にも強くなれた気がします。そしてメンバーで切磋琢磨し合い、真剣に取り組むことができる環境で卒論執筆を進めることが貴重なことだったのだと今になって噛み締めています。これほど貴重な経験をさせていただいた末廣先生はじめゼミ・メンバーの皆さん、それから活動量の多いゼミを常に支えてくれた4人のゼミ・リーダーの皆さんに心の底から感謝を伝えたいです。末廣ゼミで過ごした2年間は本当に毎日が刺激的で、苦しいこともありましたがその分やりがいがとても大きく、このゼミに入ることができて本当に良かったと思います。これからもたくさん映画を観て、ゼミでつけた映画分析の力を活せるよう、作品の真意をすべて理解していきたいです!この先も映画鑑賞を通じ、自分の視野や知見を広げ続けたいと思います!2年間、本当にありがとうございました!!

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2年間のゼミナール活動、そして卒業研究発表会お疲れ様でした。わたしにとって末廣ゼミナールに選抜ではいること、そしてゼミリーダーに立候補してゼミの先導に立ち運営をしていくこと、さまざまな課題をこなしていくこと、卒論を最後まで諦めずに執筆することはすべて「挑戦」と「成長」でした。私は人前で話すことが得意ではなく、生徒会長やリーダーの経験も今までありません。自己肯定感が限りなく低く先導に立つことに畏れを感じていたため避けてきました。しかし大学に入学したタイミングで多くの人と交流をもち、授業でもなるべく多く発言をすることで人見知りや人前に立つことに対しての苦手意識が少し消えました。そしてゼミナール決めでは、絶対に選抜になるであろう末廣ゼミに自分から突き進み(挑戦をし)、自己紹介の際にはリーダーに立候補するまでに成長していました。この2年間、ほかのリーダー3人、そしてゼミを一緒に盛り上げてくれた18人のメンバーのおかげでトラブルなく楽しくゼミの活動を送れたと感じております。時には「自分がリーダーをしていいのか?」「ちゃんとメンバー全員が頼れるリーダーになれているのか?」心配で、泣く日も多々ありましたがその度に相談に乗って励ましてくれたメンバーには感謝しきれません。本当にありがとうございました。
そして3年ゼミ前期には『ロミオとジュリエット』と『十二夜』を扱いましたが、英語が苦手なことや読解力、文章力がないことからメンバーについていくのに必死でした。しかし後期にやったミュージカル映画ではようやく映画の分析の仕方やレポートの書き方をマスターしてきました。『スイート・チャリティ』と『ラ・ラ・ランド』、冬合宿で扱った『レ・ミゼラブル』では自分が納得のいくまで映像分析やこだわったPowerPointのスライドを作成することができ、映画研究が上手く進むことの喜びや毎回メンバーの発表から多くのことを学ぶ楽しさを覚えました。
さて、わたしは卒業研究の題材にディズニー・アニメーション版の『ピーターパン』を選びました。作品選びの当初は候補であった作品がすべて全滅してしまい、絞りに絞った中で思いついたのが『ピーター・パン』であったため、最初は不安でいっぱいでしたが今では卒論研究の題材に『ピーター・パン』を選んだことは後悔していません。私は思っていることを文章にすることが苦手であり、3年次で学んできたはずのレポートの書き方、パラグラフ・ライティングの書き方が急に抜けてしまい、思うように論文を書き進めることができずにいました。毎日自分の論文と向き合っては手が進まない自分を強く憎み、何もできない自分に泣くしかできませんでした。時には卒論執筆をする気力さえでずに18時間布団で泣いている日もありました。そんな中個人相談で、わたしの意味不明な質問や文章に真摯に向き合って添削をしてくださった末廣先生には感謝してもしきれません。そんなわたしを見捨てずに最後まで熱心にご指導してくださり本当にありがとうございました。最後まで諦めずに卒論執筆をできたのは末廣先生のおかげです。発表の最後の末廣先生からの総評でご指摘していただいた通り、わたしの論文は穴だらけであり、主張がはっきりとしていなかったり、結論と本論に繋がりがないことが自分でもわかります。ほかのメンバーが細部までこだわって映像や台詞の分析を行なっている中、わたしは全てにおいて曖昧になってしまったのは事実です。完璧に納得のいく論文を完成させることができなかったことは心残りですが、『ピーター・パン』という作品を選び挫折しながらもなんとか最後まで諦めずに向き合えたことは褒めてあげたいです。そして最後に末廣ゼミナールにはいり、この卒論を書き終えるにあたってピーターやウェンディが成長したようにわたし自身も3年前期のころからは確実に成長したと胸をはっていえます。それは何事も諦めずに、ゼミでの活動(課題や発表、合宿、そして卒論)に苦手意識だけで終わらせずに挑戦する気持ちを持って、すべて乗り越えてきたからです。
末廣ゼミナールで過ごしてきた2年間は本当に辛いことも楽しいこともありましたが、その分やりがいや達成感を感じています。2年前のわたしにこのゼミを選んで正解だよ!といってあげたいです。これからも大好きな映画をたくさん鑑賞して末廣ゼミで学んできたことを活かしていきたいと思います。
末廣先生、4年ゼミのみなさん今まで本当にありがとうございました!こんな頼りないわたしについてきてくれてありがとうございます。オンライン・コンパに参加が遅れた際もゆきまるのこと待ってたよ〜っと何度も乾杯の挨拶をさせていただいたことも嬉しく感じています。今までどこにも居場所がないと感じていたわたしでしたがこの2年間はこのゼミで過ごせてわたしは本当に幸せもので、このゼミがわたしの居場所のひとつでした。次のステップにいってもみなさんが心から楽しく活動できることをお祈りします。ありがとうございました。

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2日間卒業研究発表会、お疲れ様でした。
 はじめに、全員で発表会を迎えることができてよかったと思います。私は、末廣ゼミに入ったとき、4年次で論文を執筆することができるのかという不安があり、心配していました。なぜなら、レポートの書き方もわかっておらず、発表も苦手であまり好きではなかったからです。3年次にゼミを選択するときには、末廣ゼミに入ろうか本当に迷っていました。そこで私は専修大学に入学した理由を思い出しました。高校生のとき、やりたいことがなく大学を探していたときに専修大学文学部英語英米文学学科の「英米映画論」を見つけました。当時から映画をよく見ていたので、「映画」の授業を受けてみたいと思っていました。実際に3年次に授業を受けてみると、その担当の先生は末廣先生で気づいたらゼミも末廣ゼミに入っていました。こんなことがあるんだなと少し驚いています。末廣ゼミに入り、みなさんと活動をしていく中で、少しずつではありましたが、以前に比べレポートの執筆方法が変化し発表に対する意識も変わってきました。卒業研究では『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』というタイトルだけではよくわからない映画を取り上げユニークな議論があまりできませんでしたが、みなさんと末廣先生のおかげで執筆方法や意識を変えることができたので、忘れないようにしたいと思います。ありがとうございました。 
 次に、私はゼミ活動の中でもう少しコミュニケーションを取ることができたらよかったとも思っています。コロナ禍になり、ほとんどのゼミがオンラインで行われたために、対面での授業があまりありませんでした。そのため、セミナーハウスでの合宿もありませんでした。個人的にセミナーハウスに興味があったので合宿を行なってみたい気持ちがありました。しかし、今考えてみるとオンライン合宿はとても大変な時期だったので、セミナーハウスで合宿をしていたらもっと大変になったのではないかとも考えています。もう少しコミュニケーションを取れたらよかったと書きましたが、オンライン上や数少ない対面でのコミュニケーションはしっかりと取れていたと思うので、セミナーハウスでの合宿が少し心残りになっていると感じています。
 最後に、一緒に2年間ゼミをサポートしてくれたリーダーのゆきまる、ほのち、とみ、本当にありがとうございました。ゼミに馴染めるか不安でしたが、はじめに3人と仲良くなれて気持ちが楽になりました。ゼミのことで話しているときは、本来負担になり面倒に感じることだと思いますが、私は楽しかったです。連絡が遅くなることもありました。すみません。(笑)3人には感謝しています。本当にありがとうございました。 
 長くもあり短くも感じる2年間でした。楽しく過ごせたのは、17人のゼミメンバーと末廣先生のおかげです。本当にありがとうございました!

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 2年間のゼミナール活動、そして卒業研究発表会お疲れ様でした。
 こんな風に最後の掲示板を書く日が来るなんてもっともっと先のことなんだろうなと思っていたため、今思えばこの2年間は本当にあっという間だったなと感じます。
 末廣ゼミはゼミ選抜から始まり、面接では全然上手く答えられず、選抜レポートも上手く書けなかったと思ってたので面接が終わった後にとみやすずたちに私落ちたわ、、って嘆いていたことを未だに覚えてます笑。そのため正直なんで私が末廣ゼミに入れたんだ?ということが私の中で2年間ずっと疑問でした。(発表会の講評でやっとその疑問が解けて少しスッキリしました笑) そんな風に疑問を抱えたまま本格的にゼミが始まると、みんなより観てきた映画の量も違えば、知識も全くない私にとって、皆さんの議論はとても追いつくことができるようなレヴェルではなく、毎週のようにつらい日々であり、私はこのゼミで2年間生き残ることができるのだろうかと不安に思っていました。くわえて、私は元々3年の前期で留学する予定だったため、今思うとあの時期にゼミに参加してなかったらもっと引き離されていたと想像すると恐ろしいなと感じます。しかし、そんな私にとって唯一の救いだったのはこのゼミ・メンバーはほとんどが元々知っているメンバーだったことでした。どんなに自分の発表やレポートが上手くいかず、先生からダメ出しの嵐を喰らっても、仲間に悩みや不安を聞いてもらい、時にはレポート提出前に添削をしてもらっていました。そのおかげでつらい日々を乗り切ることができたなと感じてます。 
 そんな風になんとか課題地獄の3年を切り抜け、卒論に取り掛かる4年となり、私は題材として『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を選びました。ちょうど3年生前期の頃、あまりにも出来の悪い自分自身に嫌気がさしてるときにこの作品と出会い、映画館で涙が出てしまうくらい物語の世界に引き込まれました。今思うと私が夢中になって論文執筆に取り組むことができたのはそれだけ思いれの強い映画を選んだおかげなのかなと思います。しかし本論執筆に至るまではなかなか出口が見えない状態であり、夏期勉強会の後はもう卒論を投げ出したくなりました。それでも私のアウトラインを一緒に考えてくれたとみやすず、たくさんの悩みや愚痴を聞いてくれたりさやかえでぃー、るる、さらには諦めずに頑張ることを態度で示してくれたおかじのおかげで私はもう一度卒論に向き合うことができました。その後も本論執筆では自分で自分の首を絞めるかのように何万字もの文章を書き、何度も何度も苦しい思いをしましたが、その度に私の相談に乗ってくれ、添削をしてくれたメンバーのおかげで何とか論文を完成させることができました。そして、何よりも常に私の論文作成に真剣に向き合ってくださり、落ちこぼれな私を最後まで見捨てずに指導してくださった末廣先生のおかげでもあります。正直なところ、私は2年前、先輩たちの発表を聞いて「2年間無駄にした」という言葉だけは最後に先生に言われないようにしようとこのゼミに取り組んできたので、発表会では先生に論文を褒めていただき、殊勲章まで受賞することができて本当に今でも信じられないくらいの気持ちです。まだ私の論文には至らない点もありますが、それでも自分的には納得できる形になったかなと思ってます。何よりもこの大好きな映画を私にとって本当に大切な存在にすることができたことが一番嬉しいです。そして、こうやって振り返ってみるとゼミに入った頃に比べれば少しは成長できたんじゃないかなと感じています。こんな風に思わせてくれた末廣先生、ゼミのみんなには本当に感謝しており、みんなで卒業研究発表会を無事に終えることができて良かったです。それから、末廣ゼミをまとめてくれ、いつも私たちが学びやすい環境を作ってくれた4人のリーダーと会計の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。2年前、末廣先生に拾ってもらえてなかったら、、毎回毎回刺激を与えてくれるこの最高なメンバーと出会わなかったら、、きっと私の大学生活は平凡に終わっていたと思います。皆さんのおかげで私の大学生活の2年間はとても充実した日々となりました。本当にありがとうございました!そしてお疲れ様でした!!

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 2年間のゼミナール活動、そして卒業研究発表会お疲れ様でした。
 今回の卒業論文発表会では、卒業論文執筆がうまくいかなかった分、スライド制作に力を入れ自分らしい発表ができたと思っています。今回の発表後に初めて卒業研究の講評をしていただきましたが、これまでの2年間末廣先生のもとで努力してきた成果を全く出せないまま終わってしまった卒業研究だったことを痛感させられました。3年生では、講評の中にもあった夢ナビのアシスタントとしての参加や、萩原先輩の論文解題、英語英米文学科のパンフレットのインタビューなど、さまざまな機会に挑戦させていただきました。私はとにかく必死に毎回の課題やさまざまな特別な機会に取り組ませていただき、その結果として1年間努力することができたのだと感じています。四年生からは就職活動や、就職活動が終わってからも金融の試験や自動車免許の取得などさまざまなことが重なりなかなか集中して論文を執筆することができませんでした。とはいえ他のメンバーも他にやることがたくさんあったなかであそこまでクオリティの高いものを作っているのでただの言い訳にしかならないと感じています。3年生の時に培った前向きに努力する力や分析力、論文の筋の通し方などの力が全て発揮できず、もっとも恐れていた不完全燃焼で卒業論文執筆を終える形になってしまいました。3年生の時から共に切磋琢磨してきたとみは、しっかりとやることをやり、MVPを受賞していましたが、とみがどれほど努力したのかを知らないほど、ゼミナールのメンバーと関わることができませんでした。人見知りであることを理由に、ゼミナールの集まりに参加しなかったり、積極的に関わることをしなかったことで、論文も誰にも相談せず一人で書き上げました。もちろん、先生のアドヴァイスや、他のメンバーの個人相談、資料を参考にさせていただいたことは事実ですが、自分から相談したり共に戦うことはできませんでした。先生にも最後の講評で対話が足りなかったのではないかと指摘を受け、先生は読み手を意識したものを作らなかったという意味でこの対話ができていないとおっしゃっていましたが、私には、一人殻に閉じこもり他者と関わらないことを指摘されているように感じ、全くその通りだと感じました。どんなに思い出そうとしても、こなすたびに楽しかった三年時の課題やそのやり方など、今は後悔の念から思い出すことができません。高校三年生の時に、熱中していた陸上競技から離れ、末廣先生の模擬授業を受けて、末廣ゼミナールで学びたいと感じたあのときから、成長を果たしているのかもわからなくなりました。
 楽しかったゼミナール活動の集大成をこのような形で終えることになり心の底から後悔、そして悲しさが溢れてきますが、地道に努力することができないことによって結果を残すことができないという反省、そして人との関わりを積極的に持たなくてはいけないという決意を忘れずに社会人として頑張りたいと思います。この2年間が全く無駄ではなかったと信じて、末廣先生の教えを忘れずにいたいです。この2年間、なかなか積極的に関わることができなかった私ですが、このゼミナールに参加することができて光栄でした。本当にありがとうございました。

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2日間の卒業研究発表会お疲れ様でした。
今回の発表で卒論も本当に終わりを迎えましたが、正直まったく実感がなく、まだ何か課題が待っている気分でした。でも今、他のメンバーの掲示板を読んだり自分で何を書こうか考えていたら急に実感がわいてきて寂しさを感じています。
私は映画鑑賞が好きだから、そして小学生の頃から1番の苦手である文章を書くことの苦手克服をしたいからという理由で末廣ゼミを選びました。ゼミ選抜の面接は、入ってすぐ先生と先輩方が並んでいて、話すことも得意ではなかった私はその場に圧倒されて本当に本当に緊張したのをよく覚えています。それと同時に、その時お話した「愛がなんだ」のロケ地である居酒屋にみんなで行こうと楽しそうに盛り上がっているみなさんを見て、やっぱり素敵なゼミだな感じていました。(この気持ちは間違っていませんでした!)そして、たぶん全員が感じてたことだとは思いますが、いざ入ってみると予想を上回るレベルの高いメンバーにたくさんの課題、本当に本当に大変でした。たしかに私は映画鑑賞が好きでしたが、他のメンバーに比べると全然たいしたことなくて情報量が少ないし、添削や他のメンバーのレポートを読むことで自分の文章力の無さを痛感し、上達する日が本当に来るのかと絶望する日々。私は独創的な発想にも苦手意識を持っていたので、答えがない映画分析に本当に苦戦しました。そして、考えれば考えるほどわかんなくなって何度も自分が嫌になりました。しかし、その分何か新しいものを発見できた時の喜びもたくさん知ることができました。これまで観たことがあった映画も何度か取り扱いましたが、見方が全然変わったし、最近は他の友人にこんなこともあるんだよーと勉強したことを自慢するのが楽しいです。
そして何より、学生最後の卒論で大好きなディズニー作品を取り上げることができて本当に嬉しかったです。私は大学に入る前から、なんとなく「卒論でディズニーのこと書きたいなー」というものすごくざっくりとした考えを持っていたのですが、やはり卒論を書くにあたっていろいろな条件もあるため、作品を決める時にはほぼ諦めていました。でも、やっぱり他の映画を考えてもどうしてもしっくり来なくて。今思うと、あの時妥協して他の映画にしなくて良かったと心から思います。小さい頃から大好きな「美女と野獣」と人生で1番向き合って、たくさん新しい発見ができて、さらに大好きになりました。先生の講評では、ディズニープリンセス作品が好きな人には読んでもらいたい内容になってると言っていただき、発表が終わったあと、りさこは「ディズニー愛が詰まってて聞いてておもしろかった!」と言ってくれて、こんなに嬉しいことはないなと泣きそうでした。とはいえ、私は映像分析が甘かったりと至らない点はたくさんあるため、今後もincompleteな自分と向き合い続けようと思います。
ここまでやってこれたのは、睡眠時間を削ってまで私たちと一緒に卒論と戦ってくださった末廣先生、お互い文句を言いながら一緒に乗り越えてきたほそやんやりさこ、そしてこれまで建設的批判や添削を行ってくれたグループやペアのメンバー、ゼミを引っ張ってくれたリーダーさん、この末廣ゼミ全員のみなさんのおかげです。1万字ですらそんなに書けないと大きな不安を抱えていたのにもかかわらず、気づいたらその何倍も書いていたなんて、〈過去〉の私が知ったら間違いなく驚愕します。末廣ゼミに入ってから「課題がやばい」という言葉が口癖のようにもなっていた日々でしたが、いざ終わると寂しさすら感じてしまうのは、本当にゼミ活動が充実していた証拠なんだなと感じます。私は4月からサービス業に就職するため、末廣ゼミで学んだ、答えがない中でも最善を尽くすことを生かし、より多くのお客様を笑顔にできる人になりたいです。そして、2年間一緒に切磋琢磨してきたメンバー全員が、また新たな環境で活躍できることを心より祈っています。
書き始めたら言いたいことが無限に出てくるし寂しいし最後なのにこんな文章でいいのかと投稿をずっと躊躇っていましたが、期限が迫っているのでもう終わりにしようと思います。また集まれる日までそれぞれ頑張りましょう!!
2年間本当にありがとうございました!!

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 卒業論文発表、そして約2年間のゼミナールお疲れ様でした。
 発表を終えたすぐは達成感と開放感のが大きく、ゼミナールや学生生活が終わってしまうこと自体、実感が湧いていなかったのですが、いまこの最後の書き込みを行なって、ようやく全てが終わったのだと感じてきました。みんなの書き込みを読んで、涙が止まらないのと同時に、ここまでの大作が書けるか不安になっていますが、私も2年間を振り返ってみようと思います。
 まず2年の後半にゼミナールの説明会がありました。その時はゼミナールに対して、漠然としたイメージしかなく、正直どこでも良いかなと感じていました。しかし末廣先生のゼミナールの説明を聞いて、「私はここ以外のゼミナールは考えられない。」と大きく決意していました。木曜5限の特別講義で映画の新しい見方や、考察について感銘を受けていたからだと思います。選抜を行い、私の大好きな『レ・ミゼラブル』のレポートで無事合格し、非常に嬉しかったのを、昨日のことのように覚えています。それから念願の末廣ゼミナールにて活動ができると思った矢先、感染症の流行によって、オンラインでの活動がメインとなり、初めてのゼミナールであるにもかかわらず、特殊な活動の仕方で、かなり不安があったままのスタートでした。3年次ではシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』と『十二夜』の映像研究や、原作との比較を行いましたが、英語が苦手な私は自分の意見を発することよりも、みんなの考えや先生の解説を聞くことに必死でした。さらにレポートの課題が多く、終わったとひと段落したところで、またさらに次の課題が迫っており、徹夜に近いことをしていたのを思い出します。後期のミュージカル映画の研究では、前期よりさらに映像研究に特化し歌詞分析なども行いました。大好きなミュージカル映画であったこともあり、研究していて楽しかったのと同時に、毎回のプレゼンで自分にはなかった考えや新しい意見が聞けて、非常に勉強になったことを覚えています。そして4年生になり、いよいよ卒論執筆に取り掛かるために、アウトラインから書き始めました。しかしアウトラインの時点で、作品を通じて何を言いたいのかが分からなくなってしまい、スランプに陥ってしまったことを覚えています。周りのメンバーは大方方針が決まっているのに対し、私だけが取り残されているような気がして、焦ったり、作品決めのときに迷っていた『パラサイト 半地下の家族』にすれば良かったなんて思ったこともありました。先日のオンラインコンパでも話題に上がっていましたが、あまりにも上手くいかなさすぎて、他ゼミ移籍計画も考えていたこともありました。しかしながら、他のゼミメンバーの助けがあったおかげで、今このようにして最後の掲示板を書き込めていると思うと、お世話になったメンバーには感謝しかありません。私は卒業論文の題材として『羊たちの沈黙』を選びましたが、多くの迷いはあったものの、卒論を書き上げた今、この作品を選んで良かったなと心から思います。今となってはゼミ内で「ボンド・ガール候補生」という肩書きを頂いていますが、そのきっかけでもある「イギリス文学の世界」で書いたレスポンス・ペーパーのように、自然とボンド・ガールのような強い女性に憧れていた私にとって『羊たちの沈黙』は、きっと最適だったのだと思います。この卒論を書き終えてからは、クラリスやジョディ・フォスターのように、キャリアを積みながら圧倒的弱者に寄り添えるような強い女性になることを人生の目標にしたいと思います。私の論文には至らない点が多くあると思いますが、それくらい『羊たちの沈黙』という作品と向き合うことができて、良かったと感じています。
 発表の日まで、たくさんの苦労がありましたが、そんな中でも切磋琢磨しながら支えてくれたメンバーと、私の語彙力と理解力のなさから、多くのご迷惑をおかけしたにもかかわらず、最後まで情熱を持って指導してくださった末廣先生には感謝しかありません。末廣ゼミナールで過ごした約2年間は、私にとってかけがえのないものです。この約2年間を誇りに思いながら、社会人でも頑張りたいと思います。最後にはなってしまいますが、皆さんがこれからも充実した日々を過ごせますよう、祈っています。本当にありがとうございました!

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 2年間のゼミナール活動と卒業研究発表会お疲れ様でした!
 かっこいい文章を書いて大団円を迎えようと数日悩んでいたのですが、上手くいきそうにないので思いのままに感謝を述べたいと思います。
 私が末廣ゼミを選んだ理由は、留学に行っても先生から手厚い指導が受けられ、仲の良いゼミだと聞き理想的だと思ったからです。課題が多いことは選考会を受けている当時、ほとんど気にしていませんでした。
 けれども、実際にゼミが始まってからは、予想外の連続でした。ずっと行きたかった留学はできず、課題に追われる日々の始まりでした。コロナ禍でオンライン授業になったこともあり、自分が憧れていた学生生活を送れないことに不満があったのも事実です。しかし、全てが終わった今思うのは、末廣ゼミじゃなかったらもっと学生生活がつまらなくなったんだろうということです。留学中止によって生まれた喪失感をゼミでの忙しさが埋めてくれました。特段、映画が好きだったわけではない自分に、映画鑑賞が趣味だと言えるくらいの知識と興味をくれました。この充実感は他のゼミでは得られなかったと思っています。ここまでゼミに本気になれたのは、手厚い指導をしてくださった末廣先生と、高い視座を持ったメンバーたちと一緒だったからです。本当にありがとうございました。 
 そして、少しだけ謝罪もしておきたいと思います。最終発表での末廣先生からの講評の中で、できる女感があるけどたまに抜けているというコメントをいただきました。皆さんに私がどう映っていたかは分かりませんが、自分はなかなかなポンコツです。何事も上手くやらなければと思う反面、能力が伴わず疲弊していることが多々あります。卒論執筆の過程で、そんな自分の本性が露見し態度が悪くなっていたことを反省しています。すみませんでした!!
 ここまで、長々と書かせていただきましたが、最後にこれからの決意表明をして終わろうと思います。私はゼミ選抜の時、『プラダを着た悪魔』を選びました。この作品は本当に大好きな作品で10回以上は観ていたため、他の生徒と被っていることは知りつつも熱意で負ける気はしませんでした。映画の中で、アンディがミランダから自立しキャリアを歩んで行くように、私も末廣ゼミでの経験を活かし、今後の社会人生活を歩んでいこうと思います。
 最後まで読んでくれてありがとうございました。

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 2年間のゼミナール、そして2日間の卒業研究発表会お疲れ様でした。
 まず、末廣ゼミ18人全員で卒業研究発表会を無事に終えることができ、とても嬉しいです。卒業研究発表会が終わった後は、ゼミが終わった、という解放感はあまり感じませんでした。「2年間のゼミナール評価」と「ゼミ・メンバー進路調査票」の課題はありましたが、なぜかまだまだ多くの課題に追われているような気がしていました。しかし、今、掲示板に最後の書き込みをして、末廣ゼミの生活が終わってしまうのだな、となんとも言えない感情です。私も2年間の末廣ゼミを振り返りたいと思います。
 末廣ゼミに合格し、初めての顔合わせ会のときには、周りの人の溢れ出る賢いオーラ、教室は真面目な雰囲気で包まれていました。私はこれまで、学業に力を入れることはあまりなく、高校受験、大学受験も流れに身を任せて、なんとなく月日が経っていた、という人生だったため、末廣ゼミについていけるのか、見捨てられるのではないかと不安がありました。そんな中、3年次の初めての課題では、末廣先生と先輩から、『ロミオとジュリエット』レポートの添削が返却され、その講評を読むと、やっぱり私はこのゼミについていけない、こんな能力ない人は末廣ゼミに属してはいけないと、マイナス思考になりました。末廣ゼミは、人気で選考があったのだから、能力のない私なんかが合格するより、もっと他の頭の良い子が末廣ゼミに入るべきだったんだ、と思っていました。その後もレポート添削や、公開講評などがされる度に、ほかのゼミメンバーのレポートには、赤字の添削が少なくなってきて、あぁいいな…と思い、周りの成長を感じる一方で、私のレポートの赤字は相変わらず多く、レポートは真っ赤に染まり、周りとの差を毎回痛感していました。その後も、レポートの執筆能力は自分なりに努力しても、結果や評価につながることはあまりなく、気分は落ち込むばかりでした。しかし、そんな中でも弱音を言える仲間がいたり、課題がわからなくて投げ出したいときに相談すれば、優しくヒントを与えてくれる仲間ができて、私は嬉しかったです。私は、学生生活の中で学業よりも、人生の全てをチアに時間を費やしていたので、チア以外でそのような仲間に出会えたことが何より嬉しかったです。
 4年になり、卒業論文執筆が始まり、もう何もかもわからない状態で、きっと誰も信じなられないと思いますが、泣き虫あやのは、できないできないと泣いた日もありました(笑)  作品を決めるときから、どんな作品なら卒論を書けるのか、テーマは何がいいのか、アウトライン作成や本論の執筆、一つ一つに人の倍時間がかかっていたと思います。私1人で考えてもなかなか答えが出ないときには、すずとるるに相談して助けを求めていました。私が、アウトライン作成を終えられたのも、卒論を提出できたのも、2人のお陰です!!!2人がいなければ卒論を終えられていなかったと思います。本当にお世話になりました。そんな2人はMVPを受賞していたので、おめでとう!という祝福の気持ちと共に、私の論文にも付き合わせてしまっていた中で、自身の論文も素晴らしいものに完成させたことに、本当に尊敬します。すず、るる、本当にお世話になりました、そして、おめでとう!その他にも、私のメンタルケアをしてくれたとも、けいともありがとう!メンタルケアしてくれてなかったら、本当に卒論を終えられてなかったと思います。
 私自身、卒論を書き終えて、自分なりには満足のいく論文になりまし。周りの人と比べたら、内容の薄い論文かもしれませんが、最後まで論文を書き終えられてよかったです。そして、末廣先生からの最後の講評でも、少しではあるが鋭い分析があった、というお褒めの言葉が聞けて嬉しかったです。これまで末廣ゼミにいて、頑張って取り組んではいても、何も成長できていないと思っていましたが、末廣先生からの講評でこの2年間は無駄じゃなかったのだと思いました。
 自らが決めて入った末廣ゼミは、決して甘い環境ではなく辛かったですが、そのような環境に身を置くことで、周りの人達に刺激を常にもらい成長することができました。これまでの学業では、「なんとなくやれば大丈夫だろう」で終えてきましたが、その「なんとなく」が通用しない末廣ゼミで1から卒論に向き合い、終えられたことに達成感を感じています。そして、物事を分析することや、それを文字に起こすことの難しさを感じることができたこの2年間は、私にとってとても有意義な時間でした。末廣ゼミで学生生活最後を迎えられて光栄です。
 最後の最後まで、文章力がなく読みにくかったと思います。すみません。でも、本当に末廣ゼミで皆さんと学べて本当に嬉しかったです!!2年間ありがとうございました。

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 2年間のゼミナールと卒業研究発表会お疲れさまでした。
 みなさんが言っているように私も卒業研究発表会が終わった後は、まだゼミが終わる実感がありませんでした。しかし、みなさんの掲示板がどんどん更新されていく中で、本当に2年間に及ぶゼミが終わったんだと実感してきて、突如寂しさに襲われています。ゼミナールに入った当初は、先輩の実力の高さに驚嘆し、私以外のゼミ生の実力の高さに圧倒され、そして課題の多さに絶望していたため、早くこの2年間が過ぎればいいのに、、早く卒論を書いてゼミから解放されたいと思っていたのが正直な気持ちです。この2年間は、先輩から聞いていたように本当に課題地獄で、常にゼミの課題のことを考えて生活しており、旅行に行っていても、友達と飲んでいてもゼミの課題からは逃れられていなかったように思います。しかし、ゼミ生の意欲的な態度と意識に刺激され、私も先生に認められたい、私も皆のように実力をつけたいと努力することからは逃げることはありませんでした。それは、末廣先生のゼミ生への手厚い指導や、みなさんのレヴェルの強さを信じて、努力は無駄にならないということがわかっていたからです。卒業論文を執筆し終わった今、みなさんからみて認められるような実力をつけられたかどうかはわかりませんが、私は少なくとも努力を惜しまず、やり遂げた自分を誇りに思っています。自分に甘々な私に対して、厳しくご指導してくださった末廣先生本当にありがとうございました。ミュージカルが好きという理由で末廣ゼミナールを選んだため、みなさんより映画の知識がなく、見ている映画の本数も圧倒的に少なかったのですが、この2年間を通して映画の見方もガラッとかわり「映画が好き」と自信を持って言えるようになりました。ゼミナールで過ごしたこの2年間は、コロナ禍だったのにも関わらず、私にとって本当に有意義な時間であり、とても充実した時間を過ごせました。
 学科全体で行なったゼミ紹介の際に、末廣ゼミナールの紹介文を読んでビビビッときた気持ちは間違いではなかったといま胸を張って言えます。私を末廣ゼミナールに選んでいただいた当時の先輩と末廣先生には改めて感謝したいと思います。そして、この2年間切磋琢磨してきたゼミ生にも大きな感謝をしています。本当にありがとうございました。私は、卒業してアパレルの道に進みますが、卒論で扱った『クルーレス』のシェールのように人の個性を認め、新しい場所でファッションにおいても人としても、トレンド・リーダー的存になれるよう努力を惜しまず精進していきます。改めて、2年間本当にありがとうございました!

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 二年間のゼミナールと卒業研究発表会、お疲れさまでした。
 二年前に、説明会に出ることができずなんの情報も得ていないままに、以前受けた講義の印象だけでこのゼミを選び、選抜に受かったとき、入門ゼミを担当してくださっていた先生から「このゼミは君には合わないと思う」と言われたことを覚えています。その忠告は「このゼミは課外活動が多く、その点で私は馴染みづらいだろう」という意図のものだったのですが、プレゼミの時点でレポートの課題があったり、想像していた以上にストイックなゼミナールだということがわかり、先生からの忠告もあって、当時の私はさまざまな方向で自分はこのゼミでやっていけるのかと戦々恐々としていました。そういった理由で、コロナ禍によってそういった課外活動がほとんどなくなったことは、不安の種が一つ減るという点で、自分にとっては大きなメリットでした。課外活動が数少なくなったことで、ただ与えられた課題に集中できて、とにかくなすべきことをなしてさえいれば自分の能力を高められるこのゼミナールは、結果的に私によく合ったゼミであったと今は思っています。
 正しいレポートの書き方というものを教わった経験がなく、レポート課題のたびにどう書けばいいのかわからず苦しんでいた私にとって、このゼミでクイズ文という書き方を教わったことは、一筋の光明を与えられたようでした。それに沿って書いた『ロミオとジュリエット』のカラー・コーディネートをテーマにした最初の映像分析レポートでも一定の評価をしていただけて、やっとレポートの書き方というものを掴めたのだと、安心する気持ちを抱いたことを思い出せます。二年間ずっと、最初に教えていただいたクイズ文を頼りに課題をこなしつづけてきて、その集大成である卒業論文でも、MVPとはいかずとも殊勲賞を獲得できたことは、これから社会に出てプレゼンなどをこなしていく上で大きな自信になると思います。
 二年間ありがとうございました。

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  2年間のゼミナール活動、卒業研究発表会お疲れ様でした。他のメンバーも言及していますが、18人全員で終えることができ、安堵しています。今振り返ると、この2年間はあっという間でしたが、充実したかけがえのない時間を過ごすことができました。3年次前期では『ロミオとジュリエット』、『十二夜』を取り扱い、古典的な英文に四苦八苦しながらも皆でやり遂げたことで確実に次のステップへと進むことができたように思います。互いに添削をするというのは初めての経験でしたが、その分気づきも多く、見聞を深めることに繋がりました。
 私はゼミの選抜面接で『オペラ座の怪人』を選びました。理由は、大好きな作品でこの作品であれば誰にも負ける気はしない!と確固たる自信に満ちていたからです。私自身、普段はシャイな性格ですが、趣味のこととなると熱が入りすぎてしまうのが欠点だと痛感していています。末廣先生や先輩方はさぞ困惑していたはずです。しかしながら、作品へのリスペクトが深いだけに、3年次後期にミュージカル映画を取り扱うとうかがい、その中に『オペラ座の怪人』を見つけた時は担当したいという強い使命感で発表に臨ませていただきました。25周年記念公演は個人的にベスト配役だと思っています。Blurayを買うほど焦がれた作品の大好きな曲たちを論じることができ、この上なく、幸せでした。ミュージカルファンを公言している私ですが、ゼミで取り扱った作品は未見のものが多くありました。そんな中でも毎週異なる作品を鑑賞し、末廣先生の作品へのリスペクトに溢れる講評と各メンバーの熱量のこもった発表には心を動かされてばかりでした。皆さんの発表を通して、私自身、まだまだだと痛感させられると同時に、ミュージカルの奥深さを再確認させられました。
 さて、卒業論文では『ムーラン・ルージュ』を題材に選びました。私がこの作品を選んだのは、序論でも述べたように、映画の物語と20世期の楽曲の融合に心惹かれ、この作品の持つ、歌だけで終わってしまうというミュージカル映画の欠点を払拭する点において意味を深く理解したいと考えたからです。発表後に末廣先生からいただいたお言葉の中にもありましたが、全体的に完成度が低く、大変申し訳なく思っております。そんな中、末廣先生はどんな時も見捨てず、常にヒントをくださり、熱心にご指導いただきました。何度も「映画の紹介に流れてしまっている」とのアドヴァイスをいただきましたが、最後まで修正できることができず、悔しい気持ちです。末廣先生、ご迷惑をおかけしてばかりでしたが、厳しくご指導いただき、本当に有難うございました。そして、ゼミのメンバーにも感謝を述べたいと思います。私は執筆する時も、提出する時も要領が悪く、皆に迷惑をかけてばかりで足手纏いだったと思います。しかしながら、どんな時も皆さんの存在と姿勢にに励まされ、なんとか無事、ここまでくることができました。とくに、同じグループのメンバーたちには感謝してもしきれません。私の乏しい論文を読み、アドヴァイスをくれたりと皆さんの助けがなくては完成に至ることはできませんでした。こんな私を支えてくれて、本当に有難うございました。
 私事ではありますが、本日、最愛の祖母が亡くなりました。突然のことで気持ちがついていきませんが、常に味方でいてくれた祖母には本当に感謝しています。無事に発表を終えられた報告ができたので良かったです。今この時に旅立ったことでエールを祖母からもらったような気がしています。最後に、末廣先生と素晴らしいメンバーがいるこのゼミナールで学ぶことができた時間を誇りに思います。オンとオフを切り替え、何事も全力で取り組む姿に刺激を受けてばかりでした。春からはそれぞれの道を歩むことになりますが、皆さんならどこへ行っても輝けるはずです。ゼミ生17人全員と出会い、ともに苦悩にし、楽しく学べたことはかけがえのない宝物です。2年間、本当にお疲れ様でした!

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2日間の卒論発表会、2年間のゼミナールお疲れ様でした。
まず、1人も欠けることなく発表を終えることができてとても嬉しいです。私は自分の発表が終わった瞬間に達成感があったのですが、それよりも学生が終わってしまうという虚無感が半端なく寂しい気持ちになりました。
私はなんとなく楽しそうという漠然とした理由でこのゼミを志望しました。今思うと選抜試験では、レポートもぐちゃぐちゃで面接ではワイスピについて話したことしか覚えておらず、なんで合格出来たのか不思議です。合格を頂き、ゼミとして活動を始めて行くと、みんなのレヴェルが圧倒的に高く、みんな真面目でみんなについていけるのかという不安を感じてました。今まで自分に甘く、なんとなくで過ごしていた学生生活なのに最後に大変な道を選んでしまったと少し後悔したのを覚えています。そして、今まで楽に生きてきた自分にとってこのゼミの課題の多さは地獄でしかありませんでした。1番最初の添削ではこんなもんでいいかと思って出したらめちゃくちゃ酷評され、このままじゃ卒業できないと危機感が本当にありました。こんなことなら選抜面接落ちて他の楽なゼミに行ければよかったとも思いました。岡本と会う度に自分ができないことを棚に上げてゼミ選択ミスったと愚痴を話していました。岡本と話すことで毒抜きになり、ここまでこれたと思います。4年になり、卒論執筆の準備ではこの前も話したようにアウトラインが少し上手くいったことで調子に乗りなんとかなると勝手に思い込んであぐらをかいてしまいました。どんどんみんなと差をつけられ気づいたら1番後ろからみんなの背中が遠く感じてやる気がどんどんなくなっていったのを覚えています。夏休みのオンライン合宿では岡本が逃げたことで俺も本気で逃げるか悩みました。しかし、発表が終わった今、逃げなくて本当に良かったも思っています。今までなんとなくで生きていた自分にとってこの2年間はしんどいことや辛いことの方が圧倒的に多いです。しかし、その中でご指導を頂いた末廣先生、だらだらと愚痴を聞いてくれた岡本、下らない質問でもちゃんと答えてくれたゼミのメンバーには感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。今となってはこのゼミに所属することができて本当に良かったと思います。このゼミのおかけで努力しなかった学生生活で唯一頑張ったと思える2年間になりました。このゼミの一員として卒業出来ることがとても嬉しく、皆さんと過ごした2年間は忘れることができないでしょう。ダラダラと読みにくい文を書いてきましたが、伝えたいことは感謝です。本当にありがとうございました。

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 二年間のゼミナールと卒業研究発表会、お疲れさまでした。
 卒業研究発表会が終わり、発表を終えた安堵感と解放感からか、末廣ゼミナールとしての活動も無くなってしまったことを実感できていませんでした。掲示板に何を書こうかなとなんとなく考えていて、気づいたら1週間が経ち、書き込みもいつも通り、最後となりました。今日一日、掲示板の皆さんの書き込みや、PCのファイルに残ったこれまでの末廣ゼミナールとしての資料等を整理していると、ちょっとだけ寂しいような気持ちになりました。
 私が末廣ゼミナールに応募したのは、末廣先生のイギリス文学の世界を受講していて、「末廣先生の授業を受ければ映画を見るのがもっと楽しくなりそう!」なんて軽い気持ちで受けました。多く生徒が応募していることを知っていたので、どうせ受からないだろうとも思っていました。当時からよくつるんでいた雨森と一緒に選抜へ行き、俺だけ落ちるのかな、なんてことを話していたらまさかの合格。この時の私は、この先が地獄だと知らずに選抜に受かり、すっかり浮かれてるんるんだったと思います。いざゼミナールの活動が始まると、みなさんもご存知の通り、ご迷惑をお掛けすることばかりでした。掲示板の書き込みはいつも遅く、添削義務を放棄し、挙句の果てには夏季勉強会から逃げ出す。今になっても、なんでこの私が末廣ゼミナールに入れたのか不思議で仕方がありません。こんなにもご迷惑をお掛けしたのに、最後まで面倒を見てくださった末廣先生には感謝しかありません。ありがとうございました。また、私が末廣ゼミナールのメンバーの一員として終えることができたのは、周りのメンバーに恵まれていたからだと思います。夏季勉強会をばっくれてからしばらく音信不通となり、その時点で私の中では大学に戻ることはないなと思っていましたが、何通もの連絡が来ていて、その温かい言葉のおかげで、もう一度戻りたいと思い得るようになりました。本当に末廣ゼミナールのメンバーでよかったなと思います。
 さて、卒業論文で取り上げた映画『Mank/マンク』ですが、初めてNetflixで見た時は、何が何だか全く分からなかったのを覚えています。そして、映画『市民ケーン』を鑑賞したときも、この映画の魅力があまり分からなかったというのが第一印象でした。『市民ケーン』は映画史上最高の作品と言われていたり、『Mank/マンク』は今話題の作品だと取り上げられていたりしたのに、作品を理解できなかった私は、映画を研究するゼミナールに所属しているのに、こんなにも分からないことがまだまだあるのかと感じ、これらを理解できるようになれば、問題発見能力や問題解決能力が上がるのではと思い、作品を決定しました。そんな軽い感じで作品を決めたために最悪の形となり、論文執筆が全く手につかなくなる結果となりました。ペナルティーによって個人相談を受けられなくなってからは、どうにかしようといろんな資料を漁り、何度も映像を見返し、挙句の果てにはマンキーウィッツのように酒を飲みながら執筆すれば思いがけないアイディアが浮かぶのではと思って、ウイスキーを飲みながらやってみたこともありました。その結果は納得のいくものは執筆できず、形だけ卒業論文としてなんとか提出することとなりました。卒業論文もまともに形にできないで、今後社会でやっていけるとは思えませんが、ゼミナール活動で分かった、自信に欠けているものを見つめ直し、なんとか頑張れたらなと思います。
 大学生活で利用してきたファイルを見直し、自分は成長できていたのかどうか考えていました。正直ちょっとばかし知識が増えたくらいで、具体的にどう変化したかどうかなんて全く思い浮かばなかったのですが、ひとつだけいいことがありました。末廣ゼミナールメンバーとして所属できていたこと、これが私の大学生活の中で得られたものでした。これからは、みなさんそれぞれが自身の道を歩むこととなり、同じゴールを目指して一緒に頑張ることはもうないと思いますが、末廣先生やゼミナールメンバーそれぞれが各々の道でご活躍されることを願っています。ありがとうございました。