昨年以前の関心が「ソード&ソーサリー」だったので60-70年代まで来たときにムアコックを開いていて、そのエルリックの序文でムアコックがトールキン他について突っ張らかったことを書いており、読んでいるわたしはでも、そういうエルリックのほうが始まって二、三話ですでにマンネリしているような気持ちだった。いま三巻で停まっている。
そのエルリックに当時のめっているのが訳者の井辻朱美氏で、日本国内のFTでは80-90年代頃のこれで……というようなマッピングを今頃にまた追い直している感じなんだ。ジャンル史を網羅したいわけじゃない。リーなりル・グインなり一人の作家史を通しているほうがその記憶には強くなる。推しがあることが強い。
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