katka_yg
katka
2025/08/10 (日) 22:17:42
「10 機銃」「11 ガダバの軍艦」(旧)
「7 ガダバの機関砲」(新)
海賊行の戦利品の山分けをしている仲間のうち、ここで主にしゃべるムスターマ(旧)は前章で「メラッサ・ムスターマ」とフルネームが一応紹介されていた。すでに忘れていたが、完全版ではメラッサと書かれている。同一人物。
海賊が略奪をすれば起こるべきことが起こる。二日に分けてゲリィと男女論のディスカッションをする間に、ゲリィと打ち解け、迫水の理想的でどっちかというと奥手な女性観をやり込める間にゲリィが溌溂としてくる。
続けて海賊行、海戦の描写はむしろ完全版のほうが用語が細かいほどだが、経過は同様。旧版では章が替わるところ。今夜はこのまま読み終える。
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衝角攻撃。ラム。海賊ロマンの必須、必殺技みたいなものだが、ゼラーナの衝角について、
較べて読むと旧版の方はちょっと意味がわかりにくかったのか、材質自体が変更されてしまった。
衝角に続き移乗攻撃のセオリー。前後の文章は新旧間で複雑にミックスされるうち、
イナゴのように飛び跳ねた船員達が四半世紀後にはイナゴになってしまう!
章おわり。旧版一巻読了。あとがきがある。
戦いが殺戮になり狂騒に入っていく中に、迫水の意識にゆらぎが交じる。そのさい、
これは、ここだけで済むことかもしれないが、最近、「機動と戦士」のような話の中でずっと追っていた文面に似ているから覚えておきたい。後ろの敵も見えているかな。
この章での戦後始末は、すでに何度も言及してきたバイストン・ウェル事情だけど今読み返すと、新旧に微妙な違いがあり、旧版では迫水やアマルガンがすでに声で喋っているように無頓着に書かれているが、完全版では、ここへきて互いの意思疎通は「テレパシーで意識に伝わってくる」という事情が、切実に戻ってくるようだ。