まだキッズだったころ動画を見て、Hマスの力強さと華麗さに心奪われ、やっとこさ開発した。でも動画のようにはいかなかった。飛び立てば落とされRPはたったの52。もう二度と乗らないと決めた。3000より上には行かない。あそこには魔物が住んでいる。
翻って零戦は俺の思い通りによく回る。3000以下なら敵なしだった。でもある日、銀の魔物に見つかった。Hマスは俺を嘲笑うかのように降ってきては一薙にし、はるか高くに消えた。奴はまたしても俺の羽を折り、俺の心を奪ったのだった。
悪かったのは俺だ、Hマスじゃない。どうかもう一度チャンスをくれたなら、俺は魔物を手足のように扱ってやると決心した。動画を何回も見返して何度負けようと練習を重ねた。そしてその時は来た。
かつての相棒 零戦が低空を這い連合機を食っていた。奴に向かって急降下、出たのはヒットの文字。即座に上昇に転じるが登らない。動画で見た姿は嘘だったかのように、魔物は息を切らし、零戦が迫る。
格納庫に帰され動画と見比べて分かった。俺の魔物C型やん。大人の世界の扉が開いた気がした。
今私は迫り来るロシア機のミサイルから逃げている。知っている、私は避けられない。だがあの経験があるから、何度負けても立ち上がれる。このゲームは、試練を乗り越えた先に本当の面白さが詰まっているのだから。
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