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戦車に関する質問を解決しあうスレ / 733

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733
名前なし 2025/08/04 (月) 11:06:21 58610@88ed6

長いので格納

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  • 734
    -- 2025/08/04 (月) 12:05:31 修正 >> 733
    737
    名前なし 2025/08/04 (月) 13:30:18 58610@88ed6 >> 734
    739

    だいたいその認識を自分はしている。全周硬くしようと思って球形に近くなった例でいくとObject 279とかになるんでないかな。APFSDSとかになると傾斜装甲に食い込む方向に曲がるので見かけ装甲厚以下の性能になるとか言われてるけど、詳しい人に解説を任せたい。

  • 735
    名前なし 2025/08/04 (月) 12:25:38 6e89d@56e43 >> 733

    少なくともレオパルド2や90式、10式に採用されている拘束セラミック装甲は小さい6角形(ハニカム型)のセラミックプレートが並べられているので傾斜させ過ぎると割れるセラミックの量が多く、かなりの範囲の装甲が対弾性を失うor低下するので垂直に近いようにする他ない、レオ2A5以降や10式も楔形装甲になっているがその部分は空間装甲でその後ろに本命のほぼ垂直の装甲がある

    740

    下の枝でも触れられてるけど、要点を話すと
    現代において複合装甲は無意味というのは半分間違いで半分正解
    ・恐らくGen2MBTは避弾経始を意識された戦車が多く、その点について現代では無意味と言われてるものが多いと思われる。
    ・現代の複合装甲においてセラミックは必須だが傾斜装甲にした時のデメリットが大きい

  • 738
    名前なし 2025/08/04 (月) 13:50:41 修正 eb849@82bed >> 733

    「現代において傾斜装甲は無意味」というのがまず間違いで、実際に,砲弾の試験では傾斜した複数枚の装甲からなる標的もあり、装甲の傾斜は依然として配慮が必要な対象であるのは間違いない。

    741
    枝3 2025/08/04 (月) 18:48:12 修正 eb849@82bed >> 738

    取っ散らかっていたので補足

    まず、装甲は想定する対象との組合せで傾斜の効果が変わってくる
    A. APFSDS vs セラミックス:先述の理由から傾けない方が良い
    B. APFSDS vs 防弾鋼板:抜かれること前提なら、傾斜装甲にすると抜けた後の弾体の姿勢を崩せる。抜かれないことが目的なら垂直が良い
    C. 従来徹甲弾 vs 防弾鋼板:傾斜させると見かけの厚さ以上の防御力を発揮する
    D. APFSDS vs NERA/ERA:傾けないと効果がない
    E. ただのカバー vs 草木:傾けた方が立木や草の排除には適してると思う。あとデザイン性

    この他、傾斜させる理由には次のものがある
    F. 製造を容易にする:一般に薄い方が製造難易度は低い。よって見かけの厚さが同じなら傾斜した薄板の方が製造難易度は低い。しかし現代だと、防弾鋼板は、製造技術の向上・生産数が少なく生産性の要求が弱いことから利点としては弱い。セラミックスは複雑な形状にするのが難しいのでかえって製造難易度が上がる。

    G. 天板の面積を減らせる:確かに内部容積一定なら傾斜させると天板面積が減らせる。でも、有効に使える容積一定の条件下では差は縮むし、最大幅は増大する。ということでどの時代でもこの効果は求めてなかったんじゃないかなぁ?(フワフワした表現)特に側面装甲は、あまり傾けると最大幅が広がって鉄道輸送上の制限に引っかかってしまうし立木・岩等にも引っかかりやすくなる。現代だと,前面装甲がずば抜けて厚いので多少天板や側面装甲を減らしてもほとんど誤差だと思われる。ただエイブラムスの砲塔正面は、NERAの都合もあるかもしれないが多少側面装甲の削減を意識しているかもしれない?
    画像1

    H. 正面装甲の高さを減らせる:K2とかで顕著だが、砲塔天板を大傾斜の傾斜装甲とすることで正面装甲の高さを減らす効果を狙ったケースも。重量低減効果は割とあると思われる。但し、K2なら突出した砲の部分は弱点になるし、多少上からから撃たれたら簡単に抜かれそうでちょっと不安ではある(個人の感想)。実際、90式プロトタイプでは類似の配置になっていたが、最終的な配置はご存じの通り。多分理想的な状況以外では不利な点が多いんじゃないかなぁ?

    ということで、
    ・「現代において傾斜装甲は無意味」というのは誤り。上記Bの抜かれる事前提のケースでは斜めにした方が良い。また、一般的ではないがHも現代の傾斜装甲と言えるかもしれない
    ・一方で、従来の利点の多くは技術・材料の変化等で無くなった/欠点が目立つようになったのも事実

    742

    整理ありがとー。Hは多分自分が出した話だけど、MarderとかBMPとかのフロントエンジンな軽装甲車両の車体前部上面の話をしていて、Cに相当するのかな。

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    名前なし 2025/08/04 (月) 21:31:56 b99a6@18f3c >> 738

    T72シリーズ車体正面は薄い鋼板と空間装甲のミルフィーユだけどBを狙ったのと鋼板を抜いた瞬間に圧から解放されて弾体にダメージ与えるのが狙いらしい。大傾斜必須だから砲塔は採用してない

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    傾斜と戦車砲のAPFSDS防御の関係主眼で書いていたので記載してない要素は結構あります…  ↑↑あのクラスの小口径機関砲防御組はC+H+跳弾+操縦席の下方視界確保の一石四鳥って感じじゃないかなぁ…しかし実厚11mm、視線方向45mmの装甲が70mm以上の効果を発揮するのすごい (小並)

  • 748
    名前なし 2025/08/06 (水) 10:57:17 修正 30ca9@dcb26 >> 733

    傾斜複合装甲の難点である「曲面や角が増え容積が複雑になり合わせたセラミック加工が困難」はT-64系列あたりで既に極まってるのが面白いよな。鋳造装甲との組み合わせで傾斜を最大効率で盛り込もうとして、結果如何に詰め込むかに躍起になってる。ボール状のセラミックを埋め込む形を取ったり、後にはチタン円筒で拘束したり。逆に砲塔天板を頭頂部盛り上がらせてお椀型にしたり、車体前面に燃料タンクを嵌め込むのは複合装甲以前からのスタンダードな形の継承に収まっている