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皆川燈 2026/09/29 (火) 16:10:11

おまたせしました。10月の出題です。

一字織り込み 「香」
季語     「秋の果物」
新趣向    「友」をテーマに1句

出句 以上の3句に自由詠2句、計5句
締切 10月15日(木)24時

燈の個人メールまで投句してください。
ご参加、お待ちしています。

燈★

145
皆川燈 2026/09/18 (金) 08:20:13

来月の出題は燈です。今月中に書き込みます。
燈→MM→順子→水天→月犬→獨鬼→まり→万 この順番で回していきますので
よろしくお願いいたします。  燈★

144
皆川燈 2026/09/18 (金) 08:15:43 修正

皆様 おはようございます。今日は晴れた東京です。今月のトップは、あらら、燈の「31 月光の電話ボックス海に向き」が12点いただきました。恐縮です。つづくは7点句が3句、まりさんの「2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫」月犬さんの「16 流星や少年の掌に金平糖」燈の「40 遠くからひきづつてくる思ひ草」でした。以下、どうぞじっくりご覧ください。今月も月犬さんが集計を手伝ってくれました。感謝感謝。まとめにミスがありましたら、ご一報ください。  燈★

【秋の虫】
1     露舐める老いて失意の蟷螂よ   月犬(水天【人】、燈【人】)2   
2     存在論の隙間奏でぬ秋の虫   まり(月犬【地】、順子【天】、MM【地】)7   
3     赤とんぼだからとんぼ返りも赤   MM   
4     邯鄲の声を纏ひて夢まくら   獨鬼(隆【人】)1   
5     今宵また母がつれくるちちろ虫   万      
6     ひつそりと世にある我と螽斯   水天(獨鬼【人】、燈【天】)4   
7     とんぼ追うズボンの裾をたくし上げ   順子   
8     アキアカネ群れ飛ぶ夕暮へかへらん  燈  

【糖】
9    廃屋の月光まみれの砂糖壺   燈(万【地】、隆【人】)3   
10   秋の日の毀れそうなる砂糖菓子   順子   
11   妣は食む糖度幽けき無花果を   水天  
12   さらさらと砂糖かけたし金木犀   万(MM【人】)1  
13   風吹けば戦の匂ひ砂糖黍   獨鬼(万【人】、月犬【人】、まり【地】、燈【地】)6   
14   砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌   MM(水天【地】、順子【地】、燈【地】)6   
15   無神論侃侃諤諤無糖珈琲   まり(万【人】、MM【人】)2   
16   流星や少年の掌に金平糖   月犬(水天【天】、隆【天】、燈【人】)7   

【楽器】
17   妹と並んで弾いたね秋のオルガン   順子(隆【地】、獨鬼【人】)3   
18   ヴィオロンのトレモロかなでよ秋の水   万   
19   鎮魂のチェロや九月十一日   MM  
20   水のごと秋は来にけりチェロ鳴れば   月犬  
21   人に午後秋愁といふチェロソナタ   まり(順子【人】)1   
22   編み笠と三味と胡弓や風の盆   獨鬼(月犬【人】)1   
23   鳴りくるは誰が弔鐘か秋の虹   水天   
24   生国は琴座セイタカアワダチソウ   燈(まり【人】)1   

【雑詠】
25   ぐんにゃりと夏バテ我とマヨネーズ   まり(MM【人】)1   
26   またや見ん世にあるわれの今朝の秋   水天(まり【人】)1   
27   シュート外れ終わりし夏の恋ひとつ   順子(まり【人】)1   
28   人か枯れ葉か落ちに落ちてあの日は   MM    
29   コスモスや心に深い沼がある   月犬(隆【地】)2   
30   秋めくや一炊の夢見ぬままに   獨鬼(順子【人】)   
31   月光の電話ボックス海に向き  燈(万【地】、月犬【天】、隆【地】、まり【天】、獨鬼【地】)12
32   誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇   万(獨鬼【地】、MM【天】、燈【人】)6   
33   稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ   月犬(水天【人】、万【人】、隆【人】、順子【人】、獨鬼【天】)7   
34   盗人萩監視社会の外側に   まり(MM【地】)2   
35   案山子か廃人それとも俳人か   MM(月犬【人】、獨鬼【人】)2   
36   夜鴉の闇を塗りたる無月かな   獨鬼   
37   星月夜からりと天窓開けにゆく   万(水天【人】、隆【人】、順子【地】)4  
38   割かば咲くいちどきに無花果の花序    水天  
39   悲しい日細い月うたう八木重吉   順子(水天【地】)2   
40   遠くからひきづつてくる思ひ草   燈(万【天】、月犬【地】、まり【地】)7

143
皆川燈 2026/09/18 (金) 05:09:46

おそくなってすみません。送信したつもりが、エラーになってたみたいです。

142
皆川燈 2026/09/18 (金) 05:08:34

人1 露舐める老いて失意の蟷螂よ
   しみじみ舐める露の甘露な味わいは、失意の蟷螂だけが知る。 

天6 ひつそりと世にある我と螽蟖
   1の蟷螂も自画像と思うが、こちらは室生犀星のような秘めやかな老境が見えてくる。

地13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍
   戦の匂いとは、予感のようなものだろうか。少し硝煙の匂いも混じっているような。

地14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌
   清水径子の「ぽんと肩を叩かれて今日子規忌か」を思い出した。
  「砂糖いくつ?」という径子の声が聞こえてくるようです。

人16 流星や少年の掌に金平糖
   流星と金平糖はややつきすぎの感はあるけど、孤独な少年には金平糖がよく似合う。

人32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇
   家族の中で私だけしか読まないということか。秋の薔薇は作者だけが知る神へのラブレターだ。

141

2 存在論の隙間奏でる秋の虫(地)
存在論はすかすか、隙間だらけかもしれない。その隙間から秋の虫の声が聞こえてくるなんて、いいですね。

12 さらさらと砂糖かけたし金木犀(人)
金木犀の香で秋が来たことを知るので、大好き。砂糖かけてもいいし…

15 無神論侃侃諤諤無糖珈琲(人)
視覚的に楽しい句だ。思わず笑ってしまう。

25 ぐんにゃりと夏バテ我とマヨネーズ (人)
夏バテはまさにこういう感じ。

32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇(天)
この頃、特にアメリカで聖書の歪んだ使い方が目につく。いっそうのこと、読まないで薔薇を挟んだ方がましだと思う。

34 盗人萩監視社会の外側に(地)
この句で初めて「盗人萩」のことを知った。名前からして社会の余白にいるという感じで、外から眺めている。「監視」しているのではなく、ただ眺めている。

140
獨鬼 2026/09/17 (木) 20:33:11

獨鬼六選です。
どの句も天でも地でも人でもよいような、甲乙付けがたく、力業の選句です。

【人】6  ひつそりと世にある我と螽斯
      ふと我を振り返ってみました。荒れ庭の螽蟖とともに。
【人】17  妹と並んで弾いたね秋のオルガン
   秋こそオルガンの音が似合うかも。
【地】31  月光の電話ボックス海に向き
   昔、東日本大震災の被災地で死者や行方不明の人たちに語りかけるための電話ボックスがあった、というテレビ番組を見た覚えがある。
【地】32  誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇
   秋の薔薇は、愛と犠牲に十字架に欠けられたキリストの真っ赤な血、殉教者の血ということだろうか。
【天】33  稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
   古里へ帰れなかった人の魂を乗せて、北へ北へと進む夜汽車が浮かぶ。
【人】35  案山子か廃人それとも俳人か
      俳人は見る者、観察する者で案山子もただただ見る存在、「人に非ず」とは廃人であり俳人の謂いあり、また徘徊者こそ俳諧を担う者、ということか。

139
順子 2026/09/17 (木) 20:32:45 ad62e@2d593

6句選
ですが本当に甲乙付け難しでした

【天】 2  存在論の隙間奏でぬ秋の虫

【地】 14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌

【人】 21 人に午後秋愁といふチェロソナタ

【人】 30  秋めくや一炊の夢見ぬままに

【人】 33  稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ

【地】 37 星月夜からりと天窓開けにゆく

 

138
まり 2026/09/17 (木) 19:47:41

 🍇 ここ涼しい日が続き楽でしたが、
今日は暑かった。「秋暑し」という季語を思い出した。
以下、私の六句選です。よろしく。

  
13   風吹けば戦の匂ひ砂糖黍 地◯ざわわざわわ昔海の向こうから戦がやってきたの歌詞を思い出した。
  
24   生国は琴座セイタカアワダチソウ 人◯「生国は琴座」に一票。  

26   またや見ん世にあるわれの今朝の秋 人◯我等こういうお年頃になりました。

27   シュート外れ終わりし夏の恋ひとつ 人◯お若いのう、、

31 月光の電話ボックス海に向き 天◯幻想と現実の境目にあるような景。

40   遠くからひきづつてくる思ひ草  地◯「思ひ草」が効いた。

137
久保隆 2026/09/17 (木) 19:09:14

今回も、わたしは8句選としました。
【天】は、1句、【地】は3句、【人】を4句としました。

【人】4  邯鄲の声を纏ひて夢まくら
“邯鄲の声”に誘われて戴きました。

【人】9  廃屋の月光まみれの砂糖壺
“月光まみれ”は、凄い。驚いてしまう。

【天】16 流星や少年の掌に金平糖
なにか、いいようのないメルヘンに惹かれてしまった。

【地】17 妹と並んで弾いたね秋のオルガン
情景が、直ぐに浮かんできそうだ。

【地】29 コスモスや心に深い沼がある
“深い沼”が様座なことを喚起する。

【地】31 月光の電話ボックス海に向き
“月光”から“電話ボックス”、そして、“海”へと
視線は誘導されていく心地よさ。

【人】33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
“夜汽車”には、やはりロマンがある。

【人】37 星月夜からりと天窓開けにゆく
誰が、天窓を開けにゆくのだろうか。

136
月犬 2026/09/17 (木) 15:59:10

2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫【地】
う〜む、存在論にモヤモヤしてくるが、そこがいい。 

13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍【人】
オキナワはいつもヤマトに裏切られ戦地となり蹂躙される。  

22 編み笠と三味と胡弓や風の盆【人】
阿波踊りが嫌いなワタシだが、風の盆の哀愁は好き。  

31 月光の電話ボックス海に向き【天】
この光景、どこかにありそうな気がする。夢の中かもしれない。月と海と電話ボックス。主張の強いものが3つも並ぶとうるさいはずなのに、この静けさは貴重。

  
35 案山子か廃人それとも俳人か【人】
徘徊老人かと。   

40 遠くからひきづつてくる思ひ草【地】
思い草は見たことがありません。写真で見ましたが可憐な花ですね。

135
万# 2026/09/17 (木) 08:27:28

二番乗りです!
9 (地)   廃屋の月光まみれの砂糖壺   幻想的でいいなぁ。その砂糖壺には何が入っているのやら。

13 (人)  風吹けば戦の匂ひ砂糖黍  ざわわーざわわーと畑の黍は泣くのです。戦争がそこまでやってきているのです

15 (人) 無神論侃侃諤諤無糖珈琲    思わず笑ってしまいました!最後の無糖珈琲にやられました。

31 (地)  月光の電話ボックス海に向き  この句も幻想的でちょっと怖くて哀しい。そこがいいのです。

33 (人)   稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ  「夜汽車」が懐かしい響き。寂しい帰郷なのです。

40 (天) 遠くからひきづつてくる思ひ草  「遠くからひきづつてくる」が秀逸。鬱の日の「思ひ」

134
水天 2026/09/17 (木) 08:05:20

260917水天妄選

あ! 一番乗り?

人1     露舐める老いて失意の蟷螂よ   
――オスを喰った後のメスのようにも
地14   砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌   
――糸瓜忌の紅茶に消ゆる角砂糖 秋元不死男 を踏まえたか?
天16   流星や少年の掌に金平糖   
――とんだ星を見事キャッチ。南蛮菓子!
人33   稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ   
――ああ上野駅、帰りなんいざ……
人37   星月夜からりと天窓開けにゆく  
――願わくばからりとした星月夜が見たい
地39   悲しい日細い月うたう八木重吉   
――素朴な琴ならぬ素朴な三日月か?

133
皆川燈 2026/09/16 (水) 07:45:21 修正

みなさま
涼しい朝です。9月の夢殻句会をはじめます。出題は万さん。8名40句が集まりました。天地人方式でいきます。天(3点)1句、地(2点)2句、人(1点)計6句を選んでください。選句締切は17日22時。掲示板に直接書き込んでください。清記にミスがありましたらご一報願います。   燈

【秋の虫】
1     露舐める老いて失意の蟷螂よ   
2     存在論の隙間奏でぬ秋の虫   
3     赤とんぼだからとんぼ返りも赤   
4     邯鄲の声を纏ひて夢まくら   
5     今宵また母がつれくるちちろ虫   
6     ひつそりと世にある我と螽斯   
7     とんぼ追うズボンの裾をたくし上げ   
8     アキアカネ群れ飛ぶ夕暮へかへらん   

【糖】
9    廃屋の月光まみれの砂糖壺   
10   秋の日の毀れそうなる砂糖菓子   
11   妣は食む糖度幽けき無花果を   
12   さらさらと砂糖かけたし金木犀   
13   風吹けば戦の匂ひ砂糖黍   
14   砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌   
15   無神論侃侃諤諤無糖珈琲   
16   流星や少年の掌に金平糖   

【楽器】
17   妹と並んで弾いたね秋のオルガン   
18   ヴィオロンのトレモロかなでよ秋の水   
19   鎮魂のチェロや九月十一日   
20   水のごと秋は来にけりチェロ鳴れば   
21   人に午後秋愁といふチェロソナタ   
22   編み笠と三味と胡弓や風の盆   
23   鳴りくるは誰が弔鐘か秋の虹   
24   生国は琴座セイタカアワダチソウ   

【雑詠】
25   ぐんにゃりと夏バテ我とマヨネーズ   
26   またや見ん世にあるわれの今朝の秋   
27   シュート外れ終わりし夏の恋ひとつ   
28   人か枯れ葉か落ちに落ちてあの日は    
29   コスモスや心に深い沼がある   
30   秋めくや一炊の夢見ぬままに   
31   月光の電話ボックス海に向き   
32   誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇   
33   稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ   
34   盗人萩監視社会の外側に   
35   案山子か廃人それとも俳人か   
36   夜鴉の闇を塗りたる無月かな   
37   星月夜からりと天窓開けにゆく  
38   割かば咲くいちどきに無花果の花序   
39   悲しい日細い月うたう八木重吉   
40   遠くからひきづつてくる思ひ草   

132
皆川燈 2026/09/01 (火) 12:20:30

万さん 出題ありがとうございます
 
みなさま 投句締切は9月15日24時です
燈の個人メールまで よろしくお願いいたします ご投句お待ちしてまーす   燈

131
万# 2026/08/28 (金) 20:28:37

暑い暑いと言っていたら、もう9月なんですね。やっぱり暑いけれど。
9月のお題です。

1・  秋の虫のいっさい

2・  「糖」という漢字を使って

3・  「楽器」を詠みこんで

あとは自由2句です。よろしくお願いいたします。

130
万# 2026/08/19 (水) 22:33:57

水天さま
なるほど、ところてんを一本箸で食べる習慣があったのですね!
びっくりです。やってみたくなりました。
なかなか粋な食べ方かも。

129
水天 2026/08/19 (水) 11:29:03

万様

ところてん 一本箸

これで検索してみてください。
諸説が出てきて面白いですよ。

128
皆川燈 2026/08/18 (火) 06:42:31 >> 127

来月の出題は、万さんです。
今月中に掲示板に書き込んでください。
よろしくお願いいたします。      燈★

127
皆川燈 2026/08/18 (火) 06:38:19 修正

皆様
おはようございます。今月は燈の12点句 31 そののちも螢訪ひくる父の部屋 燈(月犬【地】、万【天】、水天【人】、順子【地】、まり【人】、獨鬼【天】)12 がトップでした。ありがとう!! つづくは獨鬼さんの9点句、26  ここに居ぬ人が主役や盆ごころ 獨鬼(月犬【人】、水天【地】、順子【天】、まり【人】、MM【地】)9 月犬さんの8点句2句が追いかけました。どうぞじっくりごらんください。今月も月犬さんが集計を手伝ってくれました。感謝。まとめにミスがありましたら、ご一報ください。  燈

【心太】
1  推し活のこころ忙しき心太   獨鬼(隆【人】)1   
2  心太こどもの頃から苦手だった   順子  
3  心太はたりはたりと夢の中   MM(隆【人】、獨鬼【人】)2   
4  一本の箸で吻(す)くふやところてん   水天(万【地】)2   
5  しみじみとなにも残さぬ心太   万(水天【地】、MM【人】、獨鬼【人】)4   
6  心太突き(てんつき)は父の工作第一号   燈   
7  人生は曲がりくねつてところてん   まり(月犬【人】)1   
8  心太すすれど父に海遠し   月犬  

【青の漢字】
9   紺碧のコンペイ糖売る夏祭り   万  
10    ハモニカに映る青空敗戦忌   月犬(万【人】、水天【人】、まり【地】、隆【天】、燈【人】)8   
11    銀漢めざす紺碧のすべり台   燈  
12    病めば濃き生の匂ひや青りんご   まり(月犬【地】、燈【天】)5  
13    その青のこころもとなし走り蕎麦   水天  
14    月蒼く照らし出されしハズレくじ   獨鬼(順子【人】)1   
15    そうだそうだうなずき合い青蜥蜴   MM  
16    竜の髭碧色の実と聞きしかど  順子  

【病】
17    夏の風邪極楽浄土あと一歩   MM(月犬【人】、万【人】、順子【人】、まり【地】、獨鬼【地】)7   
18    病葉が音なく落ちて人と逢う   順子(月犬【地】)2   
19    病葉を褥に顕信永遠に生き   まり(水天【人】)1   
20    鬱を病む宝石商に夏の闇   月犬(順子【地】)2   
21    秋の夜の神経衰弱がおおづめ   燈   
22    鶴を折る少女蝕むピカの影   獨鬼(MM【人】)1   
23    老人や脊柱管にスコールが   万   
24    友見舞ひ祭の山車に出つくわす   水天   

【雑詠】
25    降りそそぐ観念の中ほたる飛ぶ   順子(隆【地】)2   
26    ここに居ぬ人が主役や盆ごころ   獨鬼(月犬【人】、水天【地】、順子【天】、まり【人】、MM【地】)9   
27    らむねだま昨日へ明日へからころり   燈(万【地】、まり【人】、隆【地】、MM【人】、獨鬼【人】)7   
28    夏だから冷えた戦争なつかしむ   MM  
29    耳すませば吃音もをり蝉時雨   まり(MM【地】)2   
30    啞蟬の鳴きつのる夜や闇厚し   獨鬼(燈【人】)1   
31    そののちも螢訪ひくる父の部屋   燈(月犬【地】、万【天】、水天【人】、順子【地】、まり【人】、獨鬼【天】)12   
32    原爆忌真白き髪で川わたる   万(MM【天】)3   
33    キチキチノ四方ニキチキチ墓ノ前   水天   
34    あ、あ、蟻、の、た、隊列、、く、ずれ、ゆく   月犬(水天【天】、まり【天】、燈【地】)8
35    ピョンと跳ね死後へ案内ミチオシエ   まり(月犬【人】)1   
36    夏草生え父母の墓覆いしか   万(隆【人】)1   
37    空耳のやうにかすかな滝の音   月犬(万【人】)1   
38    八月のつくづく月の見つからぬ   水天(獨鬼【地】)2   
39    目覚めれば夏いくさの真只中   MM(順子【人】、隆【人】、燈【地】)4  
40    蛇行する川のほとりの麦わら帽子   順子(隆【地】、燈【人】)3

126
獨鬼 2026/08/17 (月) 22:05:23

いま秋田に帰省中で、PCがなくて上手く感想が書けるか怪しいのですが、どうぞご容赦下さい。

(人)3 心太はたりはたりと夢の中
   はたりはたりの響きが快い

(人)5 しみじみとなにも残さぬ心太
 なにも残さぬ、がいい

(地)17 夏の風邪極楽浄土あと一歩
 確かにあと一歩まで迫りました

(人)27 らむねまだ昨日へ明日へからころり
 からころり、ラムネの音ですね
(天)31 そののちも螢訪ひくる父の部屋
 「父」、まだやり残したことがあるとみた

(地)38 八月のつくづく月の見つからぬ
 月はいずこへいったやら

125
皆川燈 2026/08/17 (月) 22:00:11 修正

燈の6句選です。

人10 ハモニカに映る青空敗戦忌
   わが父は少年の頃からハモニカを吹いていたらしくとても上手だった。母は晩年ハモニカ教室に通ってまし  
   た。ハモニカは郷愁の楽器です。
天12 病めば青き生の匂ひや青りんご
   病んで病床にいるとき、青りんごの匂いの鮮烈さ、つまり、生のかけがえのなさが初めてわかるのかもしれ   
   ません。青りんごが子どもの頃、大好きでした。
人30 唖蝉の鳴きつのる夜や闇深し
   「唖蝉」とくれば、重信の「この夢如何に青き唖蝉と日本海」を思い出さずにはいられません。「唖蝉が鳴  
   きつのる」には脱帽です。
地34 あ、あ、蟻、の、た、隊列、く、ずれ、ゆく
   なんといっても、この表記のチャレンジに一票です。俳句はいろんな可能性を秘めて存在している詩型であ  
   ることを忘れたくないですね。
地40 目覚めれば夏いくさの真只中
   まさかの事態があっけなく現実となり、暗澹とするばかりの今日この頃です。この句は私たちの恐ろしいこ
   の夏を描いていると思います。
人40 蛇行する川のほとりの麦わら帽子
   幼い頃、家族で川遊びに出かけたことを思い出しました。蛇行する川の淵で父は泳ぎました。母はその父を  
   見つめていたような。なぜか寺山修司の「わが夏帽どこまで転べども故郷」を思い出しました。

124

(人)5 しみしみとなにも残さぬ心太
「しみしみ」と「なにも残さぬ」との組み合わせが面白い

(人)22 鶴を折る少女蝕むピカの影
原爆は人類の脅威だけでなく、特に小さな体を「蝕む」病いをもたらしたことを思い出したい八月

(地)26 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ
やはり死者は主役、ですね。

(人)27 らむねだま昨日へ明日へからころり
「からころり」は「らむねだま」にぴったり

(地)29 耳すませば吃音もをり蝉時雨
吃音の蟬… 聞いたことはないが、それは耳をすましていないからかもしれない。

(天)32 原爆忌真白き髪で川わたる
原爆が落ちた後、広島の川は身体(死者も死にかけている人も)で埋め尽くされていたという。だから「原爆忌」と「川」を出せば、その風景が蘇る。「真白き髪」の人は幻?山姥?リアルで幻想的な句。

123
久保隆 2026/08/17 (月) 19:07:32

【選句と感想】
………久保 隆・8句選
今回も、わたしは8句選としました。【天】は、1句、
【地】は3句、【人】を4句としました。

【人】1 推し活のこころ忙しき心太
“推し活”が、不思議な響きで、心太を撃つ。

【人】3  心太はたりはたりと夢の中
“はたりはたり”の響きが沁みる。

【天】10  ハモニカに映る青空敗戦忌
終戦の日と呼ぶ風潮が漂っている。何を勘違いしているのかと
言いたくなってくる。終戦ではなく敗戦だろうと、叫びたくなる。

【地】25  降りそそぐ観念の中ほたる飛ぶ
“観念の中”は、深い。果たして、ほたるは迷わないだろうか。

【地】27  らむねだま昨日へ明日へからころり
“らむねだま”と、“からころり”の浮遊感がいい。

【人】36  夏草生え父母の墓覆いしか
“父母の墓”は、わたしにとって遠い彼方を浮遊している。

【人】39  目覚めれば夏いくさの真只中
“夏いくさ”が、浮遊していくイメージがいい。

【地】40  蛇行する川のほとりの麦わら帽子
“蛇行する川”にイメージが注がれていく。

122
まり 2026/08/17 (月) 16:56:22

🍇 残暑お見舞い申し上げます 🍇

八月もあと二週間でさらばじや、、
とにもかくにも皆さま、ご自愛のほどを、、

以下、私の選です。よろしく。  

  
10 ハモニカに映る青空敗戦忌 地◯うまいね。せつなさを絵画的にも音でも表現している。

17  夏の風邪極楽浄土あと一歩 地◯最後はそんなふうに逝きたい。

  
26  ここに居ぬ人が主役や盆ごころ 人◯言われてみれば納得。

27  らむねだま昨日へ明日へからころり 人◯いまここ、郷愁の表出。  

  
31  そののちも螢訪ひくる父の部屋 人◯仄暗い父の部屋を彷彿とさせる。

34    あ、あ、蟻、の、た、隊列、、く、ずれ、ゆく 天◯読点がとても効果的。

 

121
順子 2026/08/17 (月) 15:06:49

このところ涼しい朝が続いていますがまた暑さが戻るのでしょうか。

14 人 月蒼く照らし出されしハズレくじ
   ハズレくじの唐突さは何を意味する

17 人 夏の風邪極楽浄土あと一歩
   夏風邪は本当に辛いもの

20 地 うつを病む宝石商に夏の闇
   うつの宝石商が効いている

26 天 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ
   お盆は全くその通りです主役はどこ

31 地 そののちも螢訪ひくる父の部屋
   父は螢になったのでしょうか

39 人 目覚めれば夏いくさの真っ只中
   今も世界中で戦争は続いています

120
水天 2026/08/17 (月) 10:46:45

水天妄選

おはようございます。
このところ朝夕はエアコンなしで過ごせてありがたい。

地5  しみじみとなにも残さぬ心太   
――涼味すらも余さずすすり込み
人10    ハモニカに映る青空敗戦忌   
――小沢変哲の「ハーモニカブルース」思い出す
人19    病葉を褥に顕信永遠に生き   
――病葉・顕信・永遠――揃い踏み
地26    ここに居ぬ人が主役や盆ごころ   
――おもてなしの心というのを忘れぬための
人31    そののちも螢訪ひくる父の部屋   
――沖縄のわらべ歌の火垂るは「じんじん」という
天34    あ、あ、蟻、の、た、隊列、、く、ずれ、ゆく
――、、、、アリアリたるリアリズム、、、、‼

119
万# 2026/08/16 (日) 16:18:13

昨日は敗戦日でしたね。首相の言葉にはいつもがっかりです。
朝のニュース番組で、加藤登紀子さんが北方領土問題に触れ、「私たちが欲しいのは領土ではなくて平和です」と
言っていたことが印象的でした。何があっても戦争だけはごめんです。

4 【地】 一本の箸で吻(す)くふやところてん  こんなに器用にところてんを食する人。ぜひ見てみたいです。

10 【人】   ハモニカに映る青空敗戦忌       ノスタルジックでいいな。その頃はまだまだ希望がありましたよね。

17 【人】   夏の風邪極楽浄土あと一歩      夏風邪をこじらせると大変です。でも極楽へ行けるのならいいかな。

27 【地】   らむねだま昨日へ明日へからころり   らむねだまを転がしながらの回想。「からころり」の響きが明るくて救われます。

31 【天】   そののちも螢訪ひくる父の部屋    お父さんは螢と仲良しだったのかな。お父さんは居なくなってもその
部屋があるかぎり螢はやってくるのです。なんだか嬉しくなります。

37 【人】   空耳のやうにかすかな滝の音    近くに滝があるのでしょうか。それとも、これは耳鳴りなのでしょうか。慣れてしまうと耳鳴りもそう悪いものではないかも。

118
月犬 2026/08/16 (日) 15:05:24

季節柄か死にまつわる句が多かったような気がします。

【天】なしの【地】3句とさせていただきました。

7  人生は曲がりくねつてところてん 【人】
落ち着く先はところてん、心を太く持ちませう。    

12  病めば濃き生の匂ひや青りんご 【地】
病者にはその濃い生の匂いが鬱陶しくもあり。

17  夏の風邪極楽浄土あと一歩 【人】
高齢者はたかが夏風邪とあなどってはなりません。極楽ならよろしいが、地獄かも知れんと心配するワタシ。

18 病葉が音なく落ちて人と逢う 【地】  
その人はたぶん生者ではないですね。  

26 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ 【人】  
たしかにお盆の主役は死者。

31 そののちも螢訪ひくる父の部屋 【地】
そののちとは死後のことですね。美しくも悲哀感が漂います。  

35 ピョンと跳ね死後へ案内ミチオシエ 【人】
だからミチオシエに付いて行っちゃあダメって言ったでしょうが!

117
皆川燈 2026/08/16 (日) 10:39:18

2026.8月の夢殻句会はじめます。

みなさま お待たせしました。今月はまりさんの出題で8名、40句が集まりました。
天地人方式でいきます。天(3点)1句、地(2点)2句、人(1点)3句、計6句を選んでください。選句選評の締切は8月17日22時です。掲示板に直接書き込んでください。清記にミスがありましたら、ご一報ください。   燈

【心太】
1  推し活のこころ忙しき心太   
2  心太こどもの頃から苦手だった   
3  心太はたりはたりと夢の中   
4  一本の箸で吻(す)くふやところてん   
5  しみじみとなにも残さぬ心太   
6  心太突き(てんつき)は父の工作第一号   
7  人生は曲がりくねつてところてん   
8  心太すすれど父に海遠し   

【青の漢字】
9   紺碧のコンペイ糖売る夏祭り   
10    ハモニカに映る青空敗戦忌   
11    銀漢めざす紺碧のすべり台   
12    病めば濃き生の匂ひや青りんご   
13    その青のこころもとなし走り蕎麦   
14    月蒼く照らし出されしハズレくじ   
15    そうだそうだうなずき合い青蜥蜴   
16    竜の髭碧色の実と聞きしかど   

【病】
17    夏の風邪極楽浄土あと一歩   
18    病葉が音なく落ちて人と逢う   
19    病葉を褥に顕信永遠に生き   
20    鬱を病む宝石商に夏の闇   
21    秋の夜の神経衰弱がおおづめ   
22    鶴を折る少女蝕むピカの影   
23    老人や脊柱管にスコールが   
24    友見舞ひ祭の山車に出つくわす   

【雑詠】
25    降りそそぐ観念の中ほたる飛ぶ   
26    ここに居ぬ人が主役や盆ごころ   
27    らむねだま昨日へ明日へからころり   
28    夏だから冷えた戦争なつかしむ   
29    耳すませば吃音もをり蝉時雨   
30    啞蟬の鳴きつのる夜や闇厚し   
31    そののちも螢訪ひくる父の部屋   
32    原爆忌真白き髪で川わたる   
33    キチキチノ四方ニキチキチ墓ノ前   
34    あ、あ、蟻、の、た、隊列、、く、ずれ、ゆく
35    ピョンと跳ね死後へ案内ミチオシエ   
36    夏草生え父母の墓覆いしか   
37    空耳のやうにかすかな滝の音   
38    八月のつくづく月の見つからぬ   
39    目覚めれば夏いくさの真只中   
40    蛇行する川のほとりの麦わら帽子   

116
皆川燈 2026/08/11 (火) 09:53:51

まりさま

出題していただいていたのに、お返事もせずにごめんなさい。
なかなか難しいお題で、うなってます。

みなさまには掲示板をご覧のことと思います。
出句締切は 8月15日24時
燈の個人メールまで上記5句をお送りください。
ご参加、お待ちしています。

燈★

115
まり 2026/07/31 (金) 12:47:09

1.季語 心太(ところてん)

2.漢字 青 蒼 紺 碧 藍のいずれかを使って

3.病に関する事柄を入れて詠んでください。
他二句は、自由。
よろしくお願いします。

112
皆川燈 2026/07/18 (土) 06:15:55

8月の出題は、まりさんです。
月末に書き込みをよろしくお願いいたします。  ー燈ー

111
皆川燈 2026/07/18 (土) 06:14:28

2026年7月の夢殻句会、結果発表!
今月は燈の8点句と月犬さんの7点句が競り合いました(笑)
 12 白詰草の煙る野原にゐて飽かず  燈(万【地】、月犬【人】、順子【天】、まり【地】)8   
 14 昼顔は煙のごとし廃炉跡   月犬(万【天】、隆【人】、燈【天】)7 
みなさんの選評、それぞれに面白いですね。どうぞ、じっくりお読みください。
今月も集計を月犬さんが手伝ってくれました。感謝!      ー燈ー

【夏の雨】
1 喜雨ならば浴びてみたしや鶴を折る   獨鬼(水天【人】)1   
2 千年ののちの廃墟に白雨かな   月犬(水天【人】、隆【地】、まり【人】)4   
3 Tシャツのエロス滲みぬ夏の雨   まり(万【地】、順子【地】、獨鬼【人】)5   
4 夕立やしみじみ流れる乙女の祈り   万   
5 驟雨過ぎ心ぽつねんと切なくて   順子(獨鬼【人】、隆【人】)2   
6 青時雨一雨たちまちしだらでん   水天   
7 ででぽつぽう空にとけゆく夕立あと   燈(水天【天】)3   

【煙】
8 市売りのほおづき点る煙雨かな   水天(燈【地】)2 
9 古ぼけし内なる煙消せぬ夏   順子   
10 まどろめば煙突の上に夏の少年   万(水天【地】、隆【天】)5   
11 煙なく噂も立たぬ祭髪   獨鬼(月犬【人】)1   
12 白詰草の煙る野原にゐて飽かず   燈(万【地】、月犬【人】、順子【天】、まり【地】)8   
13 悪友来扇子で煙(ケム)に巻く話   まり   
14 昼顔は煙のごとし廃炉跡   月犬(万【天】、隆【人】、燈【天】)7   

【美輪明宏】
15 ヨイトマケ知らぬ少女に夏が来る   順子(獨鬼【地】、隆【地】)4   
16 地階よりメケメケ聞こゆ巴里祭   獨鬼(水天【地】、まり【人】)3   
17 冥界のひとひはなやか夏帽子   燈(万【人】)1   
18 霊だとか前世だとか蓮開く   月犬(燈【人】)1   
19 ヨイトマケ昭和の夏は遠くなり   まり  
20 薔薇園のマリアの彼は愛唄う   万   
21 銀巴里へしづしづ降臨巴里祭   水天(順子【地】、獨鬼【天】)5   

【雑詠】
22 やまももの香り深々母ねむる   万(まり【天】)3   
23 雨ふれば渡しも休む天の川   獨鬼(まり【人】)1   
24 黒猫刺青(タトゥー)の金目冷房車   水天   
25 ときに夏蝶となる叔母老いも良し   まり(万【人】、月犬【地】)3   
26 夕菅すつくと転生の曲がり角   燈 
27 麦笛の少年ひとり帰らざる   月犬(万【人】、水天【人】、順子【人】)3   
28 アラフォーの悩みつぎつぎ百日草   まり(順子【人】)1   
29 幽明のくるぶしひかる青時雨   燈(月犬【天】)3   
30 われはまだ眼閉ぢゐて秋どなり   獨鬼(隆【人】)1   
31 疫病の小説読みて髪洗う   万(月犬【地】、燈【人】)3   
32 あぢさゐを水菊(スグク)といひしとなり人   水天(獨鬼【人】、燈【地】)3   
33 屈託なき修司の顔は夏の頃   順子(月犬【人】、隆【地】、燈【人】)4   
34 蝙蝠の眠りに死者も夢をみる   月犬(順子【人】、隆【人】)2   
35 自画像のいびつの中の白日傘   順子(獨鬼【地】、まり【地】)4 

110
皆川燈 2026/07/17 (金) 21:29:51

燈の六句選です。

地8  市売りのほおづき点る煙雨かな
  永井荷風や久保田万太郎のような大人(たいじん)の風格が漂う。

天14 昼顔は煙のごとし廃炉跡
  廃炉の立つ海岸べりの砂地、海風に揺れる昼顔が見える。

人18 霊だとか前世だとか蓮開く
  実は私は美輪明宏の霊力を疑わないが、「……だとか」といなし「蓮開く」を配して
  茶化す作者のセンスに一票。

人31 疫病の小説読みて髪洗う
  「疫病」に「髪洗う」とは、病がうつりそうで怖い句。

地32 あぢさゐを水菊(スグク)といひしとなり人
  水菊(スグク)の漢字に心惹かれます。読みに遙かな思いに誘われます

人33 屈託なき修司の顔は夏の頃
   若い修司の写真はたしかに「夏」といえるかもしれない。

109
まり 2026/07/17 (金) 20:43:52

  🍧猛暑お見舞い申し上げます🍧 

 夕刻にノーメイクandワンマイルルックで出かけたら知り合いにバッタリ。
でお茶して次の飲み会の約束して帰ってきました。
ボケないように熱中症には気をつけて過ごしましょうネ。
下記が私の選句です。よろしく。

人2 千年ののちの廃墟に白雨かな  ◯地球の未來を想わせる。
  

  
地12 白詰草の煙る野原にゐて飽かず  ◯哲学的少女。 

  
人16 地階よりメケメケ聞こゆ巴里祭  ◯テーマにそってリズム感がよく詠めている。

天22 やまももの香り深々母ねむる ◯香りの形容として「深々」が優れている。これは母眠る墓にもかかっていて巧みな句だ。

人23 雨ふれば渡しも休む天の川  ◯七夕の日に雨だったので一年に一度の逢瀬に必要な渡しも休みだという発想が面白い。

  
地35  自画像のいびつの中の白日傘  ◯「自画像のいびつ」というリアリズムに白日傘のロマンがいい。

108
久保隆 2026/07/17 (金) 19:36:05

【選句と感想】
………久保 隆・8句選(26.7.17・7:35PM)
今回も、わたしは8句選としました。【天】は、1句、【地】は3句、【人】を4句としました。

【地】2 千年ののちの廃墟に白雨かな
“千年ののちの廃墟”が辛い。

【人】5   驟雨過ぎ心ぽつねんと切なくて
確かに、“切ない”と思う。

【天】10  まどろめば煙突の上に夏の少年
“煙突の上に夏の少年”というイメージに、心うたれた。

【人】14  昼顔は煙のごとし廃炉跡
廃炉跡が、煙のようだと捉えるのが辛い。

【地】15  ヨイトマケ知らぬ少女に夏が来る
美輪明宏というのであれば、やはり、“ヨイトマケ”だ。二句あったが、やはり、少女の方を選んだ。

【人】30  われはまだ眼閉ぢゐて秋どなり
“われはまだ”と入っていく視線に驚いた。

【地】33  屈託なき修司の顔は夏の頃
寺山修司の顔を、“屈託なき”と描出する作者の潔さに感嘆した。

【人】34  蝙蝠の眠りに死者も夢をみる
蝙蝠と死者を往来していく視線に驚いた。

107
獨鬼 2026/07/17 (金) 17:24:56

獨鬼選です

今回はいつもにまして佳句が多く(拙句を除いて)、選句に迷いました。

【人】3. Tシャツのエロス滲みぬ夏の雨
   「Tシャツのエロス」とは、ズバリ言い切りましたね
【人】5. 驟雨過ぎ心ぽつねんと切なくて
   驟雨の過ぎ去った窓辺の心のありようが見える
【地】15.ヨイトマケ知らぬ少女に夏が来る
   19番と迷ったが、「知らぬ少女」に昭和の遠さを感じさせられた
【天】21.銀巴里へしづしづ降臨巴里祭
   銀巴里の階段を降りて、チケットがわりに水割りを一杯注文。
   あの階段は非日常へ降りて行く時間であり、そのわくわく感を思い出した。
【人】32.あぢさゐを水菊(スグク)といひしとなり人
   学生時代に在日韓国人学生の後輩がいた。
   久しぶりに彼と再会したような気持ちになった
【地】35.自画像のいびつの中の白日傘
   「いびつ」と「白日傘」の合わせることで「自画像」の印象を強くした

106
順子 2026/07/17 (金) 16:30:10

21番 降臨巴里祭です

105
順子 2026/07/17 (金) 15:53:08

選句しました

3 【地】Tシャツのエロス滲みぬ夏の雨
    夏の雨に濡れたTシヤツがエロス
    とは想像力の賜物

12【天】 白詰草の煙る野原にゐて飽かず
    こんなふうな景色を見てみたい

21【地】 銀巴里へしづしづ降祭  
    かつて銀座の銀巴里は私の憧れでした

27【人】  麦笛の少年ひとり帰らざる
    少年の行方は謎のまま

28 【人】 アラフォーの悩みつぎつぎ百日草   アラフォーの悩みは尽きないもの
   
34 【人】 蝙蝠の眠りに死者も夢をみる
    蝙蝠は死者のそばにいるのでしょうか